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「世界テロ不況」識者が警鐘 トランプ過激発言も引き金に
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/177927
2016年3月25日 日刊ゲンダイ
ブリュッセルの空港で爆発に遭い避難する人々(C)AP
約300人が死傷したベルギー同時テロでも、取りあえず世界の株式市場はさほど動揺しなかった。が、これは嵐の前の静けさ。「“テロ不況”のリスクが高まった」(外資系証券関係者)のは間違いない。
さすがにテロ直後の欧州の主要株式市場は、観光関連株を中心に軒並み下落したものの、すでに落ち着きを取り戻しつつある。23日の東京市場も“テロ”を警戒する売りが優勢だったが、平均株価の終値は前日比47円57銭安と小幅反落。安全資産とされる円買いが意外と進まなかったことにも救われた。
ただし、もう一回テロが起きたら、世界同時株安から、世界テロ不況に陥る可能性が高い。
人が外出や旅行などを控え、ヒト、モノ、カネが動かなくなれば、景気は一気に冷え込んでしまう。ベルギー同時テロの直後、株価が下落したのも、市場がそうした事態を警戒したからだ。
埼玉学園大の相沢幸悦教授(経済学)は「きっかけになるのは、やはり米国でのテロでしょう」と、こう続ける。
「いま米国は、大統領選指名候補のトランプ氏による移民排斥などの過激発言をめぐり、各地で小競り合いが起きています。イスラム国などがこれ幸いとばかりに、背後から“マイノリティー”をけしかけ、暴動に発展する恐れは十分考えられる。ただでさえ米国は、中国の南沙諸島問題などの地政学的リスクも抱えているのに、国内で暴動まで起きたら、市場は一気に冷え込みます」
アメリカでテロや暴動が起きれば当然、ドル売り、円買いが加速する。日本の市場は円急騰→株暴落へ一直線。年初の暴落の悪夢が蘇る。
「当時はまだ黒田バズーカ3に対する期待も残っていましたが、結局不発どころかマイナスで、政府・日銀に打つ手なしです。欧州の移民やテロリストが米国の暴動に同調する動きを見せれば、投資家心理はさらに悪化する。年初来安値(1万4865円=2月12日)を下回る恐れすらちらつきます」(経済ジャーナリストの岩波拓哉氏)
日本より先にマイナス金利を導入するなど、ただでさえ景気が良くないヨーロッパ。ささいなことで“底割れ”してもおかしくない。個人投資家は要警戒だ。
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