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9割は迷信? 投資の常識は間違いだらけ(会社四季報オンライン)
http://www.asyura2.com/16/hasan111/msg/744.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 10 日 19:52:26: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

最近の映画やテレビドラマには女性大統領がよく登場する。ハリウッドの予測が正しければ次の大統領は(alfataro / PIXTA(ピクスタ))


9割は迷信? 投資の常識は間違いだらけ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160810-00131281-shikiho-bus_all
会社四季報オンライン 8月10日(水)19時16分配信


 先月は米国と日本で大きな出来事が二つあった。米国では史上初の女性大統領候補が決まったこと、日本では史上初の女性の東京都知事が決まったことである。次の焦点は11月の米大統領選だが、“ハリウッド”によれば女性大統領の誕生も近いようだ。

 オバマ大統領が就任したのは2008年。その10年以上前からハリウッド映画やテレビドラマの中には黒人大統領がたくさん現れるようになっていた。

 例えば1997年の『フィフス・エレメント』では、黒人俳優のタイニー・リスターが未来の黒人大統領を演じている。98年の『ディープ・インパクト』ではおなじみのモーガン・フリーマンが合衆国大統領を演じているし、2001年から10年まで放送され、新しいコンセプトで大ヒットとなった海外テレビドラマ『24-TWENTY FOUR』でも2代にわたって黒人が大統領役を演じた。

 最近のハリウッドでは女性大統領や強い女性役が目立つ。先ほどの『24』では黒人大統領の次に2008年のエピソードから女性大統領が現れた。チェリー・ジョーンズが演じた米国初の女性大統領アリソン・テイラーはヒラリー・クリントンをモデルにしていると言われている。2016年上映の『インデペンデンス・デイ』の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』でも大統領役は女性である。

 ハリウッドが未来を正しく予想できるのだとしたら次期大統領はヒラリー・クリントンで決まりだろう。しかし、英国のEU離脱のような誰も予想できなかった番狂わせが起きているのも事実だから、米国の大統領選挙も最後まで分からない。

■ 投資のまちがい

 今月紹介する本はジョン太郎の『投資のまちがい』(かんき出版、2016年刊)である。本の中身はタイトル通りで、一般人が投資について間違っている点、勘違いしている点を正していく。投資の間違いについてここでいくつか例をあげたい。

 ×「投資はギャンブルのようなものである」

 個人的にもこれまでたくさんの人を見てきたが、投資をギャンブルと同じに考える人は実に多い。そうした人たちの根底には「どちらも不確定要素が多く、うまくいけばおカネが増えるし、失敗すればおカネが減るので結局は一緒」という考えがあるようだ。

 確かにそれは一理ある。が、投資とギャンブルはまったく違う性質のものである。

 それは両者の「期待値」が違うからである。投資は期待値がプラスのものにおカネを投じることであり、ギャンブルは期待値がマイナスなものにおカネを投じることである。期待値とは将来起こりうることの平均値である。ギャンブルでいえば、掛け金に対して戻ってくる「見込み」の金額である。ギャンブルは運用している第三者がいて、その第三者が自己の利益を参加者の掛け金から抜くので、期待値は常にマイナスだ。つまり、参加者が負けるようにできている。

 300円で買った宝くじの期待値は約150円だ。なぜならば宝くじの当選金の合計金額が宝くじの全体売上の半分しかないからである。つまり、宝くじは300円で150円を買うようなもので、期待値は常にマイナスである。

 一方、投資は期待値が常にプラスのことを言う。しかし、投資でも勝つ確率は100%ではないことは理解しておく必要がある。以前このコラムでポーカーの考え方を紹介し、ポーカーはギャンブルではないことを説明した(「ポーカーの勝ち方から学ぶ株の勝ち方 〜億のカネを稼ぐプロの思考法〜」)。ポーカーで最も強いハンドである「AA」が、最も弱いハンドの「72」に負けることはあるが、10回に8回以上は「AA」が勝つ。株式投資で言えば、優良企業の株は「AA」である。正しい選択をして、強いハンドでプレーし続ければ中長期で勝てるということである。

 ×「投資はなくなってもいいおカネでやるもの」

 これもよくある勘違いの一つである。投資の初心者はまだ勉強段階なので、大きなリスクを取らずに、小さいおカネから投資を始めるというのはもちろん賛成である。しかし、「投資は最悪なくなってもいいおカネでやる」という考えには違和感がある。

 なくなってもいいおカネなど存在しない。なくなってもいいという精神状態もギャンブル的な行動を生み出す。なくなってもいいと思うから高いリスクを取って損をする。そしてその損を取り戻そうと必死になってさらにおカネを入れる。これはなくなってもいいという考えがもたらす災いである。

 この本では株式投資だけではなく、債券投資や不動産投資など幅広い投資分野についてのまちがいを指摘し、正しい考え方を合理的に説明している。説明が非常に分かりやすく、初心者でも大いに参考になる本である。

 エミン・ユルマズ/トルコ・イスタンブール出身。1996年高校3年生の時に国際生物学オリンピックで世界チャンピオンとなり、97年国費留学で来日。1年後に東京大学理科一類に合格、その後同大学院で理学修士を取得。2006年野村証券入社、投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わり、16年から複眼経済観測所取締役。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

エミン・ユルマズ

 

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コメント
 
1. 2016年8月10日 20:22:02 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[2226]

>×「投資はギャンブルのようなものである」
>投資は期待値が常にプラス

この定義では、年金や生保、投資銀行を含め、多くの投資家が行っている、マイナス金利の債券購入は投資ではなく、ギャンブルということになるなw

それに円安で、インフレ率に負ける場合、現金で持つという選択も、実質購買力という点では、期待値がマイナスになる

つまり、どんな投資も、ギャンブル性を完全に排除することなどできない



2. 2016年8月14日 11:49:47 : qkAZ7zSU8E : W9AATMVkcgM[52]
研究開発費用が常に最終的にプラスにいたる保証はない。途中で会社がなくなることもあろう。人類全体としてとっても、最後の人が残ることも保証できない。我々は存在とともにリスクがあるのだ。
 したがって、投資とギャンブルのここでいうことは妥当でない。意図や技術にもとがあり、僥倖だけをたよりにしていないなど、もっと適切な違いを論ずることが適切だろう。

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