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グループのダイハツが苦戦(C)日刊ゲンダイ
前半は独VWが首位 世界販売台数「トヨタ王座陥落」の危機 プロはこう見る 経済ニュースの核心
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/187022
2016年8月3日 重道武司 経済ジャーナリスト 日刊ゲンダイ P10 文字お越し
「3強」が覇を競う世界の自動車商戦――。今年の前半戦を首位で折り返したのは、独フォルクスワーゲン(VW)だった。グループ全体で前年同期比1.5%増となる511.6万台を売り上げ、3年ぶりに500万台の大台を割り込んだトヨタ自動車に12万台強、中南米での低迷が響いた米ゼネラル・モーターズ(GM)に約36万台の差をつけた。
勢いに乗ってVWが初の世界販売年間王者を獲得するのか、それとも出遅れをカバーしてトヨタが5年連続首位の座を死守するのか。目の離せない展開となりそうだ。
VWの世界販売のうち、主力のVWブランド車は292.5万台と前年同期比0.7%減少した。昨年秋に発覚した排ガス不正問題が響き、北米が14.6%、ドイツ本国が3.4%それぞれ落ち込んだことなどが要因だ。ただ高級車「アウディ」が5.6%、「ポルシェ」が3.3%揃って増加。大衆車のチェコ「シュコダ」も4.6%伸びて販売を下支えした。
これに対しダイハツ工業、日野自動車を含むトヨタの販売台数は0.6%減の499.2万台。トヨタブランド車(レクサス含む)は451.2万台とほぼ前年並みだったものの、軽自動車税増税などの影響でダイハツが7.1%減の39.6万台と苦戦。足を引っ張る形となった。またGMは1.2%減の475.8万台にとどまった。
世界販売年間王者の座はここ4年間、トヨタがキープし続けている。昨年も前半戦でVWに2万台の差をつけられていたが、後半戦早々に逆転。最終的には1015.1万台(前年比0.8%減)を売り上げ、VWを22万台、GMを31万台上回った。今年の後半戦も昨年並みの販売実績(約513万台)を記録すれば計1012万台となり、逆転は不可能ではない。
ただトヨタの得意とする燃費のいい車がガソリン安の“逆風”を受け、頼みの北米で足踏みしている上、軽自動車税増税の余波も「思いのほか長引きそう」(関係者)。一方でVWは、全体の35%超を売る中国市場で前半戦6.8%増を記録するなど依然、好調を続けている。王座陥落――か。
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