日本と欧州、デフレが「本物の脅威」−シートベルト締めよ 2016/02/19 17:02 JST (ブルームバーグ):シートベルトを締めよ−。これが1兆4000億ドル(約158兆円)を運用するキャピタル・グループのアドバイスだ。世界経済の減速と中央銀行のマイナス金利の火遊びの中でさらなる不安定が市場を襲うと同社は警告する。 マイナス金利とデフレが日本と欧州に対する「本物の脅威」となるため、波乱は続く公算が大きいと同社が今週の顧客向けリポートに記した。また、米国のリセッション(景気後退)リスクも増しているため、連邦公開市場委員会(FOMC)は今年いっぱい利上げをしないだろうとの見方も示した。 リポートによると、同社のファンドマネジャー、ジム・ラブラス氏は「大問題は米経済が海外の問題に圧倒されてしまうかどうかだ。少なくとも、米企業の2016年の収益環境は厳しいと思う」と述べている。 リポートはまた、各国中銀が景気急減速を防げるかどうかは不透明だとし、政策が想定外の副作用をもたらす可能性もあると指摘した。MSCI世界銀行指数は今年17%下落。日本銀行や欧州中央銀行(ECB)のマイナス金利が銀行の利益を圧迫することを投資家は懸念している。 リポートによると、キャピタル・グループの欧州担当エコノミスト、イエンス・ゾンダーガード氏は「大幅にマイナスの金利を採用することは多くの意図しない結果をもたらす。個人が現金を抱え込み、銀行の伝統的な事業モデルが機能しにくくなることなどだ」と分析した。 原題:This $1.4 Trillion Investor Says Wild Markets Are Here to Stay(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2SA986KLVRT01.html 黒田・ドラギ両総裁は少数派−マイナス金利効果、まだ信じているとは 2016/02/19 19:47 JST (ブルームバーグ):日本銀行の黒田東彦総裁と欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はエコノミストとしては恐らく少数派だ。マイナス金利が良いアイデアだとまだ信じているらしい。 日銀は先月、超過準備に金利を課すことを決定。1年半遅れでECBに追随した。これで世界経済の4分の1がマイナス金利圏ということになる。 ブルームバーグがまとめた調査では、マイナス金利が日本のインフレ率を黒田総裁の目標水準に押し上げるのに役立つと考えるエコノミストはわずか27%だった。ユーロ圏で同政策が奏功しているとの回答も42%と半分以下。物価を上昇させる一つの経路である自国通貨安にはマイナス金利が有効であることが示されたが、その持続性には疑問符が付く。また、マイナス金利が意図せぬ結果を引き起こす可能性を指摘する声も強まっている。 デカバンクのシニアエコノミスト、クリスチャン・トートマン氏は「マイナス金利を採用する中銀が増えているために、この政策手段の効果は弱まっている」と指摘。「これらの通貨がそろって下落することは不可能だからだ。その結果、過度のマイナス金利となり有害な副作用が出る可能性がある」と話した。 63人のエコノミストを対象とした調査では、マイナス金利は経済規模の比較的小さい国が投機的な資金流入から自国を防衛する戦略としてのみ適切だとの見方が示された。 デンマークとスイスについてはマイナス金利を評価する回答がそれぞれ90%と70%と高かった。両国とも自国通貨の上昇を抑えるためにマイナス金利を採用している。インフレ押し上げを目的に先週に金利をマイナス0.5%まで引き下げたスウェーデンについては、政策を支持するエコノミストは41%だった。 原題:Central Banks Embrace Negative Rates That Economists Scorn (1)(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2SHM86KLVRD01.html ロンドン外為:円続伸、対ユーロでは2013年来高値−原油と株の下げで 2016/02/19 20:47 JST (ブルームバーグ):ロンドン時間19日午前の外国為替市場では円が続伸。原油と株の下げで比較的安全とされる円の需要が高まった。 円はドルに対して月間ベースで、世界的金融危機のピークだった2008年以来の大幅高となる勢い。ユーロに対しては13年以来の高値に達した。欧州中央銀行(ECB)が3月の会合で緩和策を拡大するとの観測が広がっているためだ。 ロンドン時間午前10時54分(日本時間午後7時54分)現在、円の対ドル相場は前日比0.4%高の1ドル=112円84銭。前日は0.8%上げていた。対ユーロでは0.4%上昇し1ユーロ=125円24銭。一時は13年6月以来の高値となる125円10銭を付けた。 原題:Yen Set for Longest Winning Streak Since September on Haven Bid(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2SFT36KLVRB01.html Business | 2016年 02月 19日 18:57 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス 長期金利が再びマイナス、運用難で「金利狩り」加速
