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(回答先: 日本銀行 金融機関の貸し出しにもマイナス金利を検討か?:銀行は日銀からの借り入れで“利得”、投機的借り入れを増長? 投稿者 あっしら 日時 2016 年 4 月 23 日 03:48:42)
株続伸、金融株買いは本命か大穴か[日経新聞]
証券部 竹内弘文
2016/4/22 16:46
前日の457円高を受けた22日の日経平均株価は朝方こそ利益確定売りが先行したものの、終わってみれば4日続伸。終値は1万7572円とこの日の高値で引けた。
「日銀が金融機関への貸し出しにもマイナス金利の適用を検討している」。午後に伝わった一部報道で、相場の空気は一変した。まず銀行株が敏感に反応。三菱UFJフィナンシャル・グループが7%高となるなどメガバンクはそろって上昇し、地銀株も軒並み買われた。業種別日経平均・銀行は全36業種中で上昇率首位になった。
もともとこの日は朝方から、銀行や保険などの金融株が底堅く推移していた。熊本地震で景気の腰折れ感が一段と高まるなか、日銀は次の手を打ってくるのではないか――。27〜28日の金融政策決定会合が近づくにつれ、日銀が追加緩和に動くとの観測が強まっていたからだ。
三菱UFJの平野信行社長が講演で「銀行業界には少なくとも短期的には効果はネガティブ」と指摘するなど、日銀のマイナス金利政策は金融界ですこぶる評判が悪い。にも関わらず、朝方から銀行株が買われたのは「マイナス金利幅の拡大というより、上場投資信託(ETF)など資産買い入れ額の積み増しを見込む市場参加者が増えてきた」(大和証券の石黒英之シニアストラテジスト)からだという。ただ、日銀によるETFの買い入れ余地はかねて限界を指摘する声もある。金融株買いはいわば、メーンシナリオから外れた「大穴狙い」の側面が強かった。
そこに降ってわいた新たなマイナス金利の導入観測。本当に実現すれば、銀行は低利融資でも利ざやが稼げるようになる。金融株は大穴から一躍、「本命」に浮上するかもしれない。
もっとも、日銀の追加緩和頼みでは相場けん引力の持続性には疑問符も付く。昨年10月中旬のように、決定会合前に緩和観測で金融株が盛り上がり、結果が物足りないと潮が引いたように売られる展開は過去にも何度も繰り返されてきた。まして今回は、安倍晋三首相が議長を務める5月26〜27日の主要7カ国(G7)首脳会議を控えるタイミング。「政策協調でG7が結束する直前に日銀が追加緩和に踏み切るのは難しい」(シティグループ証券の高島修チーフFXストラテジスト)という声は一聴に値する。
22日の東京市場では円安・ドル高も進み、約半月ぶりに1ドル=110円台を付けた。ただ、4月中旬以降に日経平均が2000円ほど切り上がったのに対し、円相場の動きはやや鈍い。これまで奇妙なまでの相関がみられただけに「円相場に比べて株高が行きすぎている可能性がある」(UBS証券の大川智宏エクイティ・ストラテジスト)との警戒もある。
金融株上昇の波に乗って買いに傾いた投資家は、はしごを外されるリスクも背負ったかもしれない。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO99962780S6A420C1000000/?n_cid=TPRN0001
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