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中国金融市場、株・債券以外の解放進まず
外国人投資家を呼び込む株・債券市場の開放と裏腹に、中国のデリバティブ・商品市場は閉ざされている(深セン証券取引所前で写真を撮る人々) PHOTO: BLOOMBERG NEWS
By CHAO DENG
2016 年 9 月 7 日 16:49 JST
中国当局は海外投資家に対して国内株式・債券市場の開放を進めてきたが、国内金融市場の他の部分については依然として海外への門戸をほぼ閉ざしている。
中国人民銀行(中央銀行)は今年初め、海外の機関投資家に対して設けていた運用枠の上限を撤廃し、世界の運用担当者らが中国の債券を買いやすいようにした。8月には国務院(内閣に相当)が深セン・香港市場の株式相互取引を承認し、海外投資家が香港市場経由で深セン市場の上場株式を取引できるようにした。さらに証券監督管理委員会(CSRC)は先週、この相互取引を11月後半に開始する予定を明らかにした。
こうした動きとは対照的に、中国政府は国内のデリバティブ(金融派生商品)市場や商品(コモディティー)先物市場については固く扉を閉ざしている。国外からの資本の流れに不安を抱いているのは明らかだ。人民元相場の下落や景気減速を受けて年初から資本流出が加速しているため、規制当局はこのところ懸念を強めている。
投資顧問会社Z-Benアドバイザーズのシニアアナリスト、ジョニー・ファン氏は、当局は先物などのデリバティブを株式などに比べてリスクが高いと考えているとした上で、「これらの市場を開放することは株式・債券市場の開放よりも優先度が低い」と指摘した。
株価指数先物と国債先物が中国金融先物取引所(CFFEX)で取引されている。当局の認可を得た海外投資家だけが株価指数先物を利用できるが、保有株式のヘッジ目的で使う場合に限られる。国債先物については、解放していない。
店頭(OTC)市場である銀行間市場では、人民元の為替フォワード(先渡し)やスワップ、金利スワップなどのデリバティブが取引されており、国外からは中央銀行や政府系ファンド(SWF)をはじめとする適格機関投資家しか利用できない。
商品については、鉄鋼や銀などの金属、大豆ミールなどの農産物、石炭などのエネルギー商品の先物が上場されており、取引の大部分は上海、大連、鄭州にある3大商品先物取引所で行われている。
だが、外国人投資家がこれらの市場が参入するためには、中国に非金融会社を設立・登記し、国内の証券会社を通して取引するしかない。あるいは、合弁会社の先物仲介業者を立ち上げても、商品先物市場への参加は可能だ。ただし、この場合は国内取引勘定しか扱うことはできない。
外国人投資家を中国の商品先物市場へ呼び込むことは特に難しい。インターコンチネンタル取引所(ICE)が各国で運営するICEフューチャーズやニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)、ロンドン金属取引所(LME)などの国際市場がすでに投資家に対しさまざまな先物を提供しており、流動性もこちらの方がはるかに高いからだ。中国は原油先物を導入し、価格決定力を高めるために国外の投資家にも開放したいと考えている。とは言うものの、上海先物取引所への原油先物の上場は2012年に計画されて以降、何度も延期されてきた。
クリフォードチャンス法律事務所の北京駐在中国金融規制グループ責任者を務める楊鉄城氏は「大半の外国企業は、中国国内で事業を展開していない限り(中国)市場への参加にそれほど積極的ではない。国内で原材料を生産したり消費したりしていれば、先物でヘッジする必要がある」と述べた。
4月と5月に国内投資家の買いが殺到して鉄鉱石から農産物に至るまであらゆる先物価格が急騰すると、中国当局は取引量を抑えるためにすぐに最低証拠金所用額の引き上げなどさまざまな措置を講じた。楊氏は、こうした不安定な動きから、商品市場の開放について「規制当局は一段と保守的なる可能性がある」と語った。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiEh6Kys_3OAhXKi5QKHdALAw8QFggeMAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10131342344550994625404582299022591297312&usg=AFQjCNF6eehmixpJzCFWOS0R_DBPoF_HcQ
中国の外貨準備高、8月は159億ドル減少−2011年以来の低水準に
Bloomberg News
2016年9月7日 17:54 JST
中国の外貨準備高が8月に減少し、2011年以来の低水準となった。
中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した資料によれば、8月末の外貨準備高は3兆1900億ドル(約324兆円)。前月末比で159億ドル減った。ブルームバーグがエコノミストを対象にまとめた予想中央値に沿った結果となった。
世界最大規模である中国の外貨準備高は2014年6月に過去最高の4兆ドルを記録したが、その後減少に転じ、今年は大きく変動していない。コメルツ銀行の周浩エコノミスト(シンガポール在勤)は統計発表前のリポートで、市場が年内の米利上げ確率上昇を織り込み始め、人民元に対する「圧力が再び高まった」と指摘した。
原題:China FX Reserves Drop to Lowest Since 2011 as PBOC Defends Yuan(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-07/OD4L2J6JTSEI01
英製造業生産:7月は1年ぶりの大幅減−EU離脱選択直後の衝撃示す
Scott Hamilton
2016年9月7日 18:34 JST
英国の7月の製造業生産は1年ぶりの大幅な減少となった。欧州連合(EU)離脱選択の衝撃が表れた。
英政府統計局(ONS)が7日発表した7月の製造業生産指数は前月比0.9%低下。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では0.3%低下が見込まれていた。鉱工業生産指数は石油とガス生産の伸びで前月比0.1%上昇となった。
7月は製造業の13セクター中9セクターで生産が減少し、EU離脱選択の国民投票結果の衝撃を浮き彫りにした。ONSによれば、医薬品と輸送機器の落ち込みが大きかった。
原題:U.K. July Manufacturing Shrinks Most in a Year After Brexit Vote(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-07/OD4MF36TTDSX01
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