[東京 19日 ロイター] - 投資家がより高い金利を求める動き、いわゆるイールド・ハンティングを強めている。日銀のマイナス金利政策が浸透するなかで、10年長期金利JP10YTN=JBTCが再びマイナスに低下。社債の発行年限も長期化してきた。 資金を長期間固定してしまうリスクはあるものの、運用難が極まる中で、金利収入を求める機関投資家の「少しでも高く」という需要が、債券市場全体に広がっている。 <社債は40年ものが登場> JR西日本(9021.T)は19日、40年債の発行を決定した。金利は年1.575%で発行額は100億円。政府保証債や財投機関債では40年ゾーンの発行実績があるが、40年債は民間企業による公募の普通社債としては最長年限となる。 味の素(2802.T)も25日に20年債の起債を準備している。20年の公募社債の発行は、電力やガス、鉄道といった投資から回収までの年限が長いインフラ系企業では珍しくないが、製造業としては異例の長さだ。 こうした長い期間の社債が発行できるのは、投資家サイドにより高い金利を求めるニーズがあるからだ。長期的に安定的な金利収入が入るということはメリットでもあるが、将来的に金利が上昇した場合、評価損が出るほか、高い金利を受け取ることができる機会を失うデメリット(デュレーションリスク)もある。 それでも運用難が極まる中で「少しでも高い金利が付いた債券を求める投資家が多くなっている」(りそな銀行・総合資金部チーフストラテジストの高梨彰氏)という。ある超長期バイヤーは、超長期の社債について「金利は低いが、ほかの年限に比べると、相対的にクーポンが高いため買わざるを得ない」と話す。 19日の円債市場で、10年長期金利は一時マイナス0.010%を付け、10日以来のマイナス圏に突入。国内生保などがメーンの運用商品としている20年債は一時0.700%と過去最低水準を更新した。日銀が16日からマイナス金利の適用を開始。金利低下の圧力が徐々に広がっている。 <コスト増加の外債投資> 海外に投資機会を求めるのも1つの選択肢だが、低金利環境は日本だけでなく先進国共通の現象だ。 世界的な景気減速懸念が強まる中では、昨年利上げに動いた米国でさえ、今年に入って金利が急低下。18日の米債市場で、10年債US10YT=RRは1.74%となっている。2%を大きく下回る金利水準では「なかなか手が出せない」(国内生保・運用担当者)という。 というのは、日本の機関投資家にとっては、円金利の低下もあってドルの調達コストが上昇しているからだ。円投/ドル転スワップによるドル調達コストは、9日にこれまで投資対象として人気があった米国債5年物の利回りUS5YT=RRを一時上回り「逆ザヤ」水準に達した。外債投資には円高リスクもある。 海外の投資家は、円投/ドル転スワップで発生しているベーシス(ドル調達の上乗せ金利)のおかげで、マイナス金利で円を調達できる。調達金利よりマイナス金利幅の小さい日本国債で運用すれば利益が出るが、国内投資家はそうはいかない。 <日本株投資にもリスク> 株式も、低金利化する債券との比較で魅力が増す商品だ。東証1部銘柄の配当利回りは1.81%(19日終値ベース)。日経平均.N225の予想株価収益率(PER)は14倍前半、株価純資産倍率(PBR)は約1倍とバリュエーション上でも割安感が漂う。 企業が長期間の資金を低金利で調達できるようになるのは、マイナス金利政策のメリットの1つだ。企業活動が活発化し、業績が上向けば株価の追い風となる。 しかし、今の日本株投資にはリスクもある。ドル/円JPY=が再び113円台を割り込んでおり、円高による業績悪化が懸念されているためだ。「3月期末も近づいてきており、バリュエーションが割安といっても手を出しにくい」(国内投信・運用担当者)という。 外債投資が増えて円安、株式投資が増えて株高というのが、マイナス金利導入時に期待されたシナリオであった。しかし、マーケットの初期反応は円高・株安。「マイナス金利の影響を見極めるには、もう少し時間が必要」(ブラックロック・ジャパン取締役リテール営業部門長の浜田直之氏)ではあるものの、投資家のポートフォリオリバランスは国内債偏重という思わぬ形で進んでいる。 (伊賀大記 取材協力:DealWatch債券チーム 編集:田巻一彦) http://jp.reuters.com/article/cross-mkt-eye-idJPKCN0VS10E?sp=true Business | 2016年 02月 19日 11:38 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス マイナス金利はすでに効果、実体経済に波及へ=黒田日銀総裁 [東京 19日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は19日午前の衆院予算委員会で、1月に導入を決めたマイナス金利付き量的・質的金融緩和(QQE)について、すでに住宅ローンを含めた貸出金利が低下しており、「金利の面では政策効果はすでにあらわれている」との認識を示した。階猛委員(民主)の質問に答えた。
