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「負けてたまるか」の稲盛哲学 『燃える闘魂』タイでブームに
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2016/09/18/post-1103.html
サンデー毎日 2016年9月18日号
京セラ、KDDIを創業し、破綻した日本航空を再建した"経営の神様"で、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏(84)。その経営哲学がタイで人気を呼んでいる。
2013年9月に発売された稲盛氏の著書『燃える闘魂』(毎日新聞社)は、「なにくそ、負けてたまるか」と格闘家にも勝る闘争心こそ今の日本に必要と説き、10万部のベストセラーになった。その翻訳版が今年3月、タイで出版されると3回の増刷を経て、累計1万4000部の大ヒットとなっている。
「タイの人口は日本の約半分程度。マンガやスマホのゲームなどは人気だが、読書人口は必ずしも多くない。日本の経営者の本が1万部を超えるのは異例中の異例。"稲盛ブーム"とも呼べる状況です」(海外版権エージェント)
稲盛氏の著書は40冊以上出版されており、既に米国、中国、台湾、韓国などで翻訳版が出版され、世界累計発行部数は1000万部を突破している。これまでにも、『生き方』が中国で200万部を超えるなど熱狂的な人気があったが、その人気が東南アジアのタイにも波及した形だ。
京セラの粕谷昌志フィロソフィ教育推進部長は「稲盛の経営哲学は、実人生で自らが経営者として実践したことであり、その哲学にタイの経営者も共感していただいたのではないでしょうか」と話す。
経済発展が続いたタイだが、14年に軍事クーデターなどもあり、実質GDP成長率は一時期の年7%前後から3%程度にまで下がった。
タイ事情に詳しいジェトロ海外調査部の蒲田亮平氏は、「日本同様、タイの企業の9割近くが中小企業。これまでタイ人は独立心が低く、高望みしない国民性でしたが、そのマインドが変わってきた。厳しい経済環境の中で稲盛氏の"負けてたまるか"というメッセージが、読者に響いたのではないか」と分析する。
逆境をはね返す「闘魂」に惹(ひ)かれるのは、どの国の読者も同じようだ。
(山口敦雄)
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