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トヨタ、経産省天下り副社長が降格。社長と軋轢か?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160315-00010000-socra-bus_all
ニュースソクラ 3月15日(火)14時50分配信
役員人事と組織改編発表、副社長は24年ぶりに4人に
トヨタ自動車は3月初め、2016年度の役員人事と、7つの社内カンパニーを設けるなどの社内組織再編を発表した。役員人事では6人いる副社長を4人へと2人減らした「少数精鋭」が特徴。一方で新設の社内カンパニーのトップに権限を委譲し、全体として意思決定を迅速にし、前人未踏の「1000万台メーカー」としての成長のあり方を探るという。
今回の副社長人事はちょっとした驚きをもって受け止められている。副社長が4人となるのは1992年以来、実に24年ぶりのことである。退任が2人で新任はゼロだ。
退任するのは小平信因(のぶより)氏(66)と須藤誠一氏(64)。小平氏は経済産業省からの天下り。経産官僚の最後は資源エネルギー庁長官だった。副社長は外れるが、取締役としては残る。「降格」人事との見方が広がっている。
副社長のポジションは6月の株主総会まで続くようだが、4月18日以降の新執行体制下で副社長として特段の担当を与えられていない。寂寥感が漂う。
退くもう1人の副社長、須藤氏はトヨタの取締役も6月に退任する。軸受けなどを生産するトヨタグループの有力部品メーカー、ジェイテクトの会長に、6月の株主総会後に就くことが固まった。
須藤氏はトヨタ幹部が就くのが慣例の名古屋の財界団体「中部経済同友会」の代表幹事に4月に就任することも決まっている。ジェイテクト会長、中部経済同友会代表幹事の2ポストとも、「トヨタ副社長」の先輩である新美篤志氏(68)から引き継ぐ。
創業家が支配する今のトヨタにあっては現時点で社長になることはかなわないのだから、「十分な処遇」と言っていいだろう。
6月以降も副社長として残る4人には、4月18日以降の新執行体制下で役割をもたされている。加藤光久氏(63)は新設の「未来創生センター」の統括。同センターは外部の企業などとも連携し、将来の技術やビジネスを長期的な視点で創造していく。従来の自動車メーカーにはあまりなかった「ロボットの開発」など、将来のメシのタネを育てるもので、非常に重要な任務だ。
伊地知隆彦氏(63)は「CFO(最高財務責任者)」の称号が与えられ、経理部門の頂点に立つ。ディディエ・ルロワ氏(58)は引き続き、先進国の営業を担当する「第一トヨタ」の責任者。寺師茂樹氏(61)は引き続き経営戦略を担当。最高幹部会である「戦略副社長会」の事務局長も務める。豊田章男社長の懐刀のようなポジションだ。
小平氏については、6月の株主総会後は「副会長」などの中二階的なポジションにも就かない。もともと、2008年8月に顧問でトヨタ入りした小平氏は2015年6月に副社長を退任し、天下り枠の後任に1979年旧通商産業省入省で経産審議官まで務めた佐々木伸彦氏が収まる予定だったとされる。ところが、小平氏が留任を望んで四方八方画策したことから、佐々木氏のトヨタ入りは消え、佐々木氏は昨年、結局富士通に天下った。
豊田章男氏が社長に就任した2009年に29人いた取締役は今年6月以降、11人になる。このうち社外取締役が3人だから、実質8人にまで絞り込んだ。そうした経営陣のスリム化の中でも取締役には残った小平氏と豊田章男社長との間にすきま風が吹いているとの見方は根強い。
ソクラ編集部
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