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大々的にブチ上げたが…(15年9月、習近平主席とオバマ大統領)/(C)AP
中国経済 崩壊へのカウントダウン <第14回>習主席のメンツ丸つぶれ 米との高速鉄道が白紙に
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183596
2016年6月15日 日刊ゲンダイ P10 文字お越し
習近平国家主席のメンツは丸つぶれかもしれない。昨年9月、習の訪米直前に公表された事業が頓挫しそうだからだ。
中国の国有企業「中国鉄路総公司」を中心とする企業連合は、米エクスプレス・ウエスト社と合弁で、米国に高速鉄道を建設すると発表した。習の訪米に花を添える目的だったとされる。
ロサンゼルスとラスベガスを結ぶ全長370キロ。今年9月に着工する予定だった。
ところが、この話は突然、白紙となった。今月8日、米エクスプレスが合弁の解消を発表したのだ。米社は、中国サイドの要因で計画通り工事が進まなくなったとし、別のパートナーを探して鉄道建設を進めるとした。
一方、中国の新華社は「エクスプレス社が一方的に計画の中断を通告してきた」と反論。「合弁解消は無責任だ」とも指摘した。
そもそも、習国家主席の訪米に合わせて発表された事業だけに、両国の本気度を疑問視する向きは多かった。習主席の訪米を盛り上げればよかったので、ビジネスとしての実現性は二の次だった可能性がある。中国通の間では、白紙に戻ったのではなく、もともと白紙だったなんて皮肉られているほどだ。
中国の高速鉄道の迷走は米国だけではない。日本と受注を争ったインドネシアは、ジャカルタ−バンドンの全長140キロを中国が勝ち取った。高速鉄道インドネシア・中国(KCIC)という合弁会社で事業を進めているが、実現は危ぶまれている。建設許可を得たのは、西バンドンに建設予定のワリニ駅周辺の5キロだけだという。
ベネズエラはもっとヒドイ。中国は全長400キロの高速鉄道を受注し、09年に工事はスタート。12年に完成するはずだったが、いまだ建設は終わらず、実情は「中国は投げ出した状態」だと伝わる。
「これだけ鉄道ビジネスの体たらくが続くと、中国人民は習政権に不満を抱きかねません。それを回避するため、中国政府はあらゆる手を使うでしょう。もし、米国やインドネシアで頓挫した高速鉄道を日本が請け負うようなことになったら、『日本は水面下で中国のビジネスを妨害し、鉄道事業をかっさらった』と強調するかもしれません。反日感情が高まり、怒りの矛先は習政権ではなく、日本に向かいます」(株式評論家の倉多慎之助氏)
鉄道をはじめとするインフラ輸出は中国経済を下支えするはずだった。計画は狂い、中国経済の成長は失速している。
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