http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/240.html
Tweet |
三菱自がはまった「高速惰行法」という燃費測定法
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160503-00010000-socra-bus_all
ニュースソクラ 5月3日(火)11時50分配信
■三菱自不正問題の焦点 測定時間が短く、数値が良く出やすい
燃費の不正問題にゆれる三菱自動車。今回の問題で争点となっている、燃費・排ガス試験の測定方法についてまとめてみた。
燃費・排ガスの試験に必要な自動車の走行抵抗を割り出す方法として、日本では「惰行法(だこうほう)」という測定方法が行われる。これは欧州で多く用いられている測定方法である。
だが、今回不正が発覚した三菱自動車では、北米で多く用いられているが日本では公式に認められていない「高速惰行法」という方法で試験が行われていた。
燃費・排ガスの試験は「シャーシダイナモ」と呼ばれるローラーの上で行われる。この台上では、一般道路のように風の抵抗を受けることができないため、シャーシダイナモ内には風の抵抗を再現するよう、摩擦抵抗と共に負荷がかかる仕組みが組み込まれているのだ。
この走行抵抗を測定する、2つの方法の違いはなんであろうか。
まず「惰行法」「高速惰行法」は、車のギヤをエンジンの力がタイヤに伝わらないニュートラルにして惰行させ、一定の速度から所定の速度に減速するまでの経過時間を計ることで走行抵抗を割り出す。
「惰行法」の走行抵抗は90km/hから20km/hに減速する間に計測される。この間、10km/h刻みに目安を設定し、設定速度の±5km/hまでの速度が低下する所要時間(惰行時間)を測定するのだ。例えば、60km/hで走行する場合は、65km/hから55km/hに達するまでの時間を計測する。この計測を往路・復路を3回ずつ繰り返すことで、走行抵抗を割り出すのだ。
では、今回問題となっている「高速惰行法」とはどのような測定方法だろうか。この方法は150km/hから90km/hの間で測定され、1秒ごとに速度を計測しその速度変化を測定する方法である。この測定も往路・復路3回ずつ行われる。割り出された走行抵抗は、シャーシダイナモにかけられ最終的な燃費・排ガスの数値が測定される。
日産自動車が対象車種を「惰行法」で再度試験したところ、三菱自動車が「高速惰行法」で測定した数値よりも、走行抵抗が7%高かったという。これは、三菱自動車が実際よりも低い抵抗数値を入力したことによって、燃費が良く出たことになる。また、「高速惰行法」は「惰行法」よりも測定時間が短いため、数値が良く出やすいとの声もある。
ニュースソクラ編集部
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民108掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。