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現場の風当たりは…(小堀新社長・左と浅野前社長)/(C)日刊ゲンダイ
経営陣の強気に現場は…旭化成「杭問題」社内で“温度差”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180352
2016年4月28日 日刊ゲンダイ
経営陣と社員の間にはまだまだ“温度差”があるようだ。杭打ちデータ偽装でグラついた旭化成。浅野敏雄前社長の引責辞任を受け、今月1日に就任した小堀秀毅社長はあくまで強気だ。
25日に発表した3カ年の「新中期経営計画」では、M&Aを含めて7000億円の投資を実行、最終年度の18年度に売上高2兆2000億円、営業利益1800億円を目指すという。15年度の見通し1兆9540億円、1640億円を上回る業績目標をブチ上げた。
猛バッシングを浴びた杭問題についても、小堀社長は「マイナス要因はあまり考えていない」とあくまで強気。低迷する住宅受注は「完全復活には時間がかかるが、1、2カ月くらいで戻ってくると期待している」と、回復に自信をのぞかせていた。
昨年秋から自粛していた広告宣伝も今月から再開したが、一戸建てと集合住宅を合わせた受注金額は、昨年11月から5カ月連続で前年同月比2ケタ減が続いている。同社中堅社員はこうこぼす。
■「強気な態度が世間の反感買わないか」
「経営陣は浅野さんが引責辞任したことで一応のケジメをつけたつもりなんでしょう。浅野さんはヘルスケア一筋で、住宅・建材は畑違い。ノータッチだった杭問題で辞任の必要はないというムードも当初はあったんですが、浅野さん自ら周囲の慰留を振り切って、『信頼回復のために』とクビを差し出したそうです。といっても、それは身内の話で、顧客には関係ない。現場の風当たりは、経営陣が考えている以上に強い。1、2カ月で戻るなんて楽観的過ぎます。強気な態度が世間の反感を買わないかと、心配です」
小堀社長は、「現場」「現物」「現実」を重視する「三現主義」の徹底を図るとしているが、どうも現場とは温度差があるようだ。別の幹部社員がこう言う。
「中期計画ではマテリアルと住宅、ヘルスケアを重点3領域と定めていますが、小堀さんはエレクトロニクス出身。まあ、バランスの取れた調整能力が高い人なんで、この難局を乗り切ってくれると信じていますが……」
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