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スズキを腐食させる86歳・鈴木会長親子の暴走…偽装事件で副会長を「トカゲの尻尾切り」(Business Journal)
http://www.asyura2.com/16/hasan110/msg/808.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 7 月 15 日 01:53:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                スズキ・鈴木修会長(つのだよしお/アフロ)


スズキを腐食させる86歳・鈴木会長親子の暴走…偽装事件で副会長を「トカゲの尻尾切り」
http://biz-journal.jp/2016/07/post_15902.html
2016.07.15 文=編集部 Business Journal


 三菱自動車工業は6月24日、千葉・幕張メッセで株主総会を開いた。益子修会長が続投することに対して「CEO(最高経営責任者)が、なぜ全責任を取って辞任しないのか!」との批判の声が上がった。「日産自動車との提携の道筋をつけるため。新体制が発足するまで現職にとどまる」と述べ、株主の理解を求めたが冷ややかな空気が会場を覆った。

 総会では益子氏の取締役再任や日産で副社長を務めた山下光彦氏の取締役就任などが承認されたが、相川哲郎社長は引責辞任した。総会後の取締役会で、益子氏が会長と社長を兼務し、山下氏が開発部門担当の副社長に就くことが決まった。

 三菱自は、10月をめどに日産から議決権ベースで34%の出資を受け入れる。その後、年内に臨時株主総会を開き、日産から会長を含む取締役4人を受け入れ新体制がスタートする予定だ。

「日産のカルロス・ゴーン社長の“操り人形”」(三菱グループ幹部)との見方が出ている益子氏は、10月以降も取締役として残ると取り沙汰されている。というのは、日産が三菱自を傘下に組み入れた狙いがはっきりしているからだ。

 日産は、これまで三菱自からOEM(納入先ブランドでの受託製造)供給を受けていた軽自動車を自主生産する工場を手に入れる。さらに、三菱商事が持つ東南アジアの自動車の販売網に日産の自動車を乗せることで、弱点だった東南アジア市場のテコ入れを図れる。

 世界販売1000万台を目標にする日産にとって、三菱商事の販売網は喉から手が出るほど欲しい。三菱商事とのパイプをつなぐためには、三菱商事出身の益子氏の続投が望ましいのだ。社長には、三菱商事出身で今回副社長に昇格した白地浩三氏が就くとの見方が有力だ。一方で、益子氏が社長兼CEOを続投する可能性もゼロではない。

 三菱自の前途は多難だ。2017年3月期の決算は、1450億円の赤字となる見込み。燃費を偽装した軽自動車4車種のユーザーへの賠償金が500億円、日産の逸失利益の補填や部品メーカーへの補償などで1000億円を計上する。「これ以上、損失は出ない」(黒井義博常務執行役員)としているが、三菱ブランドの毀損に伴う販売減がこれから本格化するだろう。

 ライバルメーカーのトップは、「値引きで販売台数を確保する“安売り作戦”を敢行するとみられるが、国内のディーラー網が崩壊するリスクが高まっている」と指摘する。

 三菱自は2月、20年までの商品戦略を発表したばかりだ。多目的スポーツ車(SUV)と電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド(PHV)に開発を集中し、17〜20年度までに14車種を投入する計画だ。だが、計画の実行部隊に日産からトップが送り込まれたことで、計画の抜本的な変更は避けられないだろう。その結果、タマ(新車)が不足する懸念が強まっている。

■スズキ、ワンマン経営は変わらず

“もうひとりの修さん”であるスズキの鈴木修会長は、燃費データを違法に測定した問題の責任を取り「CEOを辞退する」と公表した。退任や辞任ではなく辞退なのだ。「トカゲの尻尾切り」で引責辞任する技術統括の本田治副社長は、プレスリリースによると「退任」となっている。

 国土交通省は「経営陣が十分なチェックができていなかった」との調査結果を公表し、石井啓一・国交相は、スズキに再発防止策の進捗状況を3カ月ごとに報告するよう求めた。「経営責任の明確化」を求める国交省に対するクセ球の回答が「CEOの辞退」だったというわけだ。

 広辞苑によると、辞退とは「へりくだって引き下がること。任命・勧誘などを断ること」とある。国交省から「一定のけじめ」を求められた鈴木修氏が、それを断った――。これが事の真相だろう。

「経営の第一線から退くのか」と記者会見で問われた鈴木修氏は「現役を退くのが退任だ」と述べ、「CEOは辞退するが、経営トップとしては現役だ。続投する」と宣言した。
「燃費不正は、私がCEO時代に起きた問題なので、逃げるのではなく会長を続けようと考えた」

 代表権を持つ会長を続ける理由をこう強弁した。鈴木修氏のワンマン会社という体制は不変なのである。

 昨年6月に長男の鈴木俊宏氏が社長に就任し、「経営戦略会議」を新設。組織上は集団指導体制と移行した。しかし、意思決定機関は「本部長会」のままであり、本部長会は鈴木修氏が仕切ってきた。

「昨年の社長交代の際も“チームスズキ”を目指すとしていたが(実行されていない)」という厳しい指摘に、俊宏氏は「(鈴木修会長が)37年間トップだった。1年でなかなか変わらないが、今回の件を受けて、(チームスズキを)加速しなければと思う」と述べた。

「トップダウンの中で、社員が意見を言いづらいこともあった」と俊宏氏は認めたが、「意見を言いづらかった」のは、実は俊宏氏自身ではなかったのか。社長がそうだったから、役員や社員は沈黙してしまうのだ。果たしてチームスズキは本当に機能するのだろうか。

