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一時、1万6000円を割り込んだ日経平均株価(19日午前、東京都中央区)
東証寄り付き、反落 1万6000円下回る、円高と米株安が響く
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXLASS0ISS11_19022016000000
2016/2/19 9:30 日経新聞
19日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落して始まった。下げ幅は一時200円を超え、心理的な節目の1万6000円を下回る場面があった。18日の米株式相場が下落。外国為替市場で円相場が円高・ドル安に振れ、投資家心理が悪化した。前日に360円上昇した反動もあり、利益確定売りが優勢となった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落して始まった。
円相場が1ドル=113円台前半に上昇し、日本企業の輸出採算が悪化するとの連想が働いた。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を来週に控え、その結果を見極めたいとして買い持ち高を高めづらいとの雰囲気もある。
主力のトヨタや、三菱UFJなどメガバンク、ソニーが下落。日経平均への影響が大きい値がさのソフトバンクやファストリ、KDDIも売りに押されている。3期ぶりの最終減益となる前期決算を発表したトレンドや、転換社債の発行を発表した日写印にも売り注文が膨らんだ。
一方、NTTドコモが上昇。中期経営計画の利益目標を1年前倒しで達成する見通しと伝わり、買いが広がった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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