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不満を抱えたまま、ずるずると会社に残り、いつまでも転職できない人こそ挫折である、という見方について取り上げたい。
不満を抱えたまま会社に居残り転職できない人の特徴
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160719-00010005-dime-bus_all
@DIME 7月19日(火)18時10分配信
前回、転職を「挫折」ととらえる人がいまだに多いということについて触れた。今回は、不満を抱えたまま、ずるずると会社に残り、いつまでも転職できない人こそ挫折である、という見方について取り上げたい。つまり、転職する力すら持っていないという人を指す。これまでの取材経験で感じ取ったことを元にそれらを紹介したい。
■精神的エネルギーが足りない
会社を途中で辞めて、新たな仕事を見つけて、そこに移るためには、精神的なエネルギーが必要になる。そもそも中途採用試験ですぐに内定をつかむことができるとは限らない。転職活動が、数か月から1年に及ぶ場合もある。それ以上になることもあるかもしれない。内定を得たとしても、新しい職場でうまくいくとは限らない。それでもなお、転職をする人は確かに「自分の道を切り開こうとするエネルギー」をもっているといえる。
少なくとも現在の職場に強い不満を持ちながら、たいした実績を残すことなく、だらだらといる人より、エネルギーがあるのではないだろうか。意識も高く、意欲もある。少なくとも、中途採用試験で自分を売り込む経験やスキルなどをもっている。そういった要素がなく、今の職場に残り続け、成果も実績も残すことができない人こそ、今の時代、「挫折」といえるのかもしれない。
■向上心も自己イメージもない
会社を辞める時、何らかの「自己イメージ」がある。例えば、次のようなものだ。
「こんな職場で自分はけっして終わらない。もっと大きなステージで活躍できるはずだ」
「もっとスポットライトが当たる仕事をしたい。いつまでもこんな地味なところにいたら、ダメだ」
こういったイメージは、程度の違いはあれ多くの人が持っているものだ。だが、様々な企業や職場を取材していると、そんなイメージすらもっていない人がいることに気づく。20〜30代の社員10人のうち、3〜4人はこのタイプだ。
こういう人たちはとりあえず、今の会社に残ることが第一の目的になり、そのこと自体が「自己イメージ」となっている。こうなると、会社に残るにしても「挫折」に近いものがある。一体、何のために働いているのか、わかっていないのだ。「お金のため」といえば、それまでかもしれない。だが、将来ある若手社員の頃から、こんな状態だとしたら、それこそ「挫折」だといえるだろう。
■自分をアピールする意志や意欲に欠ける
中途採用試験では面接を受けることが多い。その前段階で、書類選考がある。これらをパスするために、経歴を詐称したり、嘘を記すことは許されない。例えば、会社を辞めているのに「在籍中」と書くことなどは極めて好ましくないことだ。一方で、自分という商品を大いにアピールはするべきである。
会社に在籍中に仕事の実績があるならば、それらをわかりやすく伝えるべきだ。だが、これが意外と難しい。面接試験できちんと話して、「よし、伝わった。手ごたえあり」と思っても、実は十分伝わっていないことがある。同じ業界であっても、仕事の内容や実績を伝え、理解してもらうことは相当難しいことだ。
内定をもらうためには、この壁を乗り越えなければならない。そのためには、いかに自分をわかってもらうか、という姿勢で履歴書や職務経歴書を何度も練り直す必要がある。中には数十回以上、書き直す人もいる。これほどまでに、自分をアピールする意欲や意志がある人を「挫折」した人だといえるだろうか。こういう気持ちや情熱がない人こそ、すでに「挫折」しているのではないだろうか。
■迷いを断ち切れない
いざ、転職をしようとすると、多くの人は迷い始める。内定をつかんだ後でも、辞表を提出することにためらう人もいる。ドラマのように、勇ましく辞表をたたきつけるような人はめったにいない。やはり、会社や職場、同僚らに何らかの愛着はあるのだろうし、思いがあるのだ。転職をする人は、それらを断ち切る力がある。その意味では、優れているのだ。断ち切る力がない人のほうこそ、「挫折」している可能性がある。大きな不満があるなら、辞めるべきだ。いつまでもそこに属しているだけで、周りの社員や取引先などに迷惑をかける可能性がある。
今の会社に不満がなく、仕事や人間関係にも満たされているのであれば、もちろん会社を辞める必要はない。会社に残って、これからも活躍するべきだ。断っておくが、転職をする人が優秀だということではない。転職をする人の中には、さほど仕事ができず、トラブルが多いから辞めていかざるを得ない人もいるし、「上司が嫌だ」「会社がダメだ」とかいった理由で辞めていく人もいる。
こういう人たちは、転職先でもうまくいかない傾向がある。転職を繰り返し、キャリアを破たんさせる人も少なくない。事実、転職する人こそが「挫折」ととらえることもできるのだ。転職する人を「挫折」とみるか、それとも転職できない人を「挫折」ととらえるか。他人を判断する前に、自分に置き換えてみてはいかがだろう。
文/吉田典史
@DIME編集部
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