★阿修羅♪ > 原発・フッ素47 > 680.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
福島原発訴訟・前橋地裁判決に対するコメント(岡山・安田弁護士)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/680.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2017 年 3 月 18 日 15:16:43: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
 

(回答先: 原発事故、国・東電に過失 前橋地裁 避難者への賠償命令(62/137名に賠償認定。) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2017 年 3 月 18 日 15:11:09)

とりあえず勝訴は成果と言えるだろうが、未認定者などまだまだ問題も多い。
更に、高裁でどうなるかも解らない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ここから)
福島原発訴訟・前橋地裁判決に対するコメント(岡山・安田弁護士)
http://blog.goo.ne.jp/kuzural/e/760f14973a250332ea8e32966812f4cc
2017-03-18 | その他

3月17日、福島原発岡山訴訟(おかふく)サポーターズのMLに、原発避難訴訟・前橋地裁判決についての岡山訴訟の保田弁護士からコメントが届きました。

 国が規制権限を行使しなかった責任を認めている点は妥当としている一方で、実際に原告に発生している損害について,損害が発生していないと判断されている原告の方が多数おられる点はもちろん,損害が発生していたと判断された方についても,認容されている金額がかなり低いのではないかという印象と言われています。

(*写真略)
 写真は、庭のブロッコリーです。葉っぱが野鳥に突かれるのでネットをかぶせていたら、収穫時期が少し遅れて、茎が伸びていました。でも、おいしく食べられました。

●おかふくサポーターズの皆さま

弁護団の安田です。

遅い時間に申し訳ありません。

すでにMLにも流していただいておりますが,本日,前橋地方裁判所にて判決がありました。

前橋地方裁判所では,福島県内からの避難者137名が原告となって,国と東京電力を相手に1人あたり1100万円の請求をしていましたが,原告のうち62名に,合計3855万円が認容されました。

原告の内訳は,避難指示等区域内の原告が72名,自主的避難等区域内の原告が58名です。
提訴後お亡くなりになられている方については,相続人が原告となっているようです。

避難指示等区域内の原告72名のうち,認容された方は19名で,最高額が350万円,最低額が75万円です。
自主的避難等区域内の原告58名のうち,認容された方は43名で,最高額が73万円,最低額が7万円です。

判決の中で,東京電力は,福島第一原子力発電所の敷地高さを超える津波が到来することを平成14年7月から数か月後には予見することができ,配電盤,非常用ディーゼル発電機を建屋の上階に設置するなどすれば,原発事故が発生することを回避することができたと指摘しています。
また,国は,東京電力が原発事故が発生することを回避する措置を講じるよう命令する権限があったにもかかわらず,この権限を行使しなかったとして,国家賠償法1条の責任があるとしています。

このように,国が規制権限を行使しなかった責任を認めている点は弁護団として妥当であると考えています。

しかし,実際に原告に発生している損害について,損害が発生していないと判断されている原告の方が多数おられる点はもちろん,損害が発生していたと判断された方についても,認容されている金額がかなり低いのではないかという印象です。

個々の原告の方がどのような主張をされ,どのような理由で金額が認定されたかまでは現段階では把握できていませんが,裁判所の判断が,被害の実体に即したものであるかは疑問です。

今後,前橋地裁の判決を踏まえ,どのような主張を補充しなければならないかなどについて全国でも議論をいたしますし,当弁護団でも議論をしたいと思います。
そして,裁判所において,被害の実体に即した適切な判断がされるよう引き続き努力をしたいと考えております。

以上,御報告です。

--------------------------------------------
み ど り 法 律 事 務 所
     弁護士 安 田 祐 介

〒700-0807 岡山市北区南方1-7-21
        SUMIKAビル2階
    TEL: 086-234-0008
    FAX: 086-234-0109
E-mail: midori-yasuda@midori-law.jp
--------------------------------------------

Subject: [okafuku-SP 52] Fw: [okafuku 111] 群馬の判決

おかふくサポーターズの皆さま


原発避難訴訟 国と東電に賠償
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170317/3014041.html
03月17日 15時26分 NHK

