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円高、輸入価格押し下げ 企業物価、5年3カ月ぶり低水準[日経新聞]
年初からの急激な円高が輸入品の価格を押し下げている。2月の輸入物価指数は円ベースで昨年12月よりも10.5%下落した。ドルなど契約通貨ベースの下落率は6.4%にとどまった。輸入品の物価下落は消費者物価指数(CPI)の下落圧力にもなりそうだ。
日銀が10日に発表した2月の国内企業物価指数(速報値、2010年平均=100)は99.8と前年同月比で3.4%下がり、5年3カ月ぶりの低水準になった。
企業間の出荷や卸売り段階で取引されるモノの価格を示す企業物価の下落は、原油価格の下落や新興国経済の減速を背景に輸入品の価格低下を主因として進んでいた。これに急激な円高が拍車をかけた格好だ。
輸入物価を円ベースと契約通貨ベースに分けると、円高の影響が鮮明に表れる。円安基調が続いていた昨年11月まで前年同月比の下落率は契約通貨ベースの方が円ベースよりも大きかった。だが2月に円相場が一時、1ドル=110円台に急伸するなど円高が進み、昨年12月から円ベースの下落率が上回った。
2月の輸入物価を「食料品・飼料」「電気・電子機器」「輸送用機械」など10分野に分けると、円ベースは全分野で前年同月比で下がったが、契約通貨ベースは「繊維」「輸送用機械」の2分野で上がった。円高が個別の輸入品の価格下落に効いているわけだ。
企業物価のうち、消費財などの「最終財」は前年同月比で1.4%下がり、1月(1.0%)よりも下落率が広がった。みずほ証券の末広徹シニアマーケットエコノミストは「企業物価の最終財の動きから半年ほど遅れてCPIに影響が出る。当面はCPIに下落圧力がかかる」と分析する。
[日経新聞3月11日朝刊P.5]
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