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セブン&アイHDの鈴木敏文会長(C)日刊ゲンダイ
狙いは株高か セブン&アイ物言う株主が“世襲批判”の真意
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/178255
2016年3月30日 日刊ゲンダイ
セブン&アイホールディングスが“物言う株主”に揺さぶられている。
これまでソニーやファナックなどに対し、さまざまな要求を突き付けてきた米サード・ポイントが、今度はセブン&アイに目を付けたのだ。
「サード・ポイントは昨年11月にも、セブン&アイにイトーヨーカ堂を切り離せと迫っています。ヨーカ堂は15年2月期に68億円の最終赤字を出すなど業績が悪化しています。不採算部門を売却すべきだという提案は理解できます。でも今回、新たに突き付けてきたのはトップ人事に関する要望です。なぜ、そこまで踏み込むのか。理解できません」(市場関係者)
サード・ポイントはセブン&アイの株式を5%程度保有しているとみられる。大株主として、書簡で鈴木敏文会長(83)の後継人事に注文を付けたのだ。書簡には、「鈴木会長が次男の康弘氏(51)を、セブン&アイのトップに就ける道筋を開くという噂を耳にした。事実なら、鈴木会長のトップとしての適性と判断力に重大な疑問が生じる」との指摘があった。
セブン&アイ関係者は、「心外というしかない。人事は実力や実績に基づいて判断しています」と反論する。
鈴木会長の次男、康弘氏は取締役執行役員最高情報責任者(CIO)として、リアルとネットを融合させた「オムニ戦略」を推進している。
■“ポスト鈴木”は三つ巴だが…
「ポスト鈴木候補として、康弘氏の名前は以前から挙がっていました。サード・ポイントはセブン―イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(58)を最有力候補としています。さらに創業者・伊藤雅俊氏(91)の次男である順朗取締役(57)も候補者のひとりです。三つ巴の戦いといわれる中で、世襲批判が飛び出した。物言う株主は、セブン&アイの株価を上げたいだけかもしれませんが、何か裏があるのではという臆測は絶えません」(株式評論家の倉多慎之助氏)
確かにセブン&アイの株価は低迷している。サード・ポイントがイトーヨーカ堂の分離を迫った昨秋は、5700円水準だったが、28日の終値は4911円と5000円を割り込んでいる。
「サード・ポイントは、株高につながるヨーカ堂分離を実現させるため、世襲批判を持ち出したのでしょう。分離しないのなら、セブン側が嫌う世襲批判をさらに展開。そんな狙いかもしれません」(証券アナリスト)
鈴木会長はどんな決断をするか。株主総会は5月下旬。残された時間は長くない。
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