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過去最高水準40兆円強 「タンス預金」激増に3つの要因
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/176972
2016年3月11日 日刊ゲンダイ
自宅が一番安全?(C)日刊ゲンダイ
タンス預金が今年に入ってから激増している。
「銀行券(お札)の発行残高を元に、タンス預金の金額を算出したところ、今年1月は41.7兆円、2月は40.1兆円と過去最高水準でした。金庫が売れるのも納得できる増加ぶりです」(第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏)
40兆円という金額は、リーマン・ショックのあった2008年(約26兆円)に比べ1.5倍の規模だ。世界中が金融危機に震えた時代より、現在のほうがタンス預金が多いとは驚きだ。
日銀は9日、2月のマネーストック(通貨供給量)を公表した。現金は6.7%増の90.3兆円。日銀は、「マイナス金利政策の導入が資産の現金化を促したとするのは時期尚早」(調査統計局)とした。
確かに、タンス預金急増の理由はマイナス金利ばかりではない。
「昨年の初めごろからタンス預金は目立って伸び始めています。相続税の強化やマイナンバーの影響で、現金を手元に置く人が増えたとみています」(熊野英生氏)
マイナンバ−導入により、銀行預金や株式といった個人財産の多くは国に把握されかねない。それを避けるため、タンス預金をせっせと増やしていたところに、今度はマイナス金利だ。
「欧州には個人の預金に対し、マイナス金利を課す金融機関があります。日本だって、この先どうなるか分からない。銀行預金は危険と判断して当然でしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
ただし、タンス預金は火災、津波、盗難といった被害に遭いかねない。一瞬で財産を失う恐れがあるのに、あえて自宅に現金を貯め込んでいるのだ。
「タンス預金の急増は、将来に不安を抱える人が多くなっているからです。株式市場は乱高下が激しく、安心して資産を預けられない。年金受給も怪しいので、安定した老後生活に自信が持てない。アベノミクスは、現金だけが頼りという世の中をつくってしまったのです」(市場関係者)
タンス預金はまだまだ増え続ける。
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