http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/602.html
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母親の死をテーマにした異色の絵本が大ヒットしているという。
「ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本 のぶみ著)」 (Amazon)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%81%8C%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%91%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%A3%E3%81%9F-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E3%81%AE%E5%89%B5%E4%BD%9C%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E3%81%AE%E3%81%B6%E3%81%BF/dp/4061332678
-------(アマゾン内容紹介 引用ここから)--------
ママは、くるまに ぶつかって、おばけに なりました。
「あたし、しんじゃったの? もう! しぬ ときまで おっちょこちょいなんだから!」
とつぜん、〃おばけ〃になってしまったママ。
いちばん心配なのは、4歳になる息子のかんたろうのことです。
よる、12時をすぎると、かんたろうの部屋に現れて……。
生まれてきてよかったこと。
いいところも、ダメなところも、かぞえきれないくらいの「好き」でいっぱい。
ママは、これから生きていくかんたろうを励ましながら、じっくりと話をします。
かんたろうも、ママへの思いを伝えながら、ちゃんと前を向いていきます。
おもわずクスッとわらってしまう、でも、ホロリときてしまう。
「このこ、わたしがいなくなったら、どうなっちゃうの?」
親子なら誰で抱いている大切な気持ちが、ぎゅっと詰まった絵本です。
-------(引用ここまで)--------
この作品は子どもには敬遠されるが、母親に人気があるようだ。
賛否両論があり、心にぐっときた、感動したという意見もあれば、ただのお涙頂戴もの、
親の自己満足という批判もある。
最近ツイッターを見ると、小さい子どもを残しながら30-40代で亡くなる人の報告が増えている。
本人はとても死にきれなかったろう、残された幼い子どもはどうなるのか、というツイートを見て、
何ともやりきれない思いになる。
作者ののぶみ氏によると、編集者と自分とで絵本を創作するのが普通だが、この作品は、
多くの人の意見を取り込んでつくったとのこと。
作者はとくに意識しなかったかも知れないが、多くの人が亡くなり始めている状況が
この作品に大きな影響を与えている可能性がある。
読者も、身のまわりで訃報が増えて、子どもが成人するまで自分は生きられないのではないかと
不安を感じている人が多いのではないか。
すでに深刻な体調不良を抱えて、とても長生きできないと思っている人も少なくない。
これは単なる絵本ではなく、たとえ親が死んでもしっかり一人で生きなさい、という自立をうながす
子どもへのメッセージなのだ。
あえて子どもを親の死に直面させる絵本は異様だが、大ヒットの背景には、いつ親を失うとも
わからない悲しい切迫した現実があるのだ。
出版社が、長年、反原発関連書籍を出版してきた講談社であるのも意味深だ。
被ばくで親との死別を子どもに強いる原発に対する静かな抗議が込められていると思えなくもない。
そういえば、1年半ほど前に、幼い娘たちを残して両親ががんで亡くなるという実話を元にした
TBSのドラマが放映された。
これも、こういった家族の不幸はこれから当たり前のように起きますよ、という予告だろう。
親が亡くなっても困るが、放射能被ばくに無頓着でいると、子どもまでも深刻な健康被害を受け、
ママどころか「一家全員がおばけになっちゃった」ということになりかねない。
恐ろしい時代になったものである。
汚染のひどい地域からは移住し、汚染食品は食べないよう、くれぐれも内部被ばくに
気をつけていただきたい。
(関連情報)
「Amazonランキング1位!『ママが死んじゃう絵本』なのにママたちから大人気のわけ」
(QREATORS)
http://qreators.jp/content/134
「『ママがおばけになっちゃった!』に対する息子の批判がまっとうすぎる」
(仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長 2015/10/1)
http://monyakata.hatenadiary.jp/entry/20151001/1443626648
「TBS木曜ドラマ 『ママとパパが生きる理由』」 (拙稿 2014/11/22)
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/286.html
「原発事故満5年目の真実 体調不良で死ぬかも、とても長生きできない、と訴える人が急増中」
(拙稿 2016/3/11)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/250.html
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