ここの役人は、現場の従業員にも平気で聞いてくるから、下手に回答したら、後で大変なことになる。許認可を握っている、利権の塊の官庁。それが運輸省であり、今の国土交通省は建設省を合併しただけに、ますます横暴を極めている。

国やんは、そういったことを全然知らずに、好き放題書いている。本来ならユーザーを向くべきと書いているが、世間のことをまったく知らない、本当の大ばか者である。いいか、国土交通省の権限は絶大だ。ここを怒らせたら、自動車メーカーなんて一発で吹き飛んでしまう。それくらいのことすら分からないのか。よくそんな知識で、自動車評論家なんてやっていられるな。

国やんは、かつて日本の自動車メーカーが、国内向けにドアミラーを許可してもらえなかったことを知らないのか。あれは悲惨だった。あんなかっこ悪いフェンダーミラーしか認可しなかったばかりに、1981年に登場した、いすゞ・ピアッツアなど、デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏が、日本の運輸省と運輸行政を厳しく非難した事実を知らないのかといいたい。

Isuzu Asso Di Fiori '1979
https://www.youtube.com/watch?v=mwN4ieHofJk
●世界的な鬼才、ジョルジェット・ジウジアーロ氏がデザインした、オリジナルのアッソ・ディ・フィオリです。

1981 ISUZU PIAZZA Ad (HD)
https://www.youtube.com/watch?v=Ava2PcDn_TI
●日本の運輸省の命令で、フェンダーミラーに改変させられた姿です。これじゃジウジアーロ氏でなくても激怒しますよ。

日本の運輸省、国土交通省の役人は、このように美しいデザインでさえも破壊してしまう、最低の人種です。困ったことに、こいつらが許認可を握っているために、自動車メーカーは、絶対に逆らうことができない。このことを国やん、知らないとは言わせんぞ !!

国交省になってからも「保安監査」は続いている。
実施時期はもちろん事前通告されるんだが、その鉄道沿線のイベントに合わせることが多い。多客時の対応とかなんとか理由を付けるが、実は「物見遊山」に過ぎない。監査の指摘事項は鉄道からの「お土産」として用意された事項だけ。
実質的な安全向上にはつながらない。

典型は信楽高原鉄道事故。
この日は信楽陶器祭り開催期間中で保安監査当日だった。
事故を起こした列車で、会社幹部が貴生川駅まで監査官をお出迎えする予定だった。そこへ信号故障（これはお土産ではなかったんだが）発生、そりゃあ焦るわねえ。で、やっちゃいけない信号冒進＝大惨事発生。

だから事故の直接原因は信楽高原鉄道としても、遠因は国交省にある＝共犯と言ってもよい。
尤も、この監査官は責任を感じて後日自殺したという噂もある。

こんな悪習止めれば良いのに。