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第2四半期の米雇用コスト指数0.6%上昇、賃金の伸びは緩慢
[ワシントン 29日 ロイター] - 米労働省が29日発表した第2・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比で0.6%上昇した。市場予想と一致した。賃金の上昇は依然として緩慢で、米連邦準備理事会(FRB)は、しばらく政策金利を据え置く可能性がある。
ECIは第1・四半期も0.6%上昇していた。
第2・四半期のECIは前年同期比でみると2.3%上昇した。物価上昇率をFRBが目標とする2%に近づけるには、前年同期比でみて少なくとも3%程度のECIの伸びが必要とされるが、数値はこれを下回っている。第1・四半期の前年同期比は1.9%上昇だった。
FRBは27日、物価の伸びが引き続き弱いことを指摘し、政策金利を据え置いた。
賃金の伸びは歯がゆいほど弱いが、雇用市場が引き締まるにつれて賃金上昇には勢いがつくと、慎重ながらも楽観的な見方が広がっている。
政策当局者やエコノミストは、ECIを労働市場のスラック(需給の緩み)を測るより良い指標のひとつと位置づけている。ECIはコア物価を予測する上でも良い指標とされている。
雇用コストの7割を占める賃金・給与は、前期比で0.6%上昇した。第1・四半期は0.7%上昇していた。第2・四半期の前年同期比は2.5%上昇し、第1・四半期の2.0%上昇から伸びが加速した。
第2・四半期の諸手当は、2四半期連続で前期比0.5%上昇した。
http://jp.reuters.com/article/us-labor-cost-idJPKCN1091RJ
米雇用コスト指数:第2四半期は0.6%上昇、伸び率は前期と同じ
Michelle Jamrisko
2016年7月29日 22:23 JST
米労働省が29日発表した4−6月(第2四半期)の雇用コスト指数 (ECI、季節調整後)は前期比0.6%の上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。前期も0.6%上昇。
第2四半期のECIは前年同期比では2.3%上昇と、1年ぶりの大幅な伸びとなった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Worker Compensation in U.S. Rose at 0.6% Pace in Second Quarter(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-29/OB2UPJ6KLVS501
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