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サムスン、モバイル復活に冷水 最新スマホ回収
2016/9/3 1:01
【ソウル=小倉健太郎】最新スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の250万台回収で、サムスン電子のシェア挽回への攻勢は冷や水を浴びた。回復基調だった業績の足を引っ張るのも必至。スマホ市場は中国などの新興メーカーの追い上げで競争が激しくなる一方だ。今回の大規模回収でサムスンのスマホ全体の売れ行きが落ち込むと、同社に電子部品を供給する日本メーカーにも影響が及ぶ可能性がある。
「ギャラクシーノート7」の回収を謝罪するサムスン電子の高・無線事業部長=ロイター
2日の記者会見でサムスン電子のスマホ事業を担当する高東真(コ・ドンジン)無線事業部長は回収関連費用の具体額を明らかにしなかったが、「心が痛むほど大きな金額だ」と答えた。
韓国のSK証券は回収費用だけで5000億ウォン(約450億円)かかり、2016年7〜9月期のノート7の販売台数は当初予想の500万台から300万台程度に下振れする可能性があると分析する。
サムスンにとってスマホなどのIT(情報技術)機器部門は稼ぎ頭。2016年4〜6月期の連結営業利益8兆1400億ウォンの半分強を占める。機種の絞り込みなどコスト削減が奏功し、前年同期比では6割弱の増益だった。販売台数は伸び悩んでいるとはいえ、3月発売の「ギャラクシーS7」が善戦してシェア低下は小幅にとどまった。
ノート7はこの勢いを持続するための戦略機種だった。スマホとしては最大級となる5.7型の有機ELパネルを採用。瞳の虹彩を使った個人認証など先端技術をふんだんに盛り込んだ。韓国の直営店での販売価格は108万7千ウォン(約10万円)前後の高級端末だ。
サムスンは今回のトラブルがブランド力を傷つけないよう腐心している。8月下旬からインターネットには「充電中に爆発した」などとして焼け焦げた端末の写真を複数の利用者が掲載していたが、2日の記者会見で高氏は「けが人は出ていない」と強調した。
回収発表まで時間がかかった点についても「根本原因を明らかにすることが崩れた信頼を回復できる唯一の方法だと思った」と説明した。
スマホ市場では中国の華為技術(ファーウェイ)がサムスンの先端機に近い機能を持つ高級機を投入してシェアを高めている。出荷台数ではサムスンに次ぐ2位のアップルは年明け以降、苦戦が続くが、巻き返しに向けて近く新製品を発表する見通し。こうした中での大規模回収はサムスンにとって痛手となる。
ノート7だけでなく、サムスンのブランドイメージが悪化してスマホ全体の販売が低迷すれば、日本の電子部品産業にも影響が及びそうだ。サムスンは半導体やディスプレーを内製しており、村田製作所やTDK、アルプス電気などがサムスンのスマホ向けに部品を供給しているとみられる。
通信サービス面ではNTTドコモが日本でのノート7発売に向けて準備を進めているもようだ。秋の新製品の目玉とみられていただけに発売の遅れなど今後の戦略に影響が生じる可能性がある。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM02H6N_S6A900C1EA1000/?dg=1
- グーグル、組み立て式スマホ断念か 米メディア報道 あっしら 2016/9/03 13:36:38
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