http://www.asyura2.com/16/hasan105/msg/756.html
Tweet |
1億総下流社会突入! 悲惨な業界「人間模様」 〜年収300万円は夢のまた夢〜(1)
http://wjn.jp/article/detail/3970939/
週刊実話 2016年2月25日号
〈介護職〉派遣切り後、ヘルパーに転職 昇給・ボーナスなしの年収260万円!
高齢化社会の到来で雇用が拡大している介護業界。ところが、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(平成25年)によると、老人ホームなどの福祉施設で働く職員の平均年収は307万円と驚くほど低い。
「きっかけは4年前の派遣切りです。家電組み立て工場をクビになり、その後も半年ほど仕事が決まらなかったんです。そんなとき、ハローワークのアドバイスもあり、ホームヘルパー2級の資格を取って老人ホームで働き始めました」
そう語るのは、群馬県在住の柚木裕之さん(仮名・45歳)。現在は家賃3万5000円の市営住宅に妻、中学生と小学生の2人の娘と暮らすが、年収は260万円と先に挙げた介護職員の平均年収よりも少ない。
「しかも、働き始めてから4年間、昇給は一切なし。ボーナスも一度として支給されたことはありません」
月給は手取りでおよそ17万8000円。妻が地元のディスカウントショップのパートに出るも、世帯年収は330万円しかない。
「老人ホームで働き始めたときは、昇給もボーナスもあるという話でしたが、いつの間にか、なかったことにされている。それでも今の仕事を失うわけにはいかないので文句は言えません。ホームには私のようにリストラ転職経験を持つ職員が何人もいますが、全員ボーナスなし。会社は立場の弱い我々の足元を見て、最初に交わした約束を平気で反故にしているんです」
しかも、現場は慢性的な人手不足。人件費の捻出を渋る会社はスタッフを増員する気はないそうで、柚木さんも1人で15人の入所者を担当しており、食事や休憩を取る時間もないとか。
「24時間体制なので日勤だけでなく夜勤もあり、生活のサイクルがメチャクチャです。もう若くないので疲れはなかなか取れませんし、寝つきも悪い。おかげで今じゃ睡眠導入剤なしでは眠ることもできません」
年齢的に「これから異業種に転職するのはムリ。そもそも正社員で雇ってくれるところはない」と今の職場で働き続けるしかないと諦めモード。そんな父親の苦労を知ってか長女は、高校卒業後は進学せずに就職すると告げているという。
「けど、娘は学年で上位5名に入るほど成績優秀で、大学に行きたかったことも知っています。それなのに私の収入が少ないから気を遣わせてしまって…。こんなに低賃金ならヘルパーなんてならなかったのに」
◇
1億総下流社会突入! 悲惨な業界「人間模様」 〜年収300万円は夢のまた夢〜(2)
http://wjn.jp/article/detail/5544673/
週刊実話 2016年2月25日号
〈タクシー運転手〉国立大卒のエリート商社マンが今は年収210万円の極貧生活
2002年の規制緩和により業者の新規参入が相次いだタクシー業界も“悲惨な業界”の代表格だ。全国の主要都市で飽和状態に陥り、昨年10月には青森のタクシー運転手のグループが「低収入になったのは規制緩和が原因」と国を相手取り損害賠償を求める訴訟を起こしている。
「私も原告団に参加したい気持ちです。確か、青森のタクシー運転手の平均年収は全国最低水準の177万円。これだけでは家族を養うことはできませんよ」
そう憤るのは北海道のタシー運転手、有村和也さん(仮名・40歳)。青森ほどではないが、去年の年収はたったの210万円だった。
「北海道でも札幌のような観光地ではないため、お客さんは最寄り駅や病院の行き来に利用する程度。にもかかわらず、こんな田舎ですら運転手が増えている。ある古株の運転手は『規制緩和の前は今より70〜80万円年収が多かった』ってボヤいていたほどです」
つまり、少ない客を大勢で奪い合っている状態のわけだが、困ったことにタクシー運転手の大半は望んで就いた職業ではない。他に仕事がないなどやむを得ない理由で就いたケースが圧倒的多数を占めるという。
「私もそうです。新卒で入った商社を病気で辞めざるを得なくなり、完治後にいざ再就職しようとも約1年のブランクがネックとなり、正社員として雇ってくれるのはタクシー会社以外になかった。実際、ウチの会社なんて今ですら人手は余っているのに、まだ募集をしているくらいですから」
グチをこぼしたくなるのは、有村さんが道内の名門、北海道大学の出身だからでもある。いくらなんでも旧帝大卒のエリートなら、もう少しいい条件の職場に入れたような気もするが…。
「けど、北海道はずっと景気が悪いままで、いくら北大卒でもまともな職歴のない自分が通用するほど甘い状況ではありませんでした。それに出身大学のことは今の仕事にとっては逆にマイナス。以前、勤めていた会社では上司が大学のことをバラして、『なんで北大行ってた奴が』と言われ、肩身の狭い思いをしました。だから今の会社では上司に口止めしてもらい、一切話していません。もちろん、昔の自分からは想像しなかった職に就いているわけですから『なんで俺が…』と思うこともありますけどね」
難関国立大を卒業したからといって、必ずしも将来が安泰とは限らないのだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民105掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。