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「純金積立」に初心者殺到 安全資産へシニア世代や働き盛りも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160809-00000020-fsi-bus_all
SankeiBiz 8月10日(水)8時15分配信
英国の欧州連合(EU)離脱決定や新興国経済の成長鈍化、米国の利上げなど、経済の先行きが視界不良となる中、「安全資産」とされる「金」に目を向ける個人投資家が増えている。中でも、市況に関係なく、毎日一定額の金を購入していく積み立て型の商品は初心者にも手を出しやすく、金投資のすそ野拡大の立役者となっている。田中貴金属工業によると、今年は年初からの株価下落などを背景に「コツコツ型」の純金積立商品に初心者が殺到。インターネットで取引できる積立商品の新規会員数は、日銀がマイナス金利政策を始めた2月は前年同月比27%増、英EU離脱が決まった6月には25%増という具合だ。
シニア世代を中心に伸びが目立ち、「ネット取引に抵抗のある世代も、積み立て型商品に魅力を感じているようだ」(同社)。1〜7月の新規会員数の月平均は、10年前と比べ、61〜70歳が約7倍、71歳以上も約6倍増加した。「将来、孫に何かしてあげたいと考えて積み立てを始めた」(60代女性)というシニア世代だけでなく、「将来の日本経済に不安を感じ、金を購入することにした」(40代男性)など、働き盛りの世代も金投資に目覚めている。
今後の金相場の変動要因として、同社貴金属リテール部の加藤英一郎部長は「米国の利上げ見通しや大統領選、中東情勢、新興国の経済動向が注目される」と話している。
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