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無駄な残業を減らせば早く帰れる(C)日刊ゲンダイ
味の素は7時間労働へ 広がる“残業ゼロ”の傾向と最善策
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/178924
2016年4月8日 日刊ゲンダイ
うらやましい話だ。味の素は来年4月から1日の所定労働時間を20分短縮して、7時間15分にするという。サラリーマン社会は1日8時間勤務が相場だから、45分も短い。しかも有給休暇はそれまで通り十分消化でき、基本給もそのまま。同社の平均年収は923万円に上る。部長クラスなら、年収1000万円の大台も夢じゃない。なんとかあやかれないものか。
“味の素にならえ”で就業時間を45分短縮することは難しくても、働き方の工夫で残業時間を減らすことはできる。管理職として部署の残業時間をゼロにできれば出世のアピールになるし、社員にとっては浮いた残業代が給料アップの原資になる。残業ゼロを目指すのは悪い話ではないが、どうやるか。
「私は現役時代、社員と相談して、午後8時(一般職は7時)にパソコンがシャットダウンする仕組みを取り入れたところ残業時間が大幅に減った」と言うのは、「100回言ってもできないダメ部下を動かす上司の言葉」などの著者で、SBIモーゲージ元取締執行役員常務の横山信治氏だ。
「管理職は残業代がつきませんが、長年の習慣でダラダラ仕事をしている人が少なくありません。だから、まず上司の意識改革が第一です。それを部下と一緒に実現するためにミーティングを重ねて編み出したのが、8時撤収でした」
味の素が重視したのもまさに意識改革だ。
■全員が時間を管理する感覚を身に着ける
「味の素には、残業時間や有給休暇の希望日などを記入する『働き方計画表』がオンライン上にあって、部内の一人一人が仲間の入力内容をそれぞれ把握します。このシステムで管理職は、部署ごとの労働時間を比較できるので、マネジメントの効率化を探るキッカケになる。部員は同僚の有休希望日を知ることで、会議の日程、時間をずらしたりして配慮することも可能。そうやって仕事を重ねると、上司も部下も効率化を考えるようになるのです」(経済ジャーナリスト)
これは、どの会社でもやれるはず。全社的にやれない場合は、まず同じ部内だけから始めればいい。全員が時間を管理する感覚を身につけるのだ。
また、同じ社内でも、経理や営業では、働き方が大きく異なるため、味の素はコアタイムなしの完全フレックス。朝型化の流れで流行の早朝出社社員に振る舞われる無料の朝食サービスを同社も導入しているが、だからといって早朝出社は“必修”ではない。本社の場合、原則20時の完全退館までの時間を自由に組み立てる。朝食選択制の方が、育児や介護に朝の時間を使いたい人にとっては融通が利く。
意識改革が浸透していけば、リミットまでを逆算して効率化を考えるようになるため、サボることなく仕事をする。結果として残業も減る。そのためにもうひとつ大切なのが査定だ。
「所定時間内に、より質の高い仕事や2倍の量をこなせる人が、だらだらと人並みの仕事しかせず残業代をつけている人より収入が少なかったら、モチベーションは上がりません。味の素が成功しているのは、査定と時間の管理を連動させながら、アウトプットで査定する仕組みを整えていることが大きいと思います」(横山氏)
期初に面談して仕事の目標を定め、その到達度で査定するシステムはよくある。そこに労働時間もひもづければいい。目標をクリアしても、かかった時間が多ければ、評価は下がる仕組みにするのだ。味の素スタイルの残業ゼロ作戦は十分試してみる価値があるだろう。
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