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日本の労働人口の約半分がロボットやAIに置き換わる!?
http://nikkan-spa.jp/1115268
2016.05.24
ロボットが人間の仕事を奪う――そんなフレーズを聞いたことがあるだろう。
人間の歴史では、テクノロジーの進化によって人が仕事を奪われるというシーンが繰り返されてきた。18〜19世紀の産業革命では、機械化によって農民や手工業者が失業し、1960年代のオートメーション化でも、多くの工場労働者が職を失っている。
そして最近、盛んに言われているのが「テクノ失業」だ。コンピュータやインターネット、さらには今後の普及が予想されるロボットやAI(人工知能)の登場で、単純労働者のみならず知的労働者の仕事までもがテクノロジーに取って代わられる――そんな恐怖のシナリオが、現実になりつつある。
野村総研の試算によると、国内の601種類の職業のうち、実に49%が10〜20年のうちにAIやロボットで置き換えることが可能だという。そこに待ち構えるのは、どんな未来なのだろうか……?
◆アメリカではすでにテクノ失業が進行中
IT先進国のアメリカでは、すでに「テクノ失業」が社会問題になっている……と話すのは、25年間の滞米経験を持つジャーナリストの堀田佳男氏。
「オバマ政権下では失業率が減少したかのように喧伝されているアメリカですが、職業安定所への登録がないために捕捉されていない失業者も多く、実態としては25歳〜54歳の働き盛りの男性の10%前後が失業者だと言われます。その主要因と考えられるのが『テクノ失業』なのです」
レイオフ(一時解雇)という建前でのクビが横行するアメリカでは、コスト削減のために人間を機械に置き換えるなど日常茶飯事。
「例えばテラーと呼ばれる銀行の窓口業務は、ネットバンキングに移行しつつあり、全米のテラー数は’01年〜’09年にかけて約70万人も減少しました。また、同じ時期に、製造業でもロボットの導入などによって約270万人の職が奪われています」
さらに、今後大量の失業者が出ると見られているのが「トラック運転手」だ。
「アメリカではトラックの運転手が約290万人もおり、男性の間では最も雇用者数の多い職業。昨今話題になっている“自動運転車”が与える影響は計り知れません。もちろん、長距離トラックがいきなり無人化されたりはしないでしょうが、まずは空港や物流ターミナルなど、広大な敷地内での運搬に携わる車から無人化されていくはずです。同様に、決まった路線を走る公共バスも無人化のターゲットになるでしょうね」
◆最初から人間を雇わない企業も……
「2018年には成長企業の45%でマシンの数が従業員数を上回るとされています」と話すのは、国際大学GLOCOM客員研究員の林雅之氏。
「今後設立されるスタートアップ企業では、最初から人間の代わりに知能や自己学習機能を備えたマシンを導入するところが増えていくでしょう。結局、企業にとって人を雇うのは、時間とコスト、そしてリスクがともないますからね」
大企業にも変革の兆しはある。
「2014年に、みずほ銀行がIBMの質問応答システムWatsonをコールセンターに導入したのは象徴的な出来事でした。日本企業の中でも、金融は多くの規制に守られている業界の一つです。そこが、あえて多額を投じてWatsonを導入したわけですから、その危機感には並ならぬものが感じられます」
もっとも「AIやロボットは人間の仕事を奪う」と一概に考えるわけにもいかない。先ごろ、経済産業省が発表した「新産業構造ビジョン(中間整理)」では、むしろAIやロボットによる代替を積極的に進めていかないと、国際競争力で負けた日本は市場を喪失し、かえって多くの失業者を生む……とするシナリオが説明されている。
この混迷の時代をどう考えればいいのか? 5/24発売の週刊SPA!特集では、さまざまな角度から「テクノ失業」を切り取りながら、サバイバルの術を探っている。ぜひご一読を。〈取材・文/週刊SPA!編集部 撮影・CG/高仲健次 人形制作/たまいはるこ〉
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