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「チェルノブイリ原発に新ドーム 石棺ごと100年密封」 (朝日新聞 2016/11/15)
http://www.asahi.com/articles/ASJCG75H9JCGUHBI028.html
1986年に大事故を起こしたウクライナ北部のチェルノブイリ原発4号炉の「石棺」を新しいドーム形構造物で覆う作業が14日、始まった。計画のまとめ役の欧州復興開発銀行(EBRD)などが発表した。事故後30年をへて、事故処理は最終段階に入った。
このドームは、長さ162メートル、高さ108メートル、アーチ間の幅257メートル、重さ3万6千トンの巨大なかまぼこ形の金属製構造物で、今年、石棺の隣で完成した。
EBRDによると、この日、ドームを石棺の上に覆いかぶせるように327メートル横に移動させる作業を開始。計5日間、計約40時間かけて、今月29日の記念式典で完了させる見込み。
移動完了後もすき間を埋める密封作業が来春まで続く。完工すれば、老朽化が進む「石棺」を最低100年程度、密封・管理する。ただ、完全解体による廃炉のめどはたっていない。(ジュネーブ=松尾一郎)
-------(引用ここまで)-------------
巨大なドームがゆっくり移動する様子が圧巻です。
旧ソ連は国家の威信をかけて、チェルノブイリ原発爆発後わずか数ヶ月で、
多大な犠牲を払って、爆発した4号炉を覆う石棺を建設しました。
しかし長年の風雨と内部からの強烈な放射線でコンクリートが劣化し、ひび割れが起き、
封じ込めていた放射性物質が漏れ始めました。
周辺では線量が下がらず、逆に上がっている場所もあります。
そこでEU等の支援を受け、2000億円近くをかけて石棺をドームで覆うことにしました。
次の100年はこれで何とか飛散を防げますが、まだ廃炉の目途は立っていません。
福島第一原発は、事故後そろそろ6年になりますが、石棺すらありません。
むき出しで放射性物質は漏れ放題、飛散し放題です。
チェルノブイリ原発のように溶融燃料の沈下を防ぐこともできませんでした。
東電はいまだに溶融燃料は行方不明としらばくれています。
こんな惨状で、チェルノブイリよりも放射能汚染被害ははるかに少ないなどと、
よくデタラメが言えたものです。
それにもかかわらず政府は周辺住民を帰還させようとしています。
どこがアンダー・コントロールなのか。
福島第一は絶望的な状況です。
(関連情報)
「『福島はチェルノブイリの10倍です』福島第一原発元所長吉田昌郎(享年58歳)の言葉
(真実を探すブログ)」 (阿修羅・赤かぶ 2013/7/19)
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/571.html
「≪これが現実≫チェルノブイリ「新シェルター」であと100年封印も、いまだ廃炉作業のめどもたたず。」
(阿修羅・赤かぶ 2016/3/26)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/378.html
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