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シャープ退職者を爆買いする永守流経営術
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160527-00006189-sbunshun-bus_all
週刊文春 5月27日(金)7時1分配信
台湾の鴻海傘下で経営再建中のシャープから日本電産への人材流出が止まらない。5月1日付で、経理部門が長かった大西徹夫元副社長が顧問に、テレビ部門を指揮した毛利雅之氏が執行役員に就いた。部長級以上の採用はすでに100人を超えた。
2年前には、元社長の片山幹雄氏が副会長に迎えられている。スカウトに動いているのは、日本電産の永守重信会長兼社長(71)本人だ。
ただ、シャープはモーター部品を納入する「大切なお客さん」(永守氏)。このため声をかけるのは退職者だ。
「うちで夢を叶えようと口説くのが永守流の人買い術」(日本電産関係者)
その原点は、学生時代から創業までに書き溜めた何十冊ものノートに詰まっている。
「一流大学を出たわけでもない、カネなし、人脈なし、何もないところから始めた」
永守氏が取材でよく口にする言葉だ。1944年に京都で6人兄弟の末っ子として生まれ、地元の工業高校から職業訓練大学校へ進んだ。
仲間4人と創業した際に決めたのが「情熱、熱意、執念」「知的ハードワーキング」「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」の三大精神。
「永守さんは『三』が大好きで、ほかにも、同族会社にしない、下請けはやらない、世界に君臨する企業を目指すという経営三原則がある。また、泣かない、止めない、逃げないという三無い主義もある」(永守氏をよく知る財界人)
ただ、下で働くのは楽ではない。永守氏は、年間365日、元日の午前中を除いて働く仕事の虫で、「他人の倍働く」が信条。これは創業に反対した母親の口癖で、「他人の倍働くか、そうしたら成功する」と最後は背中を押してくれたと語っている。
母譲りのストイックさは徹底しており、歯ブラシは買ったことはないという。歯ブラシは、今でもホテルの備品を持ち帰り使っている。ダイエーの中内功氏が、歯ブラシを持ち帰らなくなってから会社がおかしくなった、との話を聞いたためだという。
京都・久世殿城町の本社1階には、苦しかった原点をいつまでも忘れないよう創業時のプレハブの社屋が移築されている。死ぬまで車椅子で出社すると明言する永守氏の拡大主義は今も続いている。
<週刊文春2016年6月2日号『THIS WEEK 経済』より>
森岡 英樹(ジャーナリスト)
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