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サイト「アマゾン」より
アマゾン、家庭を侵食…人の「声」で買い物の注文や家電操作が可能に
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14335.html
2016.03.21 文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員 Business Journal
3月3日、米アマゾンが新製品「エコー・ドット(Echo Dot)」と「アマゾン・タップ(Amazon Tap)」の2機種を発表した。新製品といっても、2014年に発表した家庭用音声アシスト端末である「エコー(Echo)」とのコラボレーション製品で、どちらもエコーを機能面で補う仕様になっている。
14年に発売されたエコーは、全方位スピーカーによる音声操作が可能な据え置きタイプの端末で、ハンズフリーで利用できるというメリットからユーザーエクスペリエンス(ユーザーの利用形態)の点で、米アップルのSiriや米グーグルのGoogle Nowとは一線を画す。
すなわち、SiriやGoogle Nowのように装置に向かって話しかける必要はなく、生活の導線で会話しながら願いを聞いてくれるという体験をユーザーにもたらす。こうした点から、エコーはパーソナルアシスタントというよりも、むしろファミリーアシスタントとして機能し、家庭内で誰もが手軽に利用することが可能となる。
たとえば、料理中に「ペーパータオルが切れた」と言えば、親切にもアマゾンに注文を出してくれるし、家族団らんで「クラシックミュージックをかけてくれ」といえば、即座に反応してくれる。このように家族が会話するなかで、片づけなければならなくなった用事をエコーは次々とこなしてくれるというわけである。
今回発表された2機種は、こうしたエコーの機能をさらに進化させてくれるものである。両機種ともエコーと同じAI(人工知能)による音声認識ソフト「アレクサ」を搭載しているため、エコー・ドットでは、常時接続でユーザーの呼び掛けに反応してくれる。ただエコーと異なるのは、有線もしくはBluetooth経由で他のステレオシステムに接続できる点で、より高音質・大音量で音楽を楽しむことが可能となる。
アマゾン・タップもまたアレクサを起動すれば、音声によりテレビやエアコンなど家中の家電製品やデバイスを操作できる。360度方向に音を出すことも可能で、1回の充電で9時間の連続再生も可能となる。
■アマゾンの真の狙い
このように、エコー・ドットにしてもアマゾン・タップにしても、エコーのユーザーエクスペリエンスをさらなる高みへと押し上げてくれるものであるが、それでは、アマゾンの真の狙いはどこにあるのか。
今回、この2機種の発表に加え、住宅の空調などを一元管理するスマートサーモスタットをアレクサに対応させる計画が発表されている。アマゾンは、アレクサを搭載した3つの端末を家庭に普及させることで音声データを蓄積し、ビッグデータとして活用する狙いがある。
購買傾向のさらなる把握に加え、ユーザーの生活環境やサイクルを詳細に分析することが可能となれば、アマゾンは売上拡大に必要な新たなる打ち手を手に入れることができよう。アマゾンによる家庭への浸食は、今後も続く。
(文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員)
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