http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/891.html
Tweet |
(回答先: ドル反発は始まったばかり−世界為替取引2位のドイツ銀が予想 (ECB要人発言録)域内に明確なデフレリスクが残る 投稿者 軽毛 日時 2016 年 5 月 24 日 01:10:43)
FRBの利上げ、株式や債券市場は乗り切れるか
FRB当局者らは先週、投資家は6月のFOMCでFRBが利上げする可能性を過小評価していると警告した ENLARGE
FRB当局者らは先週、投資家は6月のFOMCでFRBが利上げする可能性を過小評価していると警告した PHOTO: KEVIN LAMARQUE/REUTERS
By MIN ZENG AND MIKE CHERNEY
2016 年 5 月 23 日 13:10 JST
米国の株式市場と債券市場は、連邦準備制度理事会(FRB)による次の利上げを混乱に陥ることなく吸収する構えだ、と資金運用担当者らはみている。昨年12月にFRBが利上げして以来の景気動向と投資家の備えを映し出している。
6月14・15日の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を引き上げる可能性を投資家は過小評価していると、FRB当局者らが繰り返し警告を発し、先週はまた市場が動揺する懸念が高まった。4月26・27日分のFOMC議事録で経済成長が続けば6月にも利上げが可能との見解が示され、指標銘柄の10年物米国債利回りは18日、1日としては今年最大の上昇(価格は下落)を記録した。
それでも運用担当者らの多くは、市場が混乱する公算は小さいだろうとみている。ドル相場と原油相場がいずれも、昨年までよりもはるかに安心できる状態にあることが一因だと言う。
ドルの通貨バスケットに対する水準を示すウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のドル指数は、過去2年間にわたり大幅に上昇したが、今年は2.9%下がっている。これにより、大手米企業の収益やドル建てで資金を借り入れている多くの新興諸国の財政に対する圧力が和らいでいる。原油相場は、供給が途絶する中で今年の安値から82%反発し、米国のエネルギー生産者に対する圧力が緩み、原油相場急落によるさらなる悪影響は抑えられそうだ。
今年初めの6週間にみられた株式と債券の相場急落は、米国がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念に原因の多くがあった。だが、工業生産や住宅販売、個人消費など米経済の健全性に関するいくつもの指標はこのところ、勢いを増す様子をみせている。賃金は、低調な伸びが長期間続いたが上向いた。一方インフレは全般に弱くみえ、FRBの利上げ余地は段階的なものにとどまる可能性が高い。
運用会社セージ・アドバイザリー・サービシズの共同創始者兼運用担当者、マーク・マックイーン氏は「ごく数少ない高質の資産を世界中の大量な資金が追い求めている」と指摘し、FF金利を0.25%引き上げてもこの動向は変わらない公算が大きく、自身はFRBが利上げしたならば米国債を買うと述べた。
一方、JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバルストラテジスト、ベン・マンデル氏は、米企業の1-3月期決算は悪かったが、「大底をつけた可能性が高い」と言う。同氏は、米国株は年末までに年率1桁半ばの投資成績を残すことが可能だとみている。
米国債の大幅な価格下落も投資家はあまり心配していない。欧州と日本の中央銀行は景気刺激策として政策金利をマイナス水準に押し下げた。このため外国の投資家にとって米国債への投資妙味がさらに増した。FRBの政策に通常最も敏感な短期米国債が売られても、外国投資家からの需要が長期債の価格を安定的に維持するとみられている。
米社債市場も1月以降、回復の兆しをみせている。リスクが高く借入比率の高い企業であっても、ここ数カ月で起債が上向いている。年初は、市場が混乱する中で投資家の警戒感から社債発行はほぼ休止していた。だが、先週はパソコン大手デルが過去4番目の大型起債となる200億ドルの社債を発行するなど、比較的格付けの低い企業にも市場がまた資金調達の場を提供し始めた。
米商品先物取引委員会(CTFC)が20日に発表した建玉統計によると、先物市場の一角では投資家がさらに楽観的姿勢を示した。5月17日時点の建玉状況では、原油と長期米国債に対する投機筋の強気な持ち高が増える一方、弱気な持ち高は減少した。
投資家はここ数日で金利見通しを大幅に再調整した。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループによると、FRBが6月に利上げする確率は20日時点で26.3%となっている。1週間前は、金利先物が織り込む確率はわずか4%だった。
アトランティック・トラスト・プライベート・ウェルス・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、デビッド・ドナベディアン氏は、FRBの利上げで相場が下落しても、多くの投資家が押し目を拾う機会を提供することになるだろうとみている。「FRBが6月か7月ないしその後に利上げするかどうかに関係なく、FRBの金利政策正常化は極めてゆっくりしたペースだということが重要なポイントだ。これは株式を弱気相場に追いやるようなことではない」と語った。
関連記事
市場とFRBの利上げ予想、接近の可能性
FRB、6月利上げを選択肢に残す=FOMC議事録
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjy5KqAy_DMAhUBeaYKHRCZCjkQqQIIHTAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB11031890582215644392604582083471710974092&usg=AFQjCNHc2OocIVmfxlclUeaV_kzNIsMcNA
非正規雇用が頭打ち、米景気悪化の前兆か
