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史上初のマイナス利回りも視野に 銀行、利ざや縮小に備え預金手数料模索
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20160205-00000002-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2016/2/6 08:15
日銀の「マイナス金利」導入の余波で新発10年債利回りが過去最低を更新(価格は上昇)する中、史上初の「マイナス利回り」も視野に入ってきた。銀行は一段の利ざや縮小に備え、企業の大口預金に手数料を課す案などを水面下で模索し始めた。体力の乏しい地方銀行は生き残りをかけて合併・統合などの再編を加速する可能性もある。
「2月中のマイナス圏突入はあり得る」。東海東京証券の佐野一彦氏は、10年債利回りをこう予想する。民間銀行は、日銀に預ける当座預金の一部に0.1%の手数料を課される。佐野氏は「10年債利回りはマイナス0.1%程度まで下がる可能性がある」と分析する。金利低下を受けて、銀行の貸出金利から預金金利を差し引いた利ざやは縮小する見込み。
3メガ銀行(三菱東京UFJ、三井住友、みずほ)は8日から、定期預金(満期1カ月〜10年)の金利を最大0.06〜0.075ポイント引き下げ、三菱東京UFJと三井住友は300万円未満の場合は1カ月でも10年でも金利が0.025%。みずほは、預金額による金利差がなくなる。既にソニー銀行は普通預金金利を0.02%から0.001%に。10万円を1年間預けても1円しか利息がつかない。高金利の定期預金の募集をやめる地方銀行も出てきた。
日銀の黒田東彦総裁は「個人向け預金にマイナス金利がつく可能性はない」と説明する。お金を引き出そうとする人が銀行に殺到し、「取り付け騒ぎ」が発生するからだ。ただ、各行は企業の大口預金に対し、「口座管理費」などの手数料を検討し始めた。
手数料が預金金利を上回れば事実上のマイナス金利となるが、大企業の預金は巨額のため、仮に引き出しても防犯対策費が膨らみ、保管場所の確保にも苦労する。既に欧米では導入事例があり、BNPパリバ証券の鮫島豊喜氏は「費用圧縮の選択肢の一つ」と分析する。
大手銀のように海外ビジネスを展開できない地域金融機関にとって、利ざや縮小の影響は、より深刻だ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の笹島勝人氏は「再編して体力をつけようとする地銀や信用金庫、信用組合は出てくるだろう」とみている。
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