http://www.asyura2.com/16/hasan109/msg/336.html
Tweet |
課題が山積(C)日刊ゲンダイ
トップ人事は決着も…セブン&アイ井阪新体制が抱える難題
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182506
2016年6月1日 日刊ゲンダイ
先週5月26日、セブン&アイHDの本社(東京・千代田区)で株主総会が開催された。総会が終盤に差し掛かった午前11時50分ごろ、鈴木敏文前会長と井阪隆一新社長は、議長の村田紀敏前社長に促され、握手を交わした。
カリスマと呼ばれる鈴木会長が突然の引退を表明したのは4月7日。セブン&アイの稼ぎ頭であるセブン―イレブンのトップ人事を巡る迷走の末、自ら辞任を決断した。創業家(伊藤家)や創業家の次男(順朗取締役)、鈴木家の次男(康弘取締役)、社外取締役などが複雑に絡み合う“お家騒動”だった。
「株主総会を無事乗り切ったし、今後は新経営陣による集団指導体制に移行していくのでしょう。鈴木会長は経営に口出ししないと思います」(流通関係者)
カリスマは名誉顧問に就くものの、セブン&アイ本社ビル内に席はなく、本社近くのどこかで執務するという。
「そこまで鈴木氏の影響力を警戒するのなら、顧問になど残さなければいいのです。当初、予定していた最高顧問の肩書にしても、創業者の伊藤雅俊氏が名誉会長なのに、鈴木氏が『最高』というのはおかしいと異論が出たといいます」(市場関係者)
■イトーヨーカ堂やニッセンは業績低迷
トップ人事は決着したが、セブン&アイは多くの難問を抱えている。総合スーパー(GMS)のイトーヨーカ堂や、買収した通信販売のニッセンなどは業績低迷にあえぐ。
ヨーカ堂の抱える衣料品の過剰在庫を伊藤家に買い取ってもらう案を鈴木前会長が示したが、伊藤家は猛反発。今回の人事騒動の原因のひとつと伝わった。
「衣料品の迷走は続いたままです。セブン&アイは有名デザイナーの高田賢三氏を起用し、プライベートブランドの婦人服などを8月に投入するといいます。百貨店のそごう・西武と、GMSのイトーヨーカ堂の両方で扱うとしています。百貨店とGMSの顧客は違います。経営陣が代わっても、売る側に立った考え方は変わっていません」(流通アナリストでプリモリサーチジャパン代表の鈴木孝之氏)
鈴木前会長が強力に進めたオムニチャネル。そごう・西武やイトーヨーカ堂などグループ各社の扱う商品をネットで注文でき、自宅近くのセブン―イレブンで受け取ることもできるサービスだが、現状は軌道に乗っているとは言い難い。
井阪社長は総会後の会見でオムニチャネルについて、「絶対にやり遂げる」と語気を強めた。
新体制には課題が山積している。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民109掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。