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失望売りで「30ドル」現実味 原油増産凍結協議、合意に至らず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160418-00000012-fsi-bus_all
SankeiBiz 4月19日(火)8時15分配信
主要産油国が17日、カタールで開いた会合で増産凍結の協議が合意に至らなかったことを受け、原油市場に「失望売り」が広がった。合意への期待感から2月中旬以降、原油価格は反発していたが、17日の米国の原油先物が大きく下げたほか、18日の東京商品取引所の原油先物も急落した。供給過剰解消の期待感がしぼみ、当面は原油相場に下落圧力がかかりそうだ。
17日のニューヨーク市場で原油先物相場は急落し、指標の米国産標準油種(WTI)は時間外取引で、一時1バレル=37.61ドルまで下げた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は「数日以内に30ドルに下落する」とのアナリストの見通しを伝えた。
18日の東京商品取引所でも、アジアで指標となるドバイ産原油の先物相場が一時、1キロリットル当たり前週末比2640円安の2万5670円に急落。売買を一時的に停止する「サーキットブレーカー」が発動される場面もあった。
原油安で財政が悪化したサウジアラビアやロシアなど4カ国は2月16日、1月の生産量の維持を取り決め、他国に合意を呼び掛けた。だが、増産凍結で合意できず、市場ではWTIは30ドル前後まで下落するとの見方が広がる。
それでも下値は限定的との指摘もある。米国は行楽シーズンに入りガソリン需要が増え、中国への過度な警戒感も後退している。第一生命経済研究所の西●徹主席エコノミストは「需要は持ち直し、下値は35ドル程度だろう」と予想する。
もっとも、国際エネルギー機関(IEA)の予測では、2016年は日量110万バレルの供給過剰が続く。石油天然ガス・金属鉱物資源機構の野神隆之主席エコノミストは「50ドル前後に近づけば、米国のシェールオイルが増産に向かう」と指摘するなど、相場の上値は重い展開が続きそうだ。
今回の増産凍結見送りで、産油国の結束が難しいことを改めて露呈した。6月の石油輸出国機構(OPEC)の定時総会で再び凍結を協議するが、仮に合意できても生産は現状維持に過ぎず、需給の改善にはなお時間がかかる。
●=さんずいにウかんむりに眉の目が貝
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