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英中銀総裁、危機管理ツール総動員−EU離脱で金融システムに脅威
Scott Hamilton
2016年7月4日 15:58 JST
欧州連合(EU)離脱を決めたことで英国が次の金融危機に見舞われる恐れが出てきたため、イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は危機管理のツールを総動員して対応する構えだ。
驚きの国民投票結果後、カーニー総裁は既に2回、公の場で発言し銀行への資金供給と利下げの用意があること、また金融安定のために必要なその他の措置の発動をためらわないことを表明している。5日には3回目の登場で、金融システムへの脅威について語る。景気を支え企業向け融資と投資を促すマクロプルデンシャル政策措置を説明するほか、銀行の資本要件を緩和する可能性がある。
2007年のノーザン・ロック取り付け騒ぎの際に中銀で金融安定の責任者だったギーブ元副総裁は電話インタビューで、「今は金融危機時よりも中銀が利用できる手段が豊富だ」とし、「銀行が新たな流動性と資本の要件を満たすスピードをコントロ−ルできる」と語った。
カーニー英中銀総裁
カーニー英中銀総裁 Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
先週会合を開いた中銀の金融行政委員会(FPC)は、5日に半期金融安定報告を公表する。中銀は同日に流動性オペも実施する。今月の政策決定会合の結果は14日に公表する。
中銀は銀行にカウンターシクリカルバッファーとしての資本上積みを求めていたが3月の同決定を覆す方針だと、ブルームバーグが1日、事情に詳しい関係者の話を基に報じた。
原題:Carney Set to Extend BOE Crisis-Management Mode Using New Tools(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-04/O9S2086TTDS701
英EU離脱選択ショックから1週間余−投資家が引き出した教訓は
Eliza Ronalds-Hannon、Dani Burger
2016年7月4日 08:28 JST
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英中銀総裁、危機管理ツール総動員−EU離脱で金融システムに脅威
中央銀行の流動性が株式と債券市場を押し上げ
株式と債券の動きに従来の相関関係が見られなくなった
欧州連合(EU)からの離脱を選択した英国民投票から1週間余りが経過した。この予想外の出来事から投資家が引き出しつつある教訓は、中央銀行には解決できない問題はないということだ。
国民投票から数日の間、世界の金融市場は混乱した。しかし、政策当局が再び救援に乗り出し、一段の刺激策の実施と金利を低めにより長期にわたって維持することを示唆する中で、株式と債券は落ち着きを取り戻した。
ある資産クラスにとって良いことは、別の資産クラスにとってはそうではないというのがこれまでのパターンであり、同じ情報に基づけば株式と債券は別の方向に動くことがより頻繁にあった。前例のない金融緩和が縮小される兆候はなく、株式と債券の従来の関係は引き裂かれたままだ。世界で約12兆ドル(約1230兆円)相当の国債の利回りがマイナスに低下する中、米国債利回りは1日に一時過去最低を更新。一方で明るい経済指標が米国株の上昇に貢献した。
英EU離脱で世界の金融市場は混乱
英EU離脱で世界の金融市場は混乱 Photographer: Akio Kon/Bloomberg
BMOキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(ニューヨーク在勤)は、「これはニューノーマルなのかもしれない。市場に流動性をあふれさせ、中央銀行が追加の量的緩和を打ち出すか、あるいはタカ派的姿勢を弱めたりしてハト派的になるという見通しがあれば、傷や重荷を抱えていない資産ならば非常に堅調な動きになるだろう」と指摘した。
原題:Everyone’s a Winner in Brexit Aftermath as Doves Rescue Market(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-03/O9OE6Y6S972801
世界で最も裕福な87歳−帝国一代で築いた香港資産家の滋味豊かな言葉
Prudence Ho、Fion Li
2016年7月4日 09:23 JST
プラスチックの造花メーカーから出発し、一代で800億ドル(約8兆2000億円)規模の企業帝国を築いた資産家の李嘉誠氏(87)は、数多くの経験を重ね、人生の教訓を得てきた。香港の複合企業、長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)を率いる同氏にブルームバーグテレビジョンが6月に行った1時間のインタビューから、特に印象に残った言葉を拾った。
「自強不息 厚徳載物」
中国の古典「易経」にあるこの言葉を、李氏は座右の銘にしていると語った。簡潔に言えば、人間は公正さを犠牲にすることなく懸命に働くべきだという意味だ。李氏は1日に16−17時間働く。かなりの慈善家でもある。学校や病院、宗教施設の建設といった慈善活動に寄付し、その額は資産の3分の1に達していると推計されている。
李嘉誠氏
李嘉誠氏 Photographer: Calvin Sit/Bloomberg
「十分に睡眠を取らなかったとしても、毎晩1時間は読書に充てる」
父親は小学校長だったが、李氏は日本軍の侵攻から逃れるため早い時期に学校生活を断念した。しかし読書をやめることは決してなかった。プラスチック生産事業を始めた若いころ、同氏は産業について学ぶため、米国の月刊専門誌を熱心に購読。最近は自身の人生やビジネスに関係する本を読んでいる。
「人工知能(AI)があれば自動化できるものは非常に多い」
李氏はアジア有数のエンジェル投資家だ。これまで新たな技術分野の企業60社程度に出資してきたと説明し、産業だけでなく世界をも揺るがす可能性を持ち、秩序を破壊するような企業を常に探し求めていると話した。李氏はフェイスブックやスポティファイ、またアップルに買収される前のシリなどに出資してきた。次の出資先がどこになるかは明らかにしなかったが、インタビュー中、AIに3回言及した。
「キャッシュフローに常に大変注意を払っている。キャッシュフローがあれば、望むときにいつでも別の業界に参入するための余資を確保できる」
李氏は最も重要な経営指標は総取引額(GMV)や自己資本利益率(ROE)などでなく、キャッシュフローだと述べた。60年余り前に起業家になって以来、キャッシュフローに絶えず注意してきたと話した。
インタビュー前編 Source: Bloomberg)
インタビュー後編 Source: Bloomberg)
原題:From Cash Flow to Reading: Musings From Hong Kong’s Richest Man(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-04/O9MJRV6KLVR401
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