総裁は、こうした金利の低下によって「被災地の復興需要を含め、設備投資や住宅投資などにプラスの影響を及ぼし、実体経済にも着実に波及していく」と指摘。そのうえで、こうした政策は「無限にやるものではなく、あくまで2%の物価安定目標の実現のために行うもの」と強調した。 (伊藤純夫) http://jp.reuters.com/article/kuroda-qqe-idJPKCN0VS07N
Business | 2016年 02月 19日 07:45 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス 米FRBのマイナス金利導入、可能性ほぼない=SF連銀総裁 [ロサンゼルス 18日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は18日、連邦準備理事会(FRB)がマイナス金利などの大胆な政策手段を必要とするようになる可能性はほぼないとの認識を示した。記者団に対して述べた。 総裁は「マイナス金利などの手段が必要になるとの議論は、私には非常に遠いもののように思える。全く想定していない」と語った。 http://jp.reuters.com/article/negative-rate-fed-idJPKCN0VR2UB 中国人民銀、中期貸出制度を通じ3兆円近くを供給−提示金利引き下げ 2016/02/19 21:32 JST
(ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)は19日、中期貸出制度(MLF)を通じた資金供給で提示金利を引き下げた。過度の元安阻止を図りながら、与信の伸びを維持するため金融環境を緩和した。 人民銀はソーシャルメディアで、20の金融機関に対しMLF経由で1630億元(約2兆8200億円)を供給したと発表。6カ月物資金の金利は2.85%と、これまでの3%から引き下げた。1年物も3%と3.25%から下げ、3カ月物は2.75%に据え置いた。 興業証券の上海在勤アナリスト、タン・ユエ氏は「預金準備率や政策金利の引き下げによるシグナル効果は強過ぎる」と指摘した上で、「景気は依然として低迷しており、人民銀は資金調達コストの引き下げと短期市場金利の安定維持を望んでいる」と述べた。 原題:China Eases Via Lower Rates on Medium-Term Loans Amid Outflows(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2SMKD6KLVR601.html 中国、一部銀行の預金準備率を引き上げへ−優遇基準満たさずと説明 2016/02/19 21:14 JST (ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)は19日、一部の市中銀行が預金準備率の優遇基準を満たさなくなったとし、これらの銀行の準備率を引き上げると声明で発表した。中小の銀行による融資が1月に急増したが、この与信の伸びを準備率引き上げが抑制する可能性がある。 ブルームバーグ・ニュースは人民銀の発表前に、先月の与信急増に絡んだリスクを抑えるため、一部の銀行を対象に預金準備率が引き上げられると報じていた。人民銀は、今回の準備率引き上げは融資ペースとは関連がないと説明した。 人民銀はまた、預金準備率の優遇基準に以前達していなかった銀行の一部が今では同基準を満たしていることが今回の審査で判明したとも指摘。準備率の調整は25日から行うという。 原題:PBOC to Raise Reserve Ratios for Banks That Don’t Meet Criteria(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2SLEC6KLVRA01.html
中国当局は介入を望みがち、これまでの経緯がそうさせる−人民銀総裁 2016/02/19 20:44 JST (ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は19日、中国では市場に問題があると当局が認識した場合、同国のシステムのこれまでの経緯が影響し政策当局は介入を望みがちになると述べた。 同総裁は北京で開催されたフォーラムでのパネル討論会で、「中国が計画経済から市場経済へと移行していることや、われわれの思考様式から、市場は有効性に欠けるとの解釈がなされがちだ。これに対処するためには、政府がより大きくより良い役割を担う必要がある」と語った。 周総裁は数カ月にわたり公の場で発言していなかったが、中国誌の財新に13日掲載されたインタビューでは、中国の国際収支は良好で資本流出は正常であり、通貨バスケットに対する為替レートは基本的に安定していると主張。上海で26日に始まる20カ国・地域(G20)財政相・中央銀行総裁会議を前に、19日のフォーラムで再び発言した。 原題:PBOC’s Zhou Says China’s Past Makes Officials Favor Intervention(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2SKM46KLVRH01.html
