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福島甲状腺ガンを行政はどう取り扱っていたのか? プレイバック1ー8回目 パート1
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/810.html
投稿者 知る大切さ 日時 2016 年 6 月 09 日 16:05:51: wlmZvu/t95VP. km2C6ZHlkNiCsw
 


甲状腺ガンだけに隔たる必要はありませんが、これが一番認知しやすいケースなので
おさらい兼ねて。(人は忘れ安い動物ですから)

県民健康調査・甲状腺専門部会での甲状腺ガンの認識を追っていきたいと思います。

1-8までを振り返って

100万に1名の考えに特に異論無し

1名発見は事故以前からもともとあった方とのニュアンス(これはそうかもね)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

第1回健康調査会議
特に無し

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/6502.pdf
第2回健康調査会議
6ページ
山下座長
詳細調査については、3 回目の委員会で安村委員からアウトラインを示して
もらいたい。
内部被ばくの問題、小児甲状腺問題とあるが。

山下座長
線量が高い地域の住民の内部被ばくと外部被ばくを評価していないことが問題。 時間の都合で今日は小児甲状腺についてはスキップする。

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/6499.pdf
第3回健康調査会議
9ページ
山下座長
健康影響はすぐには出ない。何年も過ぎてから万が一というところ。
4つの柱について、合意を得たということでよろしいか。
(異議なし)

山下座長
万が一疾病が見つかった場合のフォローは。
阿部委員
県立医大を中心に、県内医療機関と連携してフォローしたい。県立医大だけでは できないこともある。オールジャパンで。国には財政支援と県外避難者への周知を お願いしたい。

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/6496.pdf
第4回福島県「県民健康管理調査」検討委員会 (平成 23 年 10 月 17 日開催)
11ページ
星委員
言い過ぎかもしれませんが、できるだけ早い時期に地域のかかりつ けの先生にいつでも診てもらえて、小児科の先生を含めて、自信を持 って検査ができ不安に対応出来る、そんなことが実現して初めて、甲 状腺のがんに対する不安が解消するのだと思いますので、時期的な側 面からも、やはり資源をうまく使うということを一緒に考えて、ぜひ ともよろしくお願いしたいと思います

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/6490.pdf
第5回福島県「県民健康管理調査」検討委員会 (平成 24 年 1 月 25 日開催)
10ページ
26 人の方が B 判定で、念の為に検査した方がいいでしょ うということですが、この検査対象になった人のしこりは、良性のし こりと考えても良いものなのでしょうか。

鈴木教授
ありがとうございます。
その通りでございまして、実際に、明らかに、これは悪性だ、大変 だ、急がなくてはいけないというものは現在の検査ではございません。
通常の診療でも良性と思われていても、成人の場合、細胞診をして 確かめるということがございます。
極めて小さいものは通常の診療でもやっていない訳で、この場合、 ほぼ良性と考えられるものも、ある程度の基準を超えたものは見まし ょうということで、確かめるだけ、経過を診るだけなどがございます。
二次検査でも、もう一度超音波、採血をしただけで、細胞診をしな くても十分に大丈夫だろうという人が多数ここに含まれているという ことで、これはイコール悪性ということではなく、良性で再検査する というようなニュアンスでとらえていただきたいと思います


http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/6486.pdf
第 6 回福島県「県民健康管理調査」検討委員会議事録 :平成 24 年 4 月 26 日
10ページ
明石委員
これだけ小さい子どもを対象として超音波検査をやると、今まで以上にいろんなことが わかってくるのかなと思っていたのですが、2005 年の国立がんセンターのがん罹患率の調 査ですと、小児の甲状腺がんはだいたい 10 歳から 14 歳で、10 万人で 0.1、15 歳から 19 歳で 0.6 と非常に小さい数値になんですが、今回は 3 万 8 千人ということで C 判定が 0 と いうことですけれども、ここは先生実際にあたられていて、だいたいこんな感じなのかな という感じでしょうか、それとも想定外の感じでしょうか。

鈴木オブザーバー
先生、ありがとうございます。
先生が仰るとおりで、100 万人に 1 人ぐらいしか今まではがんは見つかっていません。ま だ 100 万という数字には至っていませんが、非常に疑わしいものが多数出ているという状 況は全くございませんので、概ね安心していい、通常の状況ではないかと感じています


http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/6484.pdf
第 7 回福島県「県民健康管理調査」検討委員会議事録 :平成 24 年 6 月 12 日

特に記載すべきこと無し


http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/6482.pdf
第8回福島県「県民健康管理調査」検討委員会議事録平成 24 年 9 月 11 日
ページ11
残りの 14 名には細胞診を施行しまして、13 名が良性、1 名が甲状腺がんでありました。現在、二次検査の延べ人数としては 118 名となっており ます。


鈴木オブザーバー
ありがとうございます。B 判定の方に対しては、なるべく早くということはあります が、本当に急がなければならない人に対しては、C 判定にしております。今回、結果的 に 1 名出ましたけれど、適切に B 判定ということで、それなりに急ぎながらも利便性 を図って、検査をしていきたい。そして、急ぐ方は、C 判定という項目を設けておりま すので、医学的に急がなければならないという方は C 判定ということで対応したいと 思っています。

山下委員
その他、よろしいでしょうか。児玉先生どうぞ。

児玉委員

1 名、甲状腺がんのケースが見つかったということですが、チェルノブイリで甲状腺
がんが多発したことを住民の方々はご存じだと思うので、この件には関心をもたれると 思います。放射線被ばくとの関連性という点ではどのようにお考えでしょうか。


鈴木オブザーバー
ありがとうございます。我々は、この検査を始めるにあたって今までの広島・長崎の データ、チェルノブイリのデータ、そういうものと福島を比較してこの検査を開始しま した。少なくても我々が今、知り得る範囲では、広島・長崎のような高い外部被ばく線 量を受けている人もいない、また、食品の制限も含めてチェルノブイリの時に起こった ような高い内部被ばくも福島県では起こっていないということを踏まえて、それでもこ の検査を実施しているというのは、放射線の影響によって明らかな甲状腺がんが発症す る期間がチェルノブイリであれば最短 4 年だということを踏まえると、科学的にはそれ より早く発症することは極めてまれであろうということを想定して、検査を行っていま す。今、福島の人たちは、こういう事故がなければこんなに詳しく甲状腺を見られるこ とも無かったわけですが、詳しく甲状腺の状態を知っていただいて、今の状態を把握す るということですので、あくまでもその範疇に入るのだと判断しています。

 

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