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なぜ私は50歳を過ぎて、「仕事=心からやりたいこと」を実現するのができたのか?
http://biz-journal.jp/2016/05/post_15276.html
2016.05.29 文=永井孝尚/ウォンツアンドバリュー株式会社代表 Business Journal
「仕事にやりがいが感じられない」
多くの人から聞く言葉だ。私自身、講演や研修でこの言葉をよく聞いてきた。ではどうすればよいのか? 私は本連載のテーマである「お客様が買う理由」をつくることがカギであると考えている。
あなたは仕事でお客様に「とても助かった」「ありがとう。あなたのおかげだ」と言われて、うれしくなった経験はないだろうか? 人は他人に喜んでもらうと、自分もうれしくなるものだ。だから「お客様に喜んでいただく」状態を積極的に創り出すことで、ビジネスを通じて自分自身もうれしくなる。そしてこれが仕事のやりがいにつながっていく。逆に「お客様に喜んでいただく」状態がつくれないのは、辛いことでもある。
本連載で繰り返し述べているように、「お客様が買う理由」をつくるためには、まず自社ならではの強みを見極め、その強みを必要とするお客様を特定し、そのお客様の課題を把握した上で、強みを活かしてその課題を解決する方法を提供することが必要だ。この考え方は、マーケティングの考え方そのものでもある。
このようにして、「お客様に喜んでいただく」状態をつくり出していく。「お客様が買う理由」をつくり出し、マーケティングを実践することで、次第に「仕事=やりたいこと」になっていくのだ。
しかし、なかにはこう思う人もいるかもしれない。
「私の仕事は内勤だ。外部のお客様に接することがない。だから自分の場合は、そもそも『お客様に喜んでいただく』状態などつくれない」
実は、内勤の仕事でもまったく同じことだ。たとえ社内向けの仕事であっても、自分の仕事で価値を提供する相手がいれば、それがお客様だからだ。
■「目の前のお客様」は必ずいる
たとえば私は前職の日本IBM社員だった最後の2年間、事業部の人材育成を担当していた。「目の前のお客様=事業部の社員」だった。それまでマーケティング戦略を15年間担当した後だったので、人材育成の仕事はまったくの畑違いの仕事。率直に言って当初は必ずしも「人材育成=心からやりたい仕事」とは言えなかったし、慣れない仕事で最初はなかなかうまくいかなかった。
しかし、事業部社員のスキル上の課題や悩みを理解し、社員のスキル向上に役立つ人材育成プログラムを企画して実施し、次第に社員から「自分のスキル向上に役立った」「こんな研修を受けたかった」と喜ぶ声を聞くようになったことで、「人材育成=心からやりたい仕事」になった。なかには「人材育成は永井さんの天職だ」という人まで現れるようになった。
2013年に独立後、現在は人材育成の仕事が私が代表を務める会社の大きな柱になっている。私の場合、50歳を過ぎてから「人材育成=心からやりたい仕事」とわかったのだ。
多くの仕事で、「目の前のお客様」は必ずいる。そのお客様に、いかに喜んでいただくか? それが「仕事=やりたいこと」になる大きなきっかけとなるはずだ。その原点が、「お客様が買う理由」を徹底的に考えて、お客様を検証することなのだ。
たとえ全体の5%でも、心から喜んでいただけるお客様がいることが、「仕事=やりたいこと」になるきっかけになり、喜んでいただけるお客様を増やしていくことで、次第にビジネスが拡大し、世の中にも貢献していけるようになる。
マーケティングの方法論を学び、社内・社外を問わず日々実践することで、「仕事=やりたいこと」になっていくのである。
(文=永井孝尚/ウォンツアンドバリュー株式会社代表)
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