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年収1000万円超を目指すなら、銀行員を信じなさい! お金が貯まるのは、こっちだ 銀行と正しく付き合う方法
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49392
2016年08月18日(木) 菅井敏之 現代ビジネス
「銀行員は信じるな」という言葉を、最近よく聞きませんか? たしかに、投資信託や保険を売りつけてくる彼らを信じるな、という考え方には一理あります。
でも、本当は、銀行員とうまく付き合うことができれば、彼らはあなたの資産を増やすための最善のパートナーとなるのです。
元銀行員で、45万部突破の大ベストセラー『お金が貯まるのは、どっち!?』の著者・菅井敏之氏が、正しい銀行との付き合い方を教えます。
■年収7000万円に到達する方法
お金持ちになりたいのですが、なにをすればいいでしょうか。
どうすればあなたのような資産家になれますか。
私は6棟(約75室)の不動産を所有、年間約7000万円の不動産収入を得ている不動産オーナーですが、同時に喫茶店を経営し、ここには連日のように資産運用に興味がある人や、お金持ちになりたい人がやってきて、冒頭のような質問をしてきます。
こうした相談に乗ることは私自身も楽しく、やり甲斐を感じていますが、その中で最近、少し気になることがあります。
それは、銀行とのつきあい方に対して間違った認識を持つ人が増えていることです。
「銀行員は信用してもいいことはない」「資産を作りたいなら銀行に近づかないこと」
そんな認識の人も少なくありません。窓口に行けば投資信託や保険を売りつけられるだけ、と感じているようです。
私は、48歳まで銀行に勤務していました。その私から見ても今の銀行の在りようには疑問を感じています。銀行で販売している保険や投資信託の中に良質とは言えないものが多い、ということについては私も同感です。
とりわけ定年したばかりの人は銀行に近づかない方が賢明でしょう。それまで資産運用などしたことがない人が、銀行から電話で「資産3000万円以上の方限定の特別な金融商品があります」と言われると、つい舞い上がってしまい、ろくでもない商品をすすめられることは珍しくないからです。
だからといって、全ての人が銀行を無視することについては賛成できません。なぜなら、銀行と関わらずにお金持ちになるのは困難だからです。少なくとも私は、銀行と一切無縁でお金持ちになった人を見たことがありません。
大切なのは銀行のカモにされるのではなく、こちらが銀行を使いこなす知恵を持つことなのです。
■お金持ちになる三つの方法
そもそもお金持ちとはどんな人かを考えてみましょう。
生まれながらのお金持ちは別とすると、お金持ちとは、お金を効率的に増やすことに成功した人ということになるでしょう。そして、その方法は大きく三つあります。
第一は、自分で会社を興して上場まで持っていった人。孫さん、ホリエモン、三木谷さんなどですね。
二番目は、金融市場でうまく運用して資産を築いた人。
そして三番目は元々自分ではお金を持っていなかったが、タネ銭を作り、それを元にお金を調達してそれを投資して増やした人です。
このうち、第一のコースを目指すのはいいのですが、それがたやすいことではないことを誰もが知っているでしょう。
そこで登場するのが第二のコース。同じ株式市場で稼ぐやり方でも、市場に上場している銘柄への投資や、投資信託を利用して増やすやり方で、最近はこの部分への関心が高まっているようです。自分で稼げないからお金に働いてもらいましょう、という奴ですね。これは理屈として間違いではないのですが、このやり方で給料の一部を運用して果たして億万長者になれるでしょうか。
可能性がまったくないとは言えません。雑誌などにも株やFXで成功したカリスマトレーダーが登場しています。しかし彼らは、それこそ市場が開いている間中パソコンの前に座って取引を繰り返し、その結果としてお金持ちになっているのです。あなたに会社を辞めてそれをすることができますか。その覚悟がないなら目指すべきではないでしょう。
少なくとも私ならそんなリスキーなことには手を出しません。安定した雇用につけているのならなおさらです。
安定した仕事に就いているということは、銀行から見ればお金を貸したい相手です。私なら、その特権を生かしながら、資産を作る方法を選びます。それが第三番目の金融機関からお金を借りて、それを元手に投資をするコース。具体的には収益不動産への投資です。
元々はごく普通の銀マンだった私が、不動産オーナーとして独立することができたのは、現役時代に仕事を通じて富裕層の方とおつきあいする中で、彼らの多くが収益不動産を所有していることに気付いたことが始まりでした。
ただ、自分はとうていあんな立場にはなれないだろう。最初はそう思っていました。しかし、 ある出来事をきっかけに、今のままではだめだ、行動を起こすべきだと決心したのです。
■ここで貯めないと大変なことになる!