 経営トップとして不正問題を見抜けなかった責任が鈴木親子にはある。燃費不正問題が発覚した三菱自では、技術トップの中尾龍吾副社長に加え、相川哲郎社長も引責辞任した。

 スズキの場合、今回の問題で退任するのは技術担当の本田氏だけだ。創業家一族の鈴木親子は守られた。6月29日の取締役会で鈴木修氏が16年間続けたCEOを、俊宏氏が引き継ぐことが決まった。

 1978年からトップに君臨し続けたカリスマ会長の影響力は強烈だ。スズキは鈴木修氏の会社であり、効率を最優先し、トップダウンで何事も同氏が決めてきた。これが不正の温床となったスズキの企業風土なのだ。スズキ躍進の原動力となった経営手法の限界が、燃費不正で露呈したという事実に鈴木修氏は気付いていない。気付かないフリをしているのかもしれない。

 カリスマ経営者と呼ばれた鈴木修氏が、進退に言及する時期にさしかかっている。「ひとまず、トヨタ自動車から技術担当の役員を派遣してもらったらどうだろうか」(前出・ライバルメーカーのトップ)とのアドバイスもある。

(文=編集部)

 

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コメント
 
1. 2016年7月15日 19:40:57 : u3RvHMlZ4w : a_XfJLeAxPc[20]
カリスマも 今や嵐を 呼ぶ男

2. 2016年7月16日 00:34:31 : mYlSRbhZfI : mWiZrpC@4nc[451]
スズキの今後は、相当不安がある。世界的に加熱する技術競争についていけない。これまでからスズキは技術力不足が指摘されてきた。加えて安全性の低さだ。海外でもどこでもそうだが、交通事故が起きると大抵スズキの方が大きな被害を出す。

Euro NCAP Crash Test of Suzuki Celerio 2014
https://www.youtube.com/watch?v=k0AwHKJwz9Q

Suzuki Maruti Swift crash test - zero star safety
https://www.youtube.com/watch?v=PNUPHflTrRA
●インドで作られているスズキ・スイフトだが、いくらエアバッグが義務付けられていないからと言っても、ここまで安全性が低いのは大問題である。人間は平等なのだから、生まれた国によって安全性に差異をつけるのは、企業としてやってはいけないことだと思う。

品質の面でもスズキは不安だ。そもそも、テールランプなんて滅多に切れないのに、スズキはどうして切れるのか。経年変化に弱いのは昔からだ。中古車を整備してきた経験から、スズキの未来は決して明るくないと思う。上の文章の末尾で、トヨタ自動車に技術担当重役を派遣してもらったらどうかとライバルメーカーが言っているようだが、実にスズキの問題点を鋭く指摘していると思う。

コストを優先する余り、最低価格の鋼板を購入したり、低規格のリレーを使っているようでは、自動車メーカーとして顧客志向だと言えない。穴が開くような低品質のマフラーを採用していてはいけない。

●三菱自動車についても書かれているが、日産はルノーの植民地のくせに、えらそうに振舞っているようだ。こう言う言動が、アンチ日産を増やす。本来なら、過労死を出すわ、法人税を払わないわ…のトヨタの方がブラック企業で嫌われるべきだ。ところが、一般の人たちの間では日産に対する否定的感情が強いのはなぜか。やはりワンマンで、皇帝のような振る舞いを見せるゴーンの存在が、メーカーのイメージを大きく毀損していると言える。これに対してトヨタの御曹司社長は、実直な人柄で、社会の信頼も厚い。

一般の人々の自動車選びは、もはや日産を最初から考えていない実情を頭に入れるべきだ。それくらい、ゴーン日産は嫌われているのだ。今度、三菱自工も支配するという。既にゴーンの支配下に入ったと思われているから、三菱自工のビジネスは難しい状況に追い込まれていると言わざるを得ない。

三菱自工は東南アジアやオーストラリア等、太平洋地域のビジネスが好調だ。この地域で好まれる不整地向けのSUVやUTEで、ダントツの信頼を誇る。パジェロ・スポーツ、トライトンが大きく寄与している。これにコンパクトカーのミラージュとアトラージュが加わる。日本国内では、売られているのはミラージュだけだが、不人気に悩んでいる。

三菱自工の悩みは、ラインナップが外国向けになってしまっていることだ。軽自動車は燃費問題に巻き込まれ、生産停止を余儀なくされた。最近、ようやく生産再開されたが、ここまで人気を落としてしまうと巻き返しは無理だ。日産が軽自動車を開発して、生産するという噂があるが、日産のダーティなイメージは深刻で、とてもじゃないけど、売れるとは思えない。

ルノー日産は、三菱自工を支配下に収めるより、危険な状況の南朝鮮ルノー・サムソン自動車と、ロシア連邦のアフトワズを何とかしなければならない。アフトワズはラーダをつくっているが、プーチン大統領が率先して新型車に試乗しても、国民は買おうとしない。ロシア人が、「ラーダ買うくらいなら、10年前のドイツ車を輸入するわ」と言っているのだ。世界一の美女、女優と歌手をしているヴェラ・ブレジネフさんだって、ラーダに乗っていません。

●話を元に戻すが、三菱自工の日本国内のディーラー網は、もう限界らしい。日本国内の売れ筋のハイブリッドも、ミニバンもない。サテライトショップ(販売協力店)は、三菱車に見切りをつけてダイハツを売って食っている。足元から崩れつつある三菱車のディーラー。このような状況まで悪化させた益子の犯罪は重い。


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