http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/815.html
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福島第一原発1号機のウェルプラグ(コンクリート製のフタ)がはずれていたことが
話題になっているが([1])、実は3号機同様、1号機の爆発でも赤い炎と黒い煙が出ている。
これは画像解析専門家・岩田清氏により4年以上前に指摘されていることだが、
復習を兼ねてスクリーン・ショットを見てみよう[2]。
以下の画像は1号機の爆発動画([3])から時系列順に切り出したものである。
(画像1、2) わずか2コマ、一瞬であるが、赤い炎が出ているのがはっきりと見える。
カメラの目はごまかせない。
(画像3) この後に音速を超える衝撃波が上方に向かう(矢印)。
(画像4) そして黒い煙が出るが、すぐ灰色の煙に隠れてしまう(矢印)。
A.ガンダーセン氏は、3号機は衝撃波が音速を超える爆轟、1号機は音速を超えない爆燃と
指摘していたが、超音速の衝撃波がはっきり映っており、1号機も爆轟の可能性が高い。
水素爆発では赤い炎も黒い煙も出ない。これらは格納容器から出たものと考えられる。
3号機同様、格納容器が高くなった内圧に耐え切れず爆発を起こしたのだろう。
だからこそ汚染がひどくて、6年経っても建屋にはいれないのである。
ウェルプラグが浮き上がっていた理由もこれで説明できる。
東電は水素爆発が起きたと言っているが、それだけでは説明できないのは明らかだ。
複数の爆発が連鎖的に起きた可能性がある。
3号機ほどの強大な爆発にならなかったのは、原子炉が小さいこと、燃焼エネルギーの高い
MOX燃料を燃やしていなかったことに加え、キノコ雲の原因となった燃料プール内での
即発臨界爆発が1号機では起きなかったためであろう[4]。
1、3号機の爆発から明らかな通り、沸騰水型原子炉はすぐに燃料溶融を起こし、
格納容器が爆発して大量の放射性物質を撒き散らす。
これは明らかに欠陥商品であるから、再稼働は言語道断であり、全炉すみやかに
廃炉にすべきである。
(関連情報)
[1] 「福島第一1号機 原子炉上部の500トン超のふたがズレ落ちていた 隙間ができ
放射線遮る性能が大幅低下 (東京新聞)」 (拙稿 2017/4/20)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/801.html
[2] 「『1号炉も、核(黒煙)爆発から始まって居た! 』 岩田清氏が指摘」 (拙稿 2013/1/27)
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/845.html
[3] 「Video of blast at Fukushima nuke plant, radiation leak reported」 (YouTube RT 2011/3/12)
https://www.youtube.com/watch?v=kjx-JlwYtyE
[4] 「3号機の爆発原因を再検証 最も単純で真実に近い説明をしよう」 (拙稿 2017/2/8)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/464.html
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