それは私がまだ30歳の時のこと。その日、私は二人の男性からの融資申し込みを担当しました。一人は大手マスコミ勤務、40歳で年収1300万円の男性。しかし貯金ゼロです。生活が派手で、ゴルフの会員権を買うためのお金を借りに来ました。
もう一人も年齢は同じ40歳の男性ですが、こちらはメーカー勤務の課長さん。年収500万円と先の人の半分でしたが、貯金が1000万円ほどあり、住宅ローン相談でした。
当時の私は30歳でした。都銀に勤めていたため年収はそれなりもらっていましたが、貯金はゼロ。その少し前に株で失敗して300万円の穴を開けていましたが、時代はバブルで、300万円など来年のボーナスで取り返せる、と思っていました。
しかし、二人を見て気付いたのです。今のままだと自分の10年後は前者だ! そう思うと恐くなりました。
銀行員は世間的には給料がいいと言われますが、45歳を過ぎれば頭打ちですし、50歳を過ぎれば多くは取引先などに転籍になり、給料はむしろ減る場合がほとんど。自分に残っている時間は長くてあと20年。ここで貯めないと大変なことになってしまう、と思いました。
貯金を始めたのはそれからです。まず、給料から天引きで貯金をし、ボーナスも一切手を付けず全額定期にしました。自動車も外車から中古の国産に変え、週末も家族で過ごします。
元々つきあいのゴルフが嫌いだったのもあるのですが、子供のバスケのコーチをはじめました。これならまったくお金がかかりません。それに対し妻はまったく文句を言いませんでした。
それ以前から妻には一定のお金を渡して、生活費にしていたからで、その額は今まで通りで変えません。つまり、妻の負担は変わらず、私自身が我慢すればよいだけ。だからできたのでしょう。
ただ、周りからは不思議な目で見られました。「菅井さんどうしたんですか、株でまた大損ですか?」とからかわれましたが気になりません。むしろ、お金がどんどん溜まるのを見るのが楽しくて仕方ありませんでした。
こうして14年間で4000万円の貯金ができたところで、これを元手に銀行からの借り入れを加えて収益不動産を購入。ここから得られた家賃収入は全額ローンの返済に充てました。
その後、所有している物件を担保に新たな借り入れをするというやり方を繰り返した結果、今では所有する不動産の総額は7億円に到達。毎年家賃だけで7000万円の収入が得られるようになったのです。
もちろん負債も残っています。今の負債は約4億ですが、これは時間が経てばどんどん減っていきます。一方で資産は7億のまま。私がこうして原稿を書いている間にも不動産は収入を生み続けてくれ、同時に負債は確実に減っていく。これが不動産投資の魅力なのです。
おかげで日中は夢だった喫茶店を経営して、お客さんの相談に乗る生活を送れるようになりました。決して、忙しい中で時間をかけて銘柄を探して株を買ったわけではないのです。
■そんなにうまくいくの?
読者の中にはそんなにうまくいくのか? と疑っている人もいることでしょう。借金をすることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。将来金持ちになりたくないなら借金する必要はありませんが、お金持ちなりたいと本気で思っているのなら今すぐその意識は捨てるべきです。
もちろん、不動産投資にはリスクはつきものです。しかしそれは不動産投資だけではない。株式投資だってFXだって同じです。イギリスがEUを離脱しただけで株式は数%以上下がりましたが、不動産が1日でこれだけ値下がりすることはありえません。
最大のリスクは空室リスクです。最近は人口減少で空き家が増えているのは事実です。たしかに人口は減っていますが、満室のアパートはいくらでもあります。つまり、マクロの統計だけを見て思考停止している人は、賃貸経営者には向きません。日経平均が暴落した時も値上がりする銘柄があるのと同じで、それを見つける能力があればいいだけなのです。
そんなことを言われても、空室にならないのは都心の一等地だけ。そんな物件は自分には手が出せないから無理だ。そう思うかも知れませんが、発想の転換で、だれでも成功のチャンスはあります。
例えば不動産を探す時に、駅からの距離や投資利回りが何%以上の物件などの条件で探す人がいますが、あれほどナンセンスなことはありません。条件のいいエリアは供給も多く、競争率は高いため、むしろ空室になる危険性が高いくらいです。
重要なのは、その場所で困っている人がいるか。困っている人の問題を解決することができれば、かならず儲かるもの。それがビジネスの基本であり、不動産投資も同じです。
相続税が大変だから空いている土地にアパートを建てたものの借り手がいなくて大変だ、という地主さんが後を絶ちません。よく考えてください、彼らは自分の困っていることを不動産で解決しようとしているだけ。これで借り手がいないと嘆くのはおかしいですよね。
では、今の時代、困っているのは誰でしょうか。その典型が、海外からやってきた観光客です。どこもホテルは料金が高くなったし、満室です。だったら、彼らのニーズに応えるビジネスを始めればどうでしょう。
つまり、自分も宿泊業を始めればいいのです。現在の訪日観光客は年間2000万人ですが、近々4000万人になるでしょう。彼らに対してタイムシェアすればいいのです。いわゆる民泊です。旅館業の基準に沿った建物を建築し、運営を代行業業者に委託するという方法もあります。
要はやる気と行動力です。すでにマイホームを持っているが、子供が独立して空き部屋がある人も、検討してみてはいかがでしょうか。そうすれば、これまでただの空き部屋だったスペースが、宝の山になるわけです。私に言わせれば、今の日本はお金持ちになれるビッグチャンスにあふれています。そのことを是非、みなさんにお伝えしたいのです。
次回は銀行からいかに有利な条件で融資を受けるか。そのためのノウハウをご紹介したいと思います。
菅井敏之(すがい・としゆき)
1960年生まれ。学習院大学卒業後、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。個人・法人取引やプロジェクトファイナンス事業に従事。複数の支店で支店長を歴任した後、48才で退職。アパート経営に乗りだし、現在は6棟(約75室)のオーナーとして年間7000万円の不動産収入がある。資産形成のための銀行活用法や住宅、保険の選択方法について講演やセミナー講師としても活躍中。著書『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)は、40万部を超えるベストセラー。他にも『金の卵を産むニワトリを持ちなさい』(アスコム)『信頼残高の増やし方』(きずな出版)など多数。
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