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日産、三菱自提携で狙う世界一 ゴーン社長はなぜスピード決着にこだわったのか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160513-00000002-fsi-bus_all
SankeiBiz 5月14日(土)8時15分配信
■ゴーン社長、スピード決着にこだわり
「カルロス・ゴーン(日産自動車社長)氏が三菱自動車を欲しがっている」
5月初旬。大型連休で閑散とする東京・霞が関でこんな情報がひそかに出回り始めた。燃費データ不正問題で窮地に陥った三菱自を、救済に消極的だった三菱グループではなく、日産が救う−。三菱自単独での再建は難しいとみていた経済産業省の幹部は「これで再生の可能性が出てきた」と、強い期待感を寄せたという。
関係者によれば、日産と三菱自の提携話が動き出したのは大型連休に入った5月。ゴーン社長と三菱自の益子修会長が極秘裏に会談し、提携に向けた意思を互いに確認しあった。
2011年の軽自動車事業での提携以降、2人は親交を深め、互いに「信頼できる」と認め合う仲。不正問題からの生き残り戦略を模索する三菱自にとって、トップ同士が信頼しあう日産以外の傘下で再建を目指すという選択肢はなかった。
ひとたび動き出した歯車は一気に回り始める。会談後、すぐに両トップの特命を受けた少数のメンバーが集められ、連休を返上して具体案の議論が重ねられた。関係者によると、当初は6月下旬に開く株主総会前に提携をまとめ、公表する段取りで動いていたとされる。三菱自の業績影響や三菱自の株主である三菱グループなどの理解に時間がかかるとみていたためだ。
しかし、ゴーン社長は結論を急いだ。三菱グループ内には、日産が三菱自の株式の34%分を2370億円で買い取るという内容に「金額が低い」との声があり合意の遅れにつながりかねなかったが、スピード決着にこだわるゴーン社長の意をくんだ益子会長がグループを急いで回り了承を取り付けた。そして発表の数日前に「ゴーン氏が即決した」(経済産業省幹部)。
ゴーン社長が結論を急いだ背景にあるのが三菱自の株価下落。燃費不正で、問題発覚直前の半値近い価格まで値下がりし、経営を大きく左右できる3分の1超の株式を2000億円超で握ることができたからだ。
ゴーン社長は13日のフジサンケイビジネスアイなどとのインタビューで「燃費不正問題で物事が加速した」と話し、その上で「噂が流れたり、話が歪曲(わいきょく)されたりする危険があったので早く市場に発表したかった」と述べた。噂が市場に広がれば、経営再建期待から瞬く前に三菱自の株価が急騰し、取得額が高くなる恐れがあった。だからこそ三菱自が燃費データの不正を公表した4月20日から、ひと月もたたない12日に、電撃的な資本業務提携の発表をしたわけだ。
不正で弱った三菱自をしたたかな交渉術で傘下に収めるゴーン氏。その豪腕で窮地の三菱自を再生に導けば、世界販売850万台強で世界4位の日産・ルノーグループを年間販売台数「1000万台クラブ」に導くのも夢ではなくなる。
「私どもは世界トップ3に入る実力がある」。12日の決算会見でこう言い切ったゴーン社長が、三菱自との提携のその先に見据えるのは「世界ナンバーワン」の称号だ。(今井裕治)
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