http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/495.html
Tweet |
株価が不安定な今、確定拠出年金で株を運用するのは危険?
http://president.jp/articles/-/17979
2016年5月11日 PRESIDENT
この記事を執筆している4月上旬の日経平均株価は1万6200円弱。昨年12月1日以降、終値が2万円台を超えることはなく、低迷が続いている。サラリーマンの場合は、確定拠出年金で株の運用をしている人も少なくないだろう。では、その場合、乗り換えを検討すべきなのか。日経平均の動向とともに検証してみたい。
まず、年度末は株価を維持しようという「見えざる手」によるお化粧買いが入ると考えられていた。その根拠は次の通りだ。夏に予定されている参議院選挙前後に年金積立金管理運用独立行政法人、通称「GPIF」の過去1年間の運用成績が発表される。その実績は年度末の株価などを前提に計算され、運用成績が悪ければアベノミクス失敗というそしりを免れず、選挙に影響を及ぼす可能性があるからだ。だが大方の専門家の予想を裏切り、海外投資家の売りにより不発に終わった。
不発の理由は、海外投資家が日本株に対して慎重なスタンスを崩していないところにある。それを証明するのが、4月下旬から本格化する企業の決算発表および来期の業績見通し。米国の利上げペース鈍化などを背景に為替は円安から円高に転じており、業績を渋めに予想する企業が多いとみられる。過去2年は見通しがよかったぶん、保守的に予想する企業が多いことがマイナスとなる可能性が高い。
海外投資家の慎重姿勢、企業業績予想も渋めとなると、株価の軟調は続くと考えられる。下がりそうなら手を出さないほうが賢明なのだが、投資では安く買って高く売ることで利益が出るため、下がったときに投資を始めるのは必ずしも悪いことではない。
確定拠出年金など、積み立て投資をしている人の中にも、株への投資を控えるべきだと考える人がいるが、株価が下がるときこそチャンスである。
確定拠出年金、あるいは証券会社などで投資信託を積み立て購入する場合、毎月一定の額で買えるだけの株数が買い付けられる。価格が高いときには少ない株数、安いときには多い株数を買うことになり、株価が下落している局面では、より多くの株数を買うことができる。
取得した株数が多いほど、値上がりした際の利益が大きくなる。また安いときに多く買うことで平均の買い付け単価が下がり、利益を得やすくなる、という強みもある。
積み立て購入は「相場を見ずに買い続け、長期間続けることで成果を得る」投資術だ。下落局面で恐怖心から売ってしまっては元も子もない。
ただし、50代後半で退職時期が見えてきた世代については、値上がりしたときに売って利益を確定させることも重要といえる。株式に投資する投資信託などを売って、債券に投資する投資信託、または預金商品などに乗り換え、安定運用に舵を切るということを検討してもいいだろう。
一方、積み立て購入以外に株式投資をしたいという人についても、株価が下がったときに買うのは悪くない。5月の連休明けは安値になる可能性が高いが、選挙対策としての景気テコ入れ策が打ち出される可能性があるからだ。
ただし、企業業績が悪化すれば株価回復に時間がかかるので、業績の確認は欠かせない。円高は業績悪化要因であり、米国がドル安政策を口にするようになったら要注意である。1ドル110円前後であれば日米にとって悪くない水準であり、赤字に転落する企業はあまりないだろう。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民108掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。