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「ポケモンGO HP」より
まだポケモンGOブームは序章にすぎない…爆発的な無限の「広がり」がこれから始まる
http://biz-journal.jp/2016/08/post_16161.html
2016.08.04 文=垣田達哉/消費者問題研究所代表 Business Journal
任天堂の「ポケモンGO」が日本マクドナルドと提携するという報道を聞いたとき、「うまくやったな」と思ったが、その詳細内容を知り「それだけなんだ」と意外な気がした。てっきり「マックの商品を買うとポケモンがゲットできる」と思っていたからだ。
著者はポケモンGOを体験していないのでよくわからないが、街を歩きながらキャラクターを探して集める「ストリートコレクションゲーム」といえるものだろう。そこには「宝探し」「ゲーム」「収集」という3つの要素がある。それがマックと提携をしたというので、両者がコラボしたと思い込んでいた。たとえば、マックでハンバーガーを購入すると「マックバーガーポケモンが入手できる」というようにだ。
ポケモンキャラクターだけでは数に限りがある。集めるのに時間と技が必要でも、いつか達成できるだろうが、それでは発展性がない。「街を歩いて探す+ゲームでポケモンキャラクターを収集」だけでなく、「商品購入=ゲームでコラボキャラクターを収集」となるとキャラクターが増える。
買うだけでゲットできるならハッピーセットと同じだが、買った後にゲームをすることでキャラクターを集めるシステムにすれば付加価値が付く。ところが実際は、マックの店舗に行くことでアイテムをゲットできる。指定店舗で他人と対戦もできるという付加価値はあるが、キャラクター集めという点では広がりはない。
これでは、顧客は店舗に来るだけで何も買わなくてもゲームを完結できる。店側は、店舗への集客は期待できるが、売上アップにつながるかどうかわからない。売上に寄与しない人だけ集まれば、実際に購入するために来た客には混雑することで迷惑をかけることになる。コーヒー1杯だけの客で店があふれるのでは、提携したメリットよりデメリットが大きくなるかもしれない。
■無限に広がるコラボの可能性
確かに、ポケモンGOは「現実の街で探す」という新しい宝探し機能はあるが、収集(図鑑をつくる)ということでは物足りないのではないだろうか。商品購入でキャラクターを集めるという手法は、昔から「おまけ」で常態化しているが、商品購入とゲームがコラボすれば、今まで以上の大きな消費を生む可能性がある。しかも、ゲームと商品購入がコラボすると、収集という面では際限なく広げることができる。
たとえば、マックとポケモンがコラボをするとどうなるか。
・商品を購入する前に、マックポケモンGOのアプリをダウンロードする。
・マックでバーガーを買うと、QRコードを印刷したカードが密封された袋に入っている。
・その袋を開けて、スマホでスキャンすると、マックポケモンをゲットするゲームが始まり、レベル1でマックバーガーポケモンをゲットすることができる。値段が高いビッグマックを購入すると、レベル3に到達した際にビッグマックポケモンキャラクターをゲットできる。
発展性を高めるために次のような方法も考えられる。
・QRコードが印刷されたカードには、獲得できるポケモンキャラクターの絵を印刷する。同じバーガーを買っても、同じキャラクターとは限らない。このカードで、ほかのゲーマーと対戦することもできる。ポケモンカードを交換して遊ぶこともできる。
QRコードを使えば、商品ごとにキャラクターを変えることも、ゲームの内容を変えることもできるはずだ。しかも、正規のゲームをダウンロードするから、正規のゲームもできる。正規のキャラクターもゲットできる。コラボできない海賊版との差は歴然だ。万引きや従業員の不正は、ある程度は起きるだろうが、それ以上に売上効果は出るだろう。キャラクターも際限なく増やすことができるので、収集という興味を持続させることができる。
たとえば、「ポケモンにマックと書かれたキャップをかぶせる」というだけでもよい。キャップでもタスキでものぼりでもなんでもいい。メニュー毎にキャラクターを変えれば、その種類だけのキャラクターができる。
コラボはいくらでもできる。「モスバーガー+ワンピース」「セブンイレブン+ハローキティ」「丸亀製麺+サザエさん」など、挙げればきりがない。東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)とポケモンというコラボであれば、場内限定キャラクターを探してゲットし、商品を買うことでまた違う限定キャラクターをゲットするということも可能だろう。
■進化できるコラボ
街で探すという体験も面白いが、歩きスマホの問題点は多い。そこで、ポケモンGOとグーグルのストリートビューをコラボさせ、
・商品を購入しQRコードをスキャニングすると、日本国内であればどの地方のストリートビュー画面でも見ることができる。
・東京都を選び画面上で歩きながらポケモンを探す。
というかたちにすれば、歩きスマホをしなくても、限定されるがどんな場所へでも自由に行くことができる。歩きながら宝探しをするよりも、探し出すのに時間がかかって面白いかもしれない。バーチャルでありながら画面は現実なので、その場所に行った気分を味わえる。ただし、今まで以上にプライバシーの問題は深刻になるだろう。
歩きスマホやストリートビューは問題が多いなら、収集という面白さを追求するだけでもいい。「商品購入+ゲーム+収集」という組み合わせを広げればいいのだ。商品は、外食や食品に限ることはない。女性誌や雑誌、日用品でもなんでもいい。コラボならではのキャラクターをそれぞれつくることができる。
さらに、コラボを進化させることも簡単だ。「2016夏マック+ポケモン」と銘打ってキャラクターに水着を着せる。冬にはスキー板を持たせる。あるいは、「ハロウィン限定マックポケモン」では、キャラクターにカボチャの被り物を着せる。クリスマスバージョン、正月バージョンと、どこまでも広げることができる。季節限定バージョンキャラクターなら、その時期に店に行かなければ、買わなければゲットできないことになる。
ストリートコレクションゲームがこれだけ人気があるのなら、商品購入と結び付ければ景気にも良い影響が出るかもしれない。
(文=垣田達哉/消費者問題研究所代表)
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