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株価1万7000台回復も…米利上げ“ヤルヤル詐欺”に要警戒
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189292
2016年9月6日 日刊ゲンダイ
ヘッジファンドの「大量売り」に注意(C)日刊ゲンダイ
長い3カ月だった――。5日、日経平均は5月31日以来となる1万7000円台(終値ベース)を回復し、兜町に安堵感が広がっている。6日も44円高の1万7081円と小幅に続伸した。
「7月、8月ともに高値は1万6900円台で、1万7000円に数十円届かなかった。その壁を突破できたことは大きい」(市場関係者)
大台突破の原動力は円安だ。米FRBのイエレン議長が早期の利上げをにおわせたことで、日米金利差拡大の思惑が働き、ドル円相場はじわりと円安が進行した。イエレン発言前は、1ドル=100円前後だったが、今月1日には一時104円まで円安が進んだ。
「トヨタ自動車が想定為替レートを105円から102円に引き下げたように、輸出企業は今の水準より円高を想定しています。1ドル=100円を超えるような円高が長期化しない限り、為替差損は発生しにくく、業績は安定的でしょう。日経平均は1万9500円から2万円をうかがうと思っています」(ちばぎん証券アナリストの安藤富士男氏)
ただし、一本調子の上昇とはいかない。安藤アナリストも「10月中旬まで注意が必要」と付け加える。米系ヘッジファンドの決算が11月に迫っているため、この時期は大量の売り注文が出やすいというのだ。
株式アナリストの黒岩泰氏は警戒を強めるべきだという。
「株高の背景は米利上げを前提とした円安です。これが崩れたら、一気に円高方向に振れ、株価は急落します。米利上げは本当にあるのかと疑ったほうがいい。先週2日に発表された米雇用統計は市場予測を下回る悪い数字でした。簡単に利上げに踏み切れる環境ではありません。それなのにマーケットは9月利上げを織り込み、円安株高を無理やりつくり出した。市場は、イエレン議長の『(利上げ)ヤルヤル詐欺』に振り回されているのです」
利上げの有無を決める米FOMC(連邦公開市場委員会)は今月20〜21日に開かれる。結果が判明するのは日本時間の22日未明だ。
「利上げ見送りとなれば、再び円高です。株価は1万6000円近辺まで下落する危険性があります」(証券アナリスト)
日経平均1万7000円回復に浮かれていると、ヒドイ目に遭いかねない。
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