http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/838.html
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「Climate scientists: Australian uranium mining pollutes Antarctic」
(June 30, 2016 by Beth Staples, phy.org)
http://phys.org/news/2016-06-climate-scientists-australian-uranium-pollutes.html
Uranium mining in Australia is polluting the Antarctic, about 6,000 nautical miles away.
University of Maine climate scientists made the discovery during the first high-resolution continuous examination of a northern Antarctic Peninsula ice core.
Ice core data reveal a significant increase in uranium concentration that coincides with open pit mining in the Southern Hemisphere, most notably Australia, says lead researcher Mariusz Potocki, a doctoral candidate and research assistant with the Climate Change Institute.
"The Southern Hemisphere is impacted by human activities more than we thought," says Potocki.
Understanding airborne distribution of uranium is important because exposure to the radioactive element can result in kidney toxicity, genetic mutations, mental development challenges and cancer.
Uranium concentrations in the ice core increased by as much as 102 between the 1980s and 2000s, accompanied by increased variability in recent years, says Potocki, a glaciochemist.
Until World War II, most of the uranium input to the atmosphere was from natural sources, says the research team.
But since 1945, increases in Southern Hemisphere uranium levels have been attributed to industrial sources, including uranium mining in Australia, South Africa and Namibia.
Since other land-source dust elements don't show similar large increases in the ice core, and since the increased uranium concentrations are enriched above levels in the Earth's crust, the source of uranium is attributed to human activities rather atmospheric circulation changes.
In 2007, a Brazilian-Chilean-U.S. team retrieved the ice core from the Detroit Plateau on the northern Antarctic Peninsula, which is one of the most rapidly changing regions on Earth.
Read more at: http://phys.org/news/2016-06-climate-scientists-australian-uranium-pollutes.html#jCp
-----(原文 引用ここまで)-----------
-----(翻訳 ここから)----------
「オーストラリアのウラン鉱山が南極大陸を汚染していると気象学者が指摘」
オーストラリアのウラン鉱山が約6000海里離れた南極大陸を汚染している。
メイン大学の気象学者たちが、南極半島北部のアイス・コアを継続的に高精度分析調査をしている過程で、
それを発見をした。
アイス・コアのデータは、ウラン濃度の顕著な増加を示しており、南半球、とくにオーストラリアの露天採鉱場に
由来するものだと博士課程で気候変動研究所の研究アシスタントをしている主任研究員Potocki氏は言う。
「南半球は、われわれが考える以上に人間の活動により影響を受けている」と彼は言う。
放射性物質への曝露は腎臓障害、先天性奇形、精神発達障害、がんなどを引き起こすので、
ウランの空気中の分布を知ることは重要である。
アイス・コアのウラン濃度は1980年代から2000年代の間で、近年の増えつつある変動を伴いながら、
102倍も増加したと氷河化学者のPotocki氏は言う。
第二次世界大戦までは、ウランの大気への放出は天然由来あったと研究チームは述べる。
しかし1945年以降、南半球でのウラン濃度の増加は、オーストラリア、南アフリカ、ナミビアのウラン鉱山を
含む産業がその発生源である。
土壌から出る他の塵の成分は、アイス・コアの中では同じように急増していないし、
増加しているウラン濃度は地殻のレベルよりも高いので、ウランの発生源は
大気循環の変動によるものではなく、人間の活動に由来するものである。
2007年、ブラジル、チリ、米国の合同チームが、南極半島北部、デトロイト高原でアイス・コアを採取した。
その地域は地球上でもっとも急速に変化している地域である。
-----(翻訳 ここまで)----------
南半球は原発がないから放射能汚染もないと思ったら大間違いです。
オーストラリアにはウラン鉱山がいくつもあり、そこから出たウランの粉塵が遠く離れた南極までも
汚染しているということです。
ウラン235を1グラム得るのに100キロ近いウラン鉱石を掘り出さなければなりません。
捨石は放射性でありボタ山として積み上げられ風雨にさらされて、環境をひどく汚染します。
日本はオーストラリアのウラン鉱山に投資をし、また精錬されたウランを買いつけていますから、
南半球汚染の加害者でもあります。
原子力産業は、上流(ウラン採鉱)から下流(使用済み燃料処理)まで徹底的に環境を汚染・破壊します。
原発事故はなくとも原子力は廃止しなければ、われわれは健康な生活を送ることはできません。
(関連情報)
「ウラン燃料になるのは採掘量のわずか8万分の1 膨大な放射性残土 深刻な汚染 CO2も大量排出
クリーンエネルギーは大嘘」 (拙稿 2016/6/21)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/880.html
「オーストラリア・ウラン鉱山で放射性汚染水大量流出。関電、九電、四電、伊藤忠商事の出資の日本企業」
(ブログ「風の谷」 2013/12/10)
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/a28240f18cf27eb21a3b084434a65e72
「事故を起こさなくても原発をやめなければならない理由」 (中村隆市ブログ 「風の頼り」 2011/10/6)
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-11438
「オーストラリア(南半球)の核汚染」 (院長の独り言 2013/10/4)
http://onodekita.sblo.jp/article/77418828.html
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