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、群馬県に避難した人など130人あまりが起こした裁判で前橋地方裁判所は、国と東京電力の責任を認め、賠償を命じる初めての判決を言い渡しました。
判決では原告のうち62人に、総額3800万円あまりを賠償するよう命じました。
この裁判は、原発事故の避難区域や福島県のそのほかの地域から群馬県に避難した人ら137人が、生活の基盤を失うなど精神的な苦痛を受けたとして、国と東京電力に1人あたり1100万円、総額およそ15億円の慰謝料などを求めたものです。
裁判では、国と東京電力が大規模な津波を事前に予測して被害を防ぐことができたかどうかや、東京電力が避難者に支払っている慰謝料の額が妥当かどうかが争われました。
17日の判決で、前橋地方裁判所の原道子裁判長は、国と東京電力の責任を認め、原告のうち62人に総額3800万円あまりの賠償を命じました。
全国の18の都道府県で1万2000人あまりが起こしている集団訴訟では初めての判決で、国と東京電力に責任があるとする初めての司法判断が示されました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ここまで)

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年3月20日 22:26:18 : 4Dm81C9tJU : 8wJkTpy5a_E[4]
安田好弘弁護士が語る「麻原彰晃(松本智津夫)裁判のデタラメぶり」
2012年11月29日 03:16

http://radiotalkrecording.blog.fc2.com/blog-entry-65.html

麻原の裁判は地方裁判所の判決だけであって、高裁では控訴趣旨が提出できずそれで確定してしまったのだと。知る手がかりが制限され、毀損された


2. 2017年4月03日 12:32:46 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-5397]
2017年4月3日(月)

原発被害救済へ一歩
前橋地裁判決 到達と課題を討論


 東京電力福島第1原発事故の避難者らが起こした群馬訴訟で、国と東電の損害賠償責任を認めた前橋地裁判決(3月17日)の解説などをしたシンポジウム「福島原発事故賠償訴訟の現段階と課題」が2日、都内で開かれました。日本環境会議と全国公害弁護団連絡会議の共催で、約200人が参加しました。

 同様の訴訟は全国で30件近くあり、1万2000人以上が原告で参加しています。

 全国公害弁護団連絡会議の鈴木尭博代表委員は「前橋地裁判決は、国の法的責任を認める点で大きな意味を持つ。一方で、原告137人のうち72人の請求を棄却し慰謝料も非常に低いという問題を残した」と指摘。判決の到達点と問題点を分析して「原発被害の救済へ重要なステップに」とあいさつしました。

 群馬訴訟の鈴木克昌弁護団長は、「認定金額が低すぎる」として3月31日に70人が控訴したと報告。国と東電が控訴したことに触れて「困難に直面している被害者を、さらにむち打つものではないのか。国や東電は判決で認定された責任を受け止め、賠償や支援の責任を果たすべきだ」と強調しました。

 判決の被害・損害論や責任論について吉村良一立命館大学大学院教授と下山憲治名古屋大学大学院教授がそれぞれ解説し、問題提起しました。

 この後、判決が迫る訴訟など各地の弁護団が報告し、参加者と討論しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-04-03/2017040315_01_1.html


3. 2017年8月03日 11:03:20 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-4833]
2017年8月3日(木)
福島原発避難者訴訟
普通に暮らしたい
原告陳述 “田畑に放射性廃棄物”

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-03/2017080314_01_1.jpg
(写真)口頭弁論終了後開かれた報告集会=2日、福島県いわき市

 福島県沿岸部の楢葉町、双葉町、浪江町などの住民が東京電力を相手に損害賠償を求めている「福島原発避難者訴訟」(早川篤雄団長、原告数598人)の第25回口頭弁論が2日、福島地裁いわき支部(島村典男裁判長)で行われました。原告側は、川俣町山木屋地域の被害の現状について陳述しました。

 川俣町の菅野清一原告代表は、今年3月31日に避難指示が解除されたものの、年間被ばく放射線量が1ミリシーベルトを超えるところが2044カ所以上もあることを映像も使って証言。山木屋では普通の生活ができないために戻れないのが実態だと陳述し、「黒い放射性除染廃棄物が入ったフレコンバッグが山積みされ、その数は62万袋におよび、一番条件の良い水田や畑の真ん中に黒い袋が置かれている」と告発しました。

 菅野さんは「私たちは普通に暮らしたいだけなのです。穏やかに暮らす空間や生業(なりわい)があって、人々の信頼や生きがいがあってこそ、故郷なのです。それを根底から破壊したものの責任の重さは計り知れません。まさに歴史的犯罪です」と、被告を糾弾しました。

 原告弁護団は(1)避難指示解除後の山木屋の現状(2)故郷喪失損害と避難慰謝料の違い(3)大阪市立大学の除本理史教授の証言の意義―などについて陳述しました。次回10月11日に結審する予定です。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-03/2017080314_01_1.html


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素47掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
原発・フッ素47掲示板  
次へ