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日生、ESG投資1000億円突破へ 環境・統治重視 国内生保で最大規模(SankeiBiz)
http://www.asyura2.com/16/hasan111/msg/827.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 13 日 16:25:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

日生、ESG投資1000億円突破へ 環境・統治重視 国内生保で最大規模
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160812-00000009-fsi-bus_all
SankeiBiz 8月13日(土)8時15分配信


 環境や社会問題、企業統治を重視して投資先を選ぶ「ESG投資」について、日本生命保険の債券運用の総資産が月内にも1000億円に達することが12日、分かった。国内生保では最大規模となる。公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も株式運用にESG投資を採り入れる方針で、収益以外の情報で企業の持続可能性を見極める動きが活発化してきた。

 ESG投資はもともと、環境などへの意識が高い欧州勢が主導してきた。米国でも、リーマン・ショックをきっかけに企業の社会的な役割を問い直す機運が高まり、じわじわと普及してきた。企業の株式や社債、投資信託などに投資する際、ESGの各項目をチェックして点数の高い企業に資金を振り向ける手法が一般的だ。

 日本生命は、とくに海外環境関連への社債投資を強化している。昨年4月には、ロンドン交通局が、駅舎への太陽光発電システム設置や電気バス導入などに充てるために発行した「環境配慮型債券」に7000万ポンド(当時の為替換算で約125億円)を投じたほか、環境に配慮したアジアの企業が発行した社債を集めた投資信託に約100億円を投資するなど、規模を広げている。

 国内生保では、第一生命保険や明治安田生命保険も同分野への投資を増やしている。

 背景には、日銀のマイナス金利政策で市場金利が大幅に低下し、これまで運用の中心だった日本国債では運用益を確保しにくくなったことがある。顧客から預かった資金を、主に20〜30年の超長期債で運用してきたが、保険契約者に約束した利回りを下回る恐れも出てきた。

 各社は、米国を中心とした海外主要国の国債(外債)の比率を高めているが、最近は世界的な低金利で外債の利回りも低くなっており、一定のリターンが期待できる株式や社債などの運用を増やしている。ただ、国債に比べて投資リスクが相対的に高いため、各社はESGを駆使して投資先企業の持続可能性をチェックしようとしている。

 日本生命は、運用先として1996年に米ニューヨークに現地法人を立ち上げるなど海外の社債投資にいち早く着目しており、「十分な運用経験を蓄積してきた」(高田保豊クレジット投資部長)。2014年には海外社債の運用が2兆6000億円と国内社債の2兆4000億円を上回った。将来的には海外の社債運用を4兆円に引き上げる計画で、発行体や格付け機関などとの関係強化や人材育成にも取り組む方針だ。

 

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コメント
1. 2021年2月28日 18:10:40 : Pz6euyTIOQ : dWlnY1ZMQXBPbkU=[5] 報告
急拡大するESG債市場 発行額100兆円に迫る
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57981060T10C20A4000000/
環境事業や社会貢献事業などに資金使途を絞った債券、「ESG債」の発行が急増している。国内では日本電産や東北電力が発行。一般的な債券と比較しても発行条件に差はない。市場は今後さらに拡大しそうだ。

ブラウン企業も発行
「ESG債」と総称される債券の世界での累計発行額は1兆ドル(約100兆円)に迫り、債券市場全体の1%の規模に成長している。日本におけるESGの債券分野への広がりに一役買ったのは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)。2017年にそれまで株式だけとしていたESG投資の対象を債券など運用資産全体に広げた。20年2月には、国家公務員共済年金基金などほかの公的年金に対しても運用資産全体でESGを考慮することを求める指針の改正が告示され、今後、拡大に拍車がかかりそうだ。

ESG債には主として、環境関連の事業に資金使途を絞った「グリーンボンド(環境債)」、社会貢献事業に資金を充てることを目的とした「ソーシャルボンド(社会貢献債)」、環境・社会貢献の両方を目的とした「サステナビリティボンド」の3種類がある。

一般的な債券と違い、ESG債は外部評価機関からESG債としての認証を取った上で、債券を発行した企業は調達目的とした事業の進捗や資金の充当状況を毎年報告する必要がある。発行体にとっては投資家に対してESGに積極的なことをアピールできる一方、資金使途が限定されるだけでなく認証や報告のコストがかかるデメリットもある。

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