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「今の会社は楽だから3年続いていますが、出社しても基本的にすることがないんです。だから1日中通販サイトを見ていますよ」と春子さん(写真はイメージ)
【貧困女子】買い物額は1日1万なのに年収は270万 自称・社会廃人が会社で通販サイトを見続ける本当の理由
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160228-00010000-suitsw-life
Suits-woman.jp 2月28日(日)10時0分配信
女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。
今回は、「私、仕事が嫌いなんです。今の職場は毎日通販サイトを見続けていられるので、給料は安いけど転職する気はありません」と言う、成田春子さん(仮名・37歳)からお話を伺いました。彼女は誰もが知る有名大学を卒業し、大手の家電メーカーに就職するも1年で退職。以降転職を繰り返しており、現在10社目だといいます。
「最初に入った会社は、毎日エクセルの数字を打ち込むという拷問的な仕事に嫌気がさして、すぐやめました。工場の現場研修もバカバカしかったですね。何よりも、私よりも偏差値が10以上下の大学なのに、同期入社の男性社員の方が圧倒的にかわいがられていてチャンスをもらっているように感じました。
私は突破運に恵まれているというか、大手企業の正社員として採用されるのですが、そこで感じたことは、“大企業は新入社員時代からすでに幹部候補を決めている”ということ。私が敏感過ぎるのかもしれませんが、明らかに他と扱いが違う男が何人かいるんですよね。もちろん、会社は明確にそういう態度は出しませんが。例えばちょっとした会議に呼ばれる、彼のOJT担当に役員が耳打ちしに来るなどです」
春子さんは、子どもの頃から優秀だったそうです。体も大きくスポーツ万能。勉強はできて、父親は保険関連の大企業に勤務しており、趣味は乗馬。母親はパウンドケーキを焼くのが得意な専業主婦で、春子さんと5歳年下の妹を、文字通り蝶よ花よと育てたとか。
幼稚園時代から、ピアノとバイオリンを習っていた春子さんは、カンがいいこともあって、特に練習しなくても上達。小学校6年生でショパンの『別れの曲』を弾きこなして、地元のホールを万雷の拍手で包んだといいます。つまり、彼女はずっと注目されて育ってきた女の子でした。中学受験を経験し、進学したのは国立大学付属中学校で、高校も名門に進学したそうです。
■なんでも「できて当たり前」の女の子はどう成長するのか……
「私以外の子が一番になるのが許せないのかもしれません。ちょっと努力すると勉強もスポーツも人並み以上にできてしまうんですよ。学校ではずっと特別扱いだったし、それにこたえるために、マンガ、ゲーム、アニメなどから遠ざかり……といっても、興味もなかったのですが、品行方正に生きてきました。友達と話が合わないから休み時間も勉強していたし。難しそうな本を読んで、大人をびっくりさせるのが好きでした」
残念ながら、何度聞いても、思春期に読んだその本のタイトルは覚えていないと言います。アイドルや音楽にハマることもなく、友達と遊ぶこともなく、思春期を過ごした春子さん。好きなことはジグソーパズルで、今も住む埼玉県草加市の実家には、春子さんが完成させたパズル作品が多数あると言います。
「ひとりが好きなのかもしれません。高校の時に、同級生からディズニーランドに誘われたんですが、並ぶしあまり意味が感じられず、退屈だったから『逆説の日本史』(井沢元彦著)を読んでいたんです。それから二度と誘われなくなり、こっちも好都合だと思いましたよ」
春子さんの最初の挫折は、東京大学の受験に失敗したこと。誰もが受かると思っていた期待を裏切ってしまったことと、自分が1番になれなかったことが悔しかったと言います。
「あのとき、私の人生は終わったと思いました(笑)。国立大学に進学したのですが、教授陣も周囲の人ともあまりなじめなかったな……。私が入ったのは当時としては新設の学部で東大より難しいと言われて、“すごいじゃ〜ん”とみんなに言われましたが、私は東大がよかったんですよね。この年になると、日本の大学でブランド力があるのは東大だけだと思います。親は大学に入ったんだからもっと遊べばいいと言いますが、遊ぶってよくわからなかったんですよ。彼氏もできましたけれど、人を好きになるって、自分より相手を優先させることじゃないですか。私はホンネを言えば、自分が一番でいたいので、そういう男性を選ぼうとすると、自分より格下になってしまうんです。ブサイクで頭の悪い男性に大切にされても、キモいだけだと思って、恋愛からも遠ざかっています」
■容姿コンプレックスのメリット、デメリットとは?
春子さんの容姿は10人並みより少しキレイな程度で、似ている有名人は澤穂希選手。話していると、容姿のコンプレックスをかすかに感じますが、それほどではないのは女性が容姿レース、恋愛レースに乗っていないから。
女性の自己肯定感と容姿の問題は切り離せないと常々感じていますが、春子さんは容姿に対するコンプレックスが少ない。だから”私ってデブだし”とか”もうBBAだし”というような、女性がよく行なう自虐をしません。これは大きなメリットを彼女にもたらしていると感じます。
加えて“私が一番になりたい”という気迫が伝わってきます。だからこそ一流企業の採用担当者が“この子は何かする、ほかの女の子とは違う”と思って採用するのだと感じました。
でも、会社は人との共同体。チームを運営するには、強い私欲は邪魔になることが多い。チームプレーができない人は、仕事の職人として極めていかないと“一番”にはなりにくい。それに、仕事の職人になるにも、人から愛されないと情報も経験を積むチャンスも入ってこない。
「会社でムダなことをしているな〜と思うと、つい相手をバカにしたような態度をしてしまうそうです。それに仕事は勉強とは違い、できすぎても足を引っ張られるんですよね。そんな経験を続けるうちに、完全に意欲がなくなってしまいました。転職歴は、大手の電機メーカー、食品メーカー、部品メーカー、投資銀行、政策銀行、外資系の証券会社などに行きましたが、すべて1年ちょいで辞めています。今の会社は名前が通っているし、楽だから3年続いていますが、年収は入社時の2/3である270万円になっています。業績は右肩下がりで、出社しても基本的にすることがないんです。だから1日中通販サイトを見ていますよ。部内には私ともう一人の契約社員しかいないから、お菓子を食べたり、居眠りしたり、すごくラクです。こんな生活を2年続けているから、社会人ではなく、社会廃人だと思います」
1日中通販サイトを見るということは、お金を使い続けること。薄給で支払いができなくなった時、春子さんは…… 続きは続編へ。
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