Business | 2016年 02月 19日 12:18 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス 韓国中銀・政府、外為市場の過剰な動きに「必要な措置講じる」 [ソウル 19日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)と企画財政省は19日、外国為替市場での過剰な動きが加速しているとして、必要なあらゆる措置を講じる方針を示した。 声明で「韓国銀行と政府はドル/ウォン相場の最近の動向について過剰と感じ、市場の群集行動が加速していることを懸念している」と表明。 「過剰な動きに対して措置を講じるという外為当局のスタンスに変わりはなく、必要に応じてあらゆる措置を講じる」とした。 0240GMT(日本時間午前11時40分)時点でウォンは対ドルKRW=KFTCKRW=で0.9%安の1ドル=1238.2ウォン。 http://jp.reuters.com/article/south-korea-forex-cb-idJPKCN0VS09G Business | 2016年 02月 19日 12:18 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス 韓国中銀・政府、外為市場の過剰な動きに「必要な措置講じる」
[ソウル 19日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)と企画財政省は19日、外国為替市場での過剰な動きが加速しているとして、必要なあらゆる措置を講じる方針を示した。 声明で「韓国銀行と政府はドル/ウォン相場の最近の動向について過剰と感じ、市場の群集行動が加速していることを懸念している」と表明。 「過剰な動きに対して措置を講じるという外為当局のスタンスに変わりはなく、必要に応じてあらゆる措置を講じる」とした。 0240GMT(日本時間午前11時40分)時点でウォンは対ドルKRW=KFTCKRW=で0.9%安の1ドル=1238.2ウォン。 http://jp.reuters.com/article/south-korea-forex-cb-idJPKCN0VS09G World | 2016年 02月 19日 11:41 JST 関連トピックス: トップニュース ウォン下落、韓国政府が懸念深めている=企画財政省 [ソウル 19日 ロイター] - 韓国の企画財政省は19日、ロイターに対して、対ドルでのウォン安が続いていることについて、韓国政府が懸念を深めていると述べた。
ウォン相場KRW=は0105GMT(日本時間午前10時05分)現在、約0.6%下落し1ドル=1235.2ウォンで推移している。 http://jp.reuters.com/article/southkorea-markets-won-idJPKCN0VS04E
Business | 2016年 02月 19日 07:18 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス 米FRB、緩やかな引き締め路線維持が最善策=SF連銀総裁 [ロサンゼルス 18日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は18日、米国の失業率が今年終盤には4.5%に低下し、インフレ率も2年以内に2%を回復するとの自身の予想に基づくと、連邦準備理事会(FRB)は金利を緩やかに引き上げるとの従来の計画を堅持することが最善策となるとの考えを示した。 同総裁はロサンゼルスで行った講演で、FRBが事実上のゼロ金利政策の解除に踏み切り、2016年は4回の利上げを行う可能性があると示唆した昨年12月時点から、自身の見通しはほとんど変化していないと表明。 「国際情勢と市場が大荒れとなっているにもかかわらず、米経済は全般的にかなり良好に推移しているように見える」とし、「このため、政策を緩やかなペースで正常化させていくことが最善の策となると引き続き考えている」と述べた。 この日の講演では金融緩和の可能性については言及はなく、FRBの政策は経済指標次第との考えを再度強調したものの、緩やかな金融引き締めが望ましい道筋となるとの立場を明確に示した。 このところの米経済指標はおおむね良好で、特に失業率は1月に4.9%に低下している。ウィリアムズ総裁は実際の状況はより堅調な可能性があると指摘。原油安とドル高に起因する下向き圧力は次第に薄れていくと予想されるなか、賃金価格に対する上向き圧力は全般的な指標に示されているより実際は強い可能性があると述べた。 http://jp.reuters.com/article/fed-sf-idJPKCN0VR2T6 Business | 2016年 02月 19日 07:07 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス 訂正:米プライマリーディーラー、FRBの次の動きは利上げと予想=調査
