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米ニューヨークのアップルストアに掲げられたロゴ〔AFPBB News〕
アップルの自動車開発、計画を見直しか? 「独自性打ち出せない問題に直面」との報道
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47872
2016.9.13 小久保 重信 JBpress
米アップルが電気自動車(EV)の開発を進めていることは、これまで幾度となく報じられてきた。
しかし、米ニューヨーク・タイムズや米ウォールストリート・ジャーナルなどの最新の報道によると、同社はここ最近、このプロジェクトについて、障壁に突き当たっているという。
■プロジェクトの人員、数十人を削減
同社はこのプロジェクトのいくつかの分野で活動を停止しており、それに伴い人員を数十人削減した。
アップルの社員はこれについて、「プロジェクトを“再起動”するため」との説明を受けているという。ただしウォールストリート・ジャーナルによると、それがどの分野であるかは分かっていない。
アップルには「Titan(タイタン)」と呼ばれるEV開発のプロジェクトがあると言われている。
ニューヨーク・タイムズによると、このTitanプロジェクトが本格的に始まったのは今から2年前。その後同社は専門家を雇い入れたり、社内の他の部署から人員を集めたりして、プロジェクトは1000人規模の組織に拡大した。
だがこうしてプロジェクトが進行する中、アップルは多くの問題に直面したという。ここ最近は、この分野におけるアップルの独自性について担当者が答えを見い出せなくなっていたと同紙は伝えている。
■「Titan」を巡る様々な報道
アップルは正式な新製品発表以外は、一切発表を行わない秘密主義の企業として知られている。しかし、同社のTitanプロジェクトについては、その詳細が様々に報じられている。
例えば、昨年は、Titanプロジェクトにはすでに数百人の従業員がおり、それを率いる3人の重要人物がいると伝えられた。
そのうちの1人は、元米フォード・モーターのエンジニアで、iPodやiPhoneの開発チームの主導に携わったスティーブ・ザデスキー氏。タイタン・プロジェクトは同氏が率いていると言われていた。
しかし、同氏は今年、個人的な理由からアップルを退社した。そして今年7月、ザデスキー氏の後任に、かつてアップルでハードウエアエンジニアリング部門を率いていたボブ・マンズフィールド氏が任命されたと伝えられた。
また今年7月下旬には、米ブルームバーグが、アップルのTitanプロジェクトはその最優先事項として、EVそのものではなく、自律走行システムの開発へシフトしているとも伝えている。
今回の報道によると、同社はバッテリーやコンピュータビジョン(視覚情報処理技術)の専門家を雇い入れたり、社内の他の部署から人員を集めたりして、プロジェクトの規模を拡大させてきた。
同社には完全自律走行の実験車両が多数あり、一般の立ち入りが禁止されている場所で走行試験を行っているという。
■自動車大手やテクノロジー企業が続々
そうした中、この分野では数多くのライバルが研究開発を行っており、すでに競争が激化している。
米グーグルの親会社、アルファベットは何年も自動運転車の実験を行っており、150万マイル(約240万キロメートル)に上る走行実験データを持っている。また同社と欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は今年5月、両社が自動運転車の分野で提携すると発表した。
EVのベンチャー企業、米テスラモーターズは、カメラやレーダー、センサーを使ってハンドル操作や速度調整を行う「オートパイロット」機能を搭載したEVを販売しており、完全自立走行の実現に向けて開発を進めている。
アプリを使った配車サービスを手がける米ウーバーテクノロジーズは8月、自動運転機能を備えるタクシーサービスの実験をペンシルベニア州ピッツバーグで始めると発表。
このウーバーテクノロジーズとグーグル、米フォードモーター、スウェーデンのボルボカーズなど5社は今年5月、自動運転車の実用化を目指す企業連合を設立している。
ウォールストリート・ジャーナルによると、このうちフォードは5年以内に、ハンドルやペダル類を備えない完全自律走行車の市場投入を目指している。
このほか先頃、ドイツBMWと、半導体大手の米インテル、衝突防止技術を手がけるオランダのモービルアイ(Mobileye)が提携を発表。3社は幹線道路だけでなく市街地も完全自律走行可能な技術を開発し、2021年までにそれらの技術を量産車に導入したいと考えている。
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