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三菱自:燃費試験で不正操作、社長が会見し謝罪−株価ストップ安
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-20/O5X3DM6KLVRM01
2016年4月20日 14:37 JST 更新日時 2016年4月20日 18:01 JST
三菱自動車は車両の燃費試験データで、燃費を実際より良く見せる不正操作があったと発表した。対象車両は他社向けを含め計62万5000台になる。業績への影響は精査中とした。
20日の発表資料によると、燃費試験データで不正操作が判明したほか、国内法規定と異なる試験方法があったことも分かった。対象は2013年6月から生産している軽自動車「eKワゴン」と「eKスペース」、日産自動車に供給している「デイズ」と「デイズルークス」の計4車種で、3月末までに三菱自は計15万7000台、日産自向けは計46万8000台を生産した。
三菱自では該当車の生産・販売を停止し、日産自でも販売を停止。今後は補償について協議するとしている。海外市場向け車両についても調査する。さらに独立性のある外部有識者のみの調査委員会を設置し、結果を公表するという。
三菱自の相川哲郎社長は20日、会見して謝罪した。燃費数値を良く見せるため、「操作は意図的だった」と述べた。不正行為が繰り返されることについては「コンプライアンスを全社員に徹底することの難しさを痛感し、忸怩(じくじ)たる思い」と語った。調査に関しては3カ月をめどに急ぎたいとした。中尾龍吾副社長は、一般登録車についても02年までさかのぼり調査していると話した。中尾氏によると、本来のテスト形式と比較した燃費の差は5ー10%という。
燃費試験はいずれの車両も、開発を担当して認証届け出責任のある三菱自が実施していた。次期車両の開発に際して、日産自が該当車の燃費を参考に測定したところ、届け出値と隔たりがあり、三菱自に確認を求めた。三菱自は社内で調査し、実際より燃費に有利な走行抵抗値を使用していた不正を把握したとしている。
三菱自の株価は20日、不正行為について会見する情報が流れた午後2時すぎから急落し、一時、前日比17%安の714円と値幅制限いっぱいのストップ安となった。2004年7月以来の下落率。終値は同15%安の733円だった。
国内自動車販売で4割近くを占める軽自動車市場ではシェア争いが激化する中、三菱自と日産自は軽自動車を共同開発して販売していた。三菱自の水島製作所(倉敷市)で生産している。
三菱自をめぐっては2000年にリコールにつながるクレーム情報を当局に届け出ていなかったことが発覚。その後も車輪脱落・死傷事故で虚偽報告していた問題もあり、03年度から3年連続の大幅赤字に陥り、04−06年に総額6000億円規模の各種優先株を発行、グループ企業が中心に引き受けて支援していた。
検査の不正をめぐっては、独フォルクスワーゲンのディーゼル車で昨年、米国での排ガス測定で検査時だけ排ガスのコントロール機能がフル稼働する不正ソフトを使用した問題が発覚していた。
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