減益となっている【トヨタ】
http://www.globaleye-world.com/2016/02/304.html
2016.02.09 12:19 　GLOBAL EYE

トヨタ株が決算発表と同時に自社株買いを発表し、株価支えを発表しましても機関投資家の大量の現物売りに急落してきており、今日は前場では４．４７％安の６２６２円まで下げています。
トヨタは日本を代表するエクセレントカンパニーですが、そのトヨタが決算発表で意外な数字を発表しているのです。

売上高
第一四半期　　第２四半期　　　第３四半期
６９，８７６　　　　７１，０３８　　　７３，３９８

売上は順調に増えているのが分かります。
ところが、営業利益は意外な数字となっているのです。

営業利益
第一四半期　　第２四半期　第３四半期
７，５６０　　　　　８２７４　　　　　７２２２（−１２．７％）

第３四半期は第一四半期より利益を減らしておりかなりの「減益」になっているのです。

そして部門別の利益を見れば更に【トヨタ】の現状が分かります。
第一四半期　　第２四半期　　第３四半期
６７７５　　　　　　７１３７　　　　　６０７６（−１４．８％）

全体は１２．７％減益ですが、自動車部門だけを見れば１５％近い減益となっているのです。
しかも、今の円高では更に利益が減ることになります。
（社内為替レートはここでは控えます）

日本を代表するエクセレントカンパニーである【トヨタ】の業績が悪化していることが極めて重要です。

コメント
1. 2016年2月09日 18:03:32 : Ft5PhGZaus : YhAl4Sseg5I[21] ▲△▽▼ 儲かるISにランドクルーザー売れなくなっているからかな。
2. 2016年2月14日 11:01:14 : AKPrZDlaOk : 1OEl_yA_TfU[51] ▲△▽▼ 日本国内についてみれば、レクサス店、トヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツトヨタ店と、5系列の販売チャネル体制を維持しているトヨタ。同業他社は、どこも1系列に統合した。国内販売減少の状況下で、敢えて統合しないのは、お互い競わせることによる販売効果を狙ってのことだろうが、それが功を奏してか、国内占有率は、ますます高くなっている。 だが販売の絶対量で見れば減少し続けているわけで、トヨタ系列同士の競合による値引き合戦が、減益の原因になっていることは言うまでもない。もはやトヨタの敵はいない日本国内市場において、トヨタの敵はトヨタになりつつあるのだ。 同業他社は、日本国内市場において、トヨタとの競争に巻き込まれるのを避け、海外市場に主軸を移している。タイで生産するメーカーが増え、そこで高収益が期待できるSUVやUTEを生産し、それを輸出する。そのSUVやUTEは日本では販売しない。つまり、日本市場は完全に無視だ。 非正規雇用の増加で日本国内の顧客は貧しくなっている。バブル時代にハイソカーに乗っていた若者も、今や軽自動車に乗る中高年になっている。このため、トヨタ系列のディーラーでも軽自動車を取り扱わないと、やっていけなくなっている。ダイハツ工業を100％子会社にするのも、そこでつくられた軽自動車を自らの販売網で販売するためだろう。ダイハツ工業のディーラーが、どうなるかが問題だな。縮小、統合は避けられない。 トヨタのディーラーに対する面倒見は、他社とは比較にならないが、いつまで維持できるかが問題だ。いずれ大幅縮小になるのは間違いない。

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