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オーストラリア・シドニーの戸建て。年利回り6.5%台で回っている。管理は現地の不動産業者にお任せ。手間なく、日本にいながら運営できる
候補地は東南アジア、海外不動産投資の裏技
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160131-00075969-hbolz-bus_all
HARBOR BUSINESS Online 1月31日(日)9時21分配信
不動産投資の「お金も労力もハンパない」というイメージに引きずられ、一歩を踏み出せずにいるサラリーマンも多かろう。だが実際、本業は会社員でありながら投資を成功させ、専業大家に転身する人も少なくない。今回は不動産投資を成功させる極意を実例から学ぶ。
◆海外の不動産なら資産は殖えていく
海外各地のIT企業に勤めていた経験から、10年以上前に海外不動産投資を始めたという鈴木学さん。現在、海外5か国に物件を所有し、日本の物件も所有する。
「日本の不動産は購入後、年数を経るごとに物件価格が値下がりしていくのが通例です。対して海外の不動産は逆。古くなっても価値は下がらず、値上がりしていく国が多いのです。そこが海外不動産投資の一番の魅力でしょう」
海外の不動産と言っても世界は広い。先進国と新興国、それぞれの狙い目の国や攻め方などを説明してもらおう。
まずは先進国から。
「ポイントは、融資を引きやすい国を選ぶこと。オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどが該当します。おススメはオーストラリア。借入で賄える比率が高く、自己資金を低く抑えられるからです」
鈴木さんは’02年、オーストラリア・シドニーに当時4000万円弱の戸建てを購入した。融資8割、自己資金2割という割合だ。
「シドニーの戸建ては10年後、豪ドルベースで価格が2倍になりました。その間、継続的に家賃収入を得られたので、ローン返済の負担はなし。安定運営によって物件価格の上昇を享受でき、実質的に自己資金800万円が4800万円に増えた計算になります。そして’15年、増えた分を担保にフルローンを引き、同じオーストラリアのブリスベンに戸建てを買いました。今度はそのブリスベンの物件が10年後に2倍になる可能性が高いと期待しています」
値上がりをうまく利用して、物件を“タダ”同然で増やす。このようなやり方が理想的な勝利パターンだという。
「ちなみにブリスベンに並び、今後10年で2倍を見込める地には、ゴールドコーストがあります」
◆新興国投資の奥の手「ランドバンキング」
一方、新興国は融資を引きづらいのがネックに。手ごろな価格の物件を現金購入するのがセオリーになるそうだ。
「投資先のメインは東南アジア。タイやフィリピン、ベトナムにカンボジアなどが候補です。穴場はモンゴル。私はタイとモンゴルに所有しています」
経済成長著しい新興国は、先進国よりも物件価格の上昇を見込める。タイミング次第で5年で2倍も珍しくない。
「ただし、安定した賃貸運営が難しいんです。価格の値上がりとともに家賃収入も得たいなら、賃貸需要を踏まえた物件の見極めが不可欠になりますね」
では、賃貸需要を望める物件とは?
「ひとつは、ライバルが増えても勝てる立地であること。ショッピングセンターに直結や、キレイなビーチに近いなどの物件です。もうひとつは、物件の管理体制がしっかりしていること。有名ホテルの運営であればブランド価値もあって需要は安定するでしょう」
海外特有の投資商品として、“ランドバンキング”という手もあり。
「開発される前の土地の権利を買い、その土地が開発されて値上がりしたら売って利益を得るのがランドバンキングの仕組み。1口100万円から投資できるものもあります。今後土地開発が目覚ましく進むカンボジアやモンゴルなどで実践するのが狙い目でしょう」
先進国にせよ新興国にせよ、海外不動産投資を個人力だけでやるのは難しい。専門の業者を頼らざるを得ないが、怪しい業者もいるので要注意だ。
「海外不動産投資のセミナーに出席し、業者を見定めること。キャリアが長く、実績も積み、今後長期で商売していく姿勢のある業者なら比較的安心です」
【鈴木 学氏】
元エンジニア。47歳。現在は不動産事業と大家業を営む。海外不動産投資の勉強会「アジア太平洋大家の会」会長。
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