[18日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀がプライマリーディーラー(米公認政府証券ディーラー)を対象に実施した調査によると、連邦準備理事会(FRB)の次の動きは利下げではなく利上げになるとの見方が強いことが分かった。ただ向こう2年間に事実上のゼロ金利政策が再導入される可能性も存在するとの見方も示された。 プライマリーディーラー22社を対象に実施された同調査では、FRBの次の動きが利上げになる確率は約75%との見方が示された。また、過半数をやや超えるプライマリーディーラーが3月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定されるとの見方を示した。 これに対し、FRBの次の動きが利下げとなる確率は8%。また、2016年(訂正)に政策金利の変更が1度も行われない確率は約17%との結果が示された。 また、向こう6カ月に米経済がリセッション(景気後退)に陥る確率は14%、向こう2年間に事実上のゼロ金利政策が再び導入される確率は約25%との見方も示された。双方とも過去1年間の調査では最も高い水準となった。 *第3段落の「2017年」を「2016年」に訂正します。 http://jp.reuters.com/article/fed-survey-idJPKCN0VR2MC 成績上位の1兆円ファンド運用者、現金保有を高める安全策に依然満足 2016/02/19 15:34 JST (ブルームバーグ):世界の株式市場が昨年変調をきたすかなり前に、90億ドル(約1兆円)のファンドを運用する豪マゼラン・ファイナンシャル・グループのヘイミッシュ・ダグラス最高経営責任者(CEO)は、さらなる安全策を取ることを決意した。現在になってもその決意を翻させる要因は全く見当たらない。 ダグラス氏の「マゼラン・グローバル・エクイティ・ファンド」の過去5年間の運用成績は99%の同種のファンドを上回っている。同氏は予想される株式市場の「厳しい逆風」に備えるため、昨年4月までに運用資産に占める現金の割合を約14%に引き上げた。同氏は2014年半ばから危険を感じ取っていた。同ファンドの現在の現金比率は約16%と09年以降の高水準に並ぶが、今のところ株式を購入する計画はないという。 ダグラス氏(47)は電話インタビューで「われわれは今の現金ポジションで待機することに満足している」と指摘。「今回の混乱が始まるかなり前に多くの対策を取っていた」と述べた。 マゼラン・グローバル・エクイティ・ファンドの過去1年間の成績はプラス0.4%と、90%の同種のファンドを上回っている。同期間にMSCIオールカントリー世界指数は13%下落している。同ファンドの過去5年間のリターンは1年当たりプラス17.8%と、99%の競合を上回った。 原題:Top Stock-Picker With $9 Billion Says He’s Still Happy in Cash(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2S3RK6KLVR701.html ウォール街の大手銀に米国債が山積−危険な兆候との見方も 2016/02/19 14:07 JST (ブルームバーグ):ウォール街の大手銀行による米国債保有が約2年余りで最高に達した。関係者の間では米国債市場にとって危険な兆候だとの声が聞かれる。 中央銀行の直近データによれば、ゴールドマン・サックス・グループやシティグループなど米プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)22社の米国債保有は2月10日終了週に1135億ドル(約12兆8000億円)と、2013年10月以来の高水準。 プライマリーディーラーの一角である野村ホールディングスによると、この数字は投資家がウォール街の銀行に売った証券の転売が難しい状況が示唆されているという。今週の米国債相場は小動きで、今月前半の上昇の勢いは息切れしている。株売りが弱まり、比較的安全とされる国債の需要が後退したことが背景だ。 野村のアジア太平洋ドル債トレーディング責任者、ジョン・ゴーマン氏は「ディーラーが痛手を受けている。彼らの顧客が弱気になり売っている」と指摘した。 ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、米10年債利回りは日本時間午後0時51分現在1.73%。今月初めには1.53%と、12年7月に付けた過去最低まで15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の水準に低下していた。 原題:Wall Street Banks Gorge on Treasuries and That’s a Warning Sign(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2RZ1R6TTDSO01.html ガンドラック氏に賭けて1100億円超の利益、もっと買えばよかった 2016/02/19 17:10 JST
