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銀行の6割、利ざや縮小 28年3月期 超低金利の影響あらわ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160912-00000560-san-bus_all
産経新聞 9月12日(月)21時23分配信
東京商工リサーチは12日、国内の銀行114行のうち約6割で、平成28年3月期決算の総資金利ざやが縮小したと発表した。日銀の黒田東彦総裁は「マイナス金利の深掘りも『量』の拡大も、まだ十分可能だ」と追加金融緩和を辞さない構えだが、金融機関の収益に与える影響は顕著だ。日銀は20、21日の金融政策決定会合で、ギリギリの判断を迫られそうだ。
同社によると、114行の資金運用利回りから資金調達コストを差し引いた「総資金利ざや」の28年3月期の中央値は0.17%と前年から横ばいだった。
ただ、63行では総資金利ざやが縮小した。銀行別では福島銀行(0.24ポイント縮小)▽西京銀行(0.15ポイント縮小)▽福井銀行と大東銀行(0.11ポイント縮小)−の順で縮小幅が大きかった。利ざやが拡大したのは、佐賀銀行や西日本シティ銀行など39行にとどまった。
総資金利ざやがマイナスとなる「逆ざや」の銀行は前年よりも1行増え、12行だった。大手行では3行▽第1地方銀行は6行▽第2地銀は3行−が逆ざやとなり、超低金利に苦しむ銀行の姿が浮き彫りになった。
ただ、今回の調査では、日銀が2月に導入したマイナス金利政策の影響はほとんど反映されていない。マイナス金利が定着する今期の金融機関の業績は、一段と厳しくなる恐れが強い。
金融庁は3メガ銀行の今期業績について「マイナス金利で3千億円程度の減益要因になる」と試算した。金融業界はそろってマイナス金利に反発しており、日銀首脳の発言にも配慮する姿勢が垣間見える。
一方、今後の金融政策について黒田総裁は「日本経済全体にとってベネフィット(恩恵)が上回るのであれば、追加緩和を躊躇するべきではない」と述べた。マイナス金利の費用対効果をどう見るのか。日銀の次回会合での議論を市場は注目している。(米沢文)
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