就職説明会で求人リストを調べる求職者(ケンタッキー州ルイビル、18日) ENLARGE
就職説明会で求人リストを調べる求職者(ケンタッキー州ルイビル、18日) PHOTO: LUKE SHARRETT/BLOOMBERG NEWS
By ERIC MORATH
2016 年 5 月 23 日 14:03 JST
米雇用市場の悪化を告げる早期警戒信号の一つが点滅しているようだ。
2016年に入り非正規雇用の伸びが止まってしまったのだ。過去2回のリセッション(景気後退)の前には、非正規雇用が落ち込んだ後に雇用市場全般が減速したため、これは気掛かりな兆候と言える。多くのエコノミストは臨時雇用を労働市場の先行指標と考えている。なぜなら、企業は景気拡大期が始まるとまず臨時社員を雇うが、景気鈍化を察知すると最初に解雇するのもこうした一時雇用の人たちだからだ。
いま問題なのは、非正規雇用の最近の低迷が新たなリセッションの到来を示唆しているのか、それとも労使双方にメリットのある雇用の柔軟化に乗じて発展してきた人材サービス業界にとっての単なる小休止にすぎないのかということだ。
15年末時点で雇用者全体に対する非正規雇用者の割合は過去最高の2%超だった。これまでのピークは00年初めで、当時は失業率がその景気拡大期の最低近くまで下がり、雇用者数も着実に増えていた。
https://si.wsj.net/public/resources/images/NA-CK243_OUTLOO_9U_20160520184509.jpg
【上】雇用者全体(農業除く)に占める非正規雇用者の割合、【下】リセッション入りからの雇用者数の増減率(青=非正規雇用、オレンジ=非正規雇用を除く専門職・企業サービス、灰色=農業を除く正規雇用)
非正規労働者数は15年12月以降、2万7400人減少した。それまでの5年間は非正規雇用が雇用者全体の5倍の速さで増加していた。足元の減速傾向は注意深く見守る必要がある。
人材サービス業界各社は業界の拡大期が終わったと断定するのはまだ早いと主張する。人材紹介大手ランドスタットの北米部門で人材担当責任者を務めるジム・リンク氏は、フリーランスや請負、いわゆる「ギグエコノミー」とよばれる単発請負型業務契約の拡大に伴い、臨時雇用が増える見通しだと言う。
一方、人材サービスが扱う対象は事務職などからIT(情報技術)、ヘルスケア、金融などの職種に移り、初心者レベルの仕事よりも専門職が増えつつある。また、若年労働者は雇用主への帰属意識が薄らぎ、ワークライフバランス(仕事と生活のバランス)という点で求めるものが変わってきている。
財務省のチーフエコノミスト、カレン・ダイナン氏は最近の講演で、「雇用市場の構造的変化が進む中、労使間の社会契約が弱まっていることもあり、(離職など)雇用者の動きは今後も激しくなる公算が大きい」と述べた。短期の仕事や企業への帰属意識の薄い労働者が増えると、雇用市場の流動性は増すだろう。
非正規雇用数が大きく変動すれば、これを先行指標として雇用市場の動向を見極めることが困難になりかねない。
MFSインベストメント・マネジメントのエコノミスト、エリック・ワイスマン氏は「現在のように非正規雇用者数が横ばいに推移している場合、景気がミニバブルで、企業は労働者を最初から正社員として採用しているのかもしれないし、あるいはリセッション入り間際で、企業が雇用を望まず、さらに臨時雇用者を解雇し始めている状況なのかもしれない」と指摘した。
関連記事
4月の米雇用統計、6月FOMCへの意味は
米非正規雇用拡大、契約社員が単発型の伸び超え
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjCsPeby_DMAhUFeaYKHW3iAGUQFggcMAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10183435217094733641104582083542355743800&usg=AFQjCNH1s3IhijOz2Pp7bfNoMnZcD-AVyg
FRBの金利見通し、支持要因多い=地区連銀総裁
セントルイス地区連銀のブラード総裁 ENLARGE
セントルイス地区連銀のブラード総裁 PHOTO: AGENCE FRANCE-PRESSE/GETTY IMAGES
By LINGLING WEI
2016 年 5 月 23 日 21:18 JST
【北京】米セントルイス地区連銀のブラード総裁は23日、政策金利の据え置きよりも段階的な引き上げを支持する要因の方が多いとの見解を示した。
当地のフォーラムでの講演原稿によると、ブラード総裁は年内に0.25%の利上げを2回ほど想定している連邦準備制度理事会(FRB)の見通しと、今後数年でのより緩やかな利上げを見込む市場の予測を比較した。
総裁は、比較的健全な米労働市場と、2%というFRBの目標に近づきつつあるインフレ指標、世界的な逆風の弱まりという3つの要因が、FRBの利上げシナリオを支持していると指摘した。一方、潜在成長率を下回る米国内総生産(GDP)成長率と、依然として低いインフレ期待という2つの要因は、市場の見通しを支持していると語った。
「労働市場と実際のインフレ率、世界の影響から得られる証拠は(FRBの)中心予想がほぼ正しいことを示唆している」とする一方、「最近のGDP成長率や、市場ベースのインフレ期待指標から得られる証拠は、市場が見込む政策金利の軌道がほぼ正しいことを示唆している」と述べた。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwimzd7ky_DMAhUlrqYKHREyDX8QqQIIHTAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10183435217094733641104582084153688330644&usg=AFQjCNEZANKUUX9HJ6fkIpqW01VCpzD_vg
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民108掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。