(ブルームバーグ):オークツリー・キャピタル・グループの共同創業者、ハワード・マークス氏はやり手の投資家として知られる。同氏の最高の投資の一つがジェフリー・ガンドラック氏への賭けだ。 ガンドラック氏がダブルライン・キャピタルを2009年に設立したとき、マークス氏は約2000万ドル(約22億6000万円)を出して同社株の20%を保有した。この投資は過去5年で1億5800万ドルの収入をオークツリーにもたらし、投資した資金はほぼ8倍になった。さらに、オークツリーをカバーするアナリストらによれば、同社のダブルライン持ち分は現在、9億ドルにも相当するとみられる。 マークス氏は18日のブルームバーグとのテレビインタビューで、「こんなにうまくいくと考える根拠はなかった」のだが、「ダブルラインは恐らく、新興の運用会社として最高の成功物語だ」と話した。 マークス氏はダブルラインについて一つだけ悔やんでいることがある。2014年にゴールドマン・サックス・グループの会議で、「もっと買っておくべきだった」と当初の出資について後悔の言葉を漏らした。 原題:Marks’s Oaktree Seen Nearing $1 Billion Gain With Gundlach Wager(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ロサンゼルス John Gittelsohn johngitt@bloomberg.net;ボストン Charles Stein cstein4@bloomberg.net;ニューヨーク Devin Banerjee dbanerjee2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Christian Baumgaertel cbaumgaertel@bloomberg.net 更新日時: 2016/02/19 17:10 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2SB2F6KLVRI01.html 米資産運用会社TCWの前CIO、新たに運用会社設立
2009年 12月 15日 16:18 JST 記事 著名な債券ファンドマネージャー、ガンドラック氏が、資産運用会社を設立すると発表した。ロサンゼルスに拠点を置く投資会社オークツリー・キャピタル・マネジメントが支援する。同氏は10日ほど前に米資産運用会社TCWグループを解雇されたばかりだ。 新会社の社名はダブルライン。オークツリーのインフラとスタッフが新会社の立ち上げを支える。オークツリーは不良債権やジャンク債、転換債などを手掛け、ダブルラインの少数株主持分を得ることになる。当初は別々だが、将来的には共同の商品を販売する可能性もある。 不動産担保証券の著名なマネージャーであるガンドラック氏はTCWの最高投資責任者(CIO)だったが、主要スタッフとともに辞職すると会社に迫り、解雇された。約30人がガンドラック氏と共に退社し、ダブルライン創設に加わった。同氏のチームはTCWの約1100億ドルの資産のうち約600億ドルを運用していた。 記者: PETER LATTMAN and ELEANOR LAISE http://jp.wsj.com/layout/set/article/content/view/full/12102 インド株(終了):3日続伸、銀行株高い−週間では4カ月ぶり大幅高 2016/02/19 21:51 JST
(ブルームバーグ):19日のインド株式相場は3日連続で上昇。自動車関連銘柄と銀行株の上げが目立った。指標のS&P・BSEセンセックスは週間ベースでは4カ月ぶりの大幅高。 二輪車メーカーのヒーロー・モトコープは6週間ぶり高値、バジャジ・オートは約1カ月ぶり高値をそれぞれ付けた。トラクターメーカーのマヒンドラ・アンド・マヒンドラは3週間ぶり高値で取引を終了。インドステイト銀行はここ2カ月で最長となる3日続伸となった。17日に約2年ぶり安値に沈んだICICI銀行は続伸。 センセックスは0.3%高の23709.15で終了。方向感のない取引に終始した。今週の上昇率は3.2%と、10月11日終了週以来の高さを記録した。 原題:Indian Stocks Post Best Weekly Gain Since October as Banks Rise(抜粋) http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2SM8T6